沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。
これを心理学では「自己効力感」と言います。
今回はケンタッキーの創業者であるカーネル・サンダースの名言から、「やりたい!!」と思ったときに触れたい名言をご紹介していきます。
数々の「やりたい」を実現してきたカーネル・サンダースの言葉から勇気をもらいましょう。
★できる!で自己効力感を高めよう
人は「できる」とか「したい」と思う分だけ実現できるものだ
ケンタッキーを創業したカーネル・サンダースは自分の天職が見つからずに悩み、農夫、鉄道員、弁護士、保険外交員、セールスマンと職を転々としました。
元々正義感がとても強いカーネルは会社といつも揉め事を起こしては解雇されるか、辞職に追い込まれていたのです。
「ほかの人に最高のサービスをする」というのを生涯のモットーとして、30歳にして独立し、ガソリンスタンドの経営を始めました。
皆さんは何かを「やってみたい」「できたらいいな」と思うことは多いと思いますが、心の底から「できる!!」と自信を持って言っていますか?
「できたらいいと思うんですが・・・」「やってみたいと思ってはいるのですが・・・」と逃げの言葉を発していませんか?
カーネルはそんな曖昧な言葉ではなく「できる」「やりたい」という言葉を持って自分の人生を生き抜いてきました。
「自己効力感」というのは、自分で口に出すことで更に高まっていきます。
できるか不安なことでも「できる」と強く口に出していることで、自己効力感が高まり、達成できるようになっていくでしょう。
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★やるなら最善を尽くせ!!
私にはたった二つのルールしかなかった。
できることはすべてやれ。
やるなら最善を尽くせ。
これが何かを達成する感覚をつかむ唯一の道だ。
ガソリンスタンドの経営を始めたカーネルを襲ったのは世界的な大恐慌でした。
ガソリンスタンドの閉店を余儀なくさせられたカーネルでしたが、場所を変え空腹のドライバーに食事を提供してはどうかと思い立ち、ドライバー向けのレストランを立ち上げ、大人気店に成長します。
カーネルはガソリンスタンドの経営でも「ほかの人に最高のサービスを提供する」という信念に基づいて、空腹のドライバー向けのレストランの可能性を見出したのだと思います。
そして、ガソリンスタンド閉店を経験してもなお、最善を尽くすという信念を曲げなかったからこそレストランでの成功に結び付いたのでしょう。
私達も、「適当にやって失敗した」と「最善を尽くして失敗した」では後者のほうが次につながる失敗と言えます。
上手くいかなそうだから、もう手を抜いてもいいやという気持ちでやっていてはいつまでたっても達成の糸口は見えません。
「やるなら最善を尽くせ」良い言葉ですね。
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★心からの「やろう」を見つける
私がやったことなど、誰にもできる事だ。
ポイントはただ一つ。心から『やろう』と思ったかどうかである。
心が思わないことは、絶対に実現できない。
大成功を収めたかに見えたレストランも、家事という不幸のため全焼し、倒産してしまいます。
意気消沈したカーネルでしたが、とりわけ評判が高かったフライドチキンのレシピをレストランに伝授してはどうかというアイデアが頭に閃くと、居ても立っても居られなくなります。
その当時65歳という高齢にも関わらず、車中泊をしながら1000軒以上のレストランを駆けずり回って、契約を徐々に拡大し、ついにケンタッキーフライドチキンをフランチャイズ経営して、大成功を収めたのです。
カーネルは心から「フライドチキンを広める」という想いで、65歳という年齢にも関わらず奮闘したのだと思います。
それを突き動かしたのこそ心です。
人を動かすものは感情、心なんだというのを改めて感じる名言です。
どんなに素晴らしいアイディアでも、自分が「やりたい」と思わなくては、行動もそれだけのものになってしまいます。
自分が心から「やろう」と思うものこそ大きな成功を収めることができるものなんですね。
カーネル・サンダースは今のケンタッキーフライドチキンを作るまでに数々の苦難を乗り越えて、今に至りました。
「やりたい」という強い思いを、カーネルから学びましょう。
(参考)
江澤隆志「名言に学ぶ成功の条件」2016年(洋泉社)
(写真引用)
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