★人の印象はどうやって決まる?
環境が新しくなると、人間関係も一新されますよね?
皆さん新しい環境での人間関係はどうですか?
もしかしたら、初対面、最初の挨拶でミスってしまい、悪い印象が学校内や社内に根付いてしまって困っている…なんて方もいるかもしれません。
人の印象を変えるのは難しいと言われている為、「絶対あの人に〇〇な奴だと思われてる」なんていう風に、自分が望まないイメージが定着してしまっている方もいるでしょう。
ではそもそも人の印象ってどうやって決まるのでしょうか?
心理学では第一印象のことを「初頭効果」と言って、最初に会った千分の数秒で相手の印象が決まってしまうと言われているようです。
しかも、びっくりすることに、この最初についた第一印象はなにか大きなきっかけがない限り半年間も続くと言われているようです。
第一印象が半年も続くなんてびっくりですよね。
第一印象ってすごく大切だということがわかりますね。
逆に言えば、この第一印象を上手くコントロールしてしまえば、そのあとの人間関係の築きからも随分楽になりそうですね。
このコントロール方法は最後にご紹介しますね!
★悪い印象を良い印象に変える方法
では第一印象で失敗してしまった方はどうしたらいいのか…
「え、半年間我慢しなくてはいけないの?」と心配になりますよね。
安心してください。
「コントラスト効果」を使うことで、悪い印象を良い印象に変えることが出来ます。
悪い印象を良い印象に変えるためには、悪い印象を覆すような良い印象を与えることが大切な気がしますよね。
しかし、そんな良い印象を与えるのってすごく難しいことなんです。
ではどうすればいいのか、具体的に2つのパターンで想像してみてください。
①電車の中でスーツを着た誠実そうな人が、電車でお年寄りに席を譲ってあげている
②電車の中でサングラスをかけて、いかにも怖そう人が、電車でお年寄りに席を譲ってあげている
どちらが、感動しますか?
勿論どちらも「優しい人だな」と感じると思います。
しかし、より意外性が高くて感動するのは2番ではないでしょうか。
このように「意外性」つまり「ギャップ」と言われるようなものを与えることでより、悪い印象を良い印象に変えることを「コントラスト効果」と言います。
コントラスト効果は私達の生活のあらゆるところに溢れています。
例えば、10キロの荷物を持った後に3キロの荷物を持つと、普通に3キロの荷物を持つよりも軽く感じるのもその1つです。
【コントラスト効果を使って悪い印象を良い印象に変えるステップ】
①自分がどんな印象を持たれているかを分析する
ex.怖そうだと思われている、無愛想だと思われている、まじめだと思われている
②自分がどう思われたいか、自分のアピールポイントを考える
ex.男性なのに料理が得意、もっと親しみやすい人だと思われたい
③ギャップを発揮する
ex.得意分野で頼りになるところを見せる、ちょっとだけ頑張って笑顔を見せる
★そもそも最初から良い印象を与えるには
コントラスト効果で第一印象も覆せることが分かったと思いますが、一番大切なのは最初から良い印象を与えることですよね。
では、どうやって第一印象が良いものになるでしょうか。
先程もご説明したように、「初頭効果」というものによって、初めて会ってから数秒で相手に与える印象というのが決まります。
では、この印象というのは何に左右されるかというと、「外見」です。
「え、結局外見なの?」と思うかもしれませんが、そうなんです!
例えば、ホームレスのような恰好をした人と、高級スーツを身につけた人に初めて会ったとしたらどうでしょう。
全然違う印象を抱きますよね。
このように私たちはは外観や、容姿、格好と言った目に付きやすい特徴だけで、人間の評価を大きく変えてしまうのです。
これを心理学では「ハロー効果」と言います。
なので、初対面の時は特にこのハロー効果を意識して、自分を作ってみましょう。
【例】
- 女性らしいと思われたい・・・かわいらしいスカートやワンピース
- 仕事がデキル女性だと思われたい・・・パンツスーツ
- 優しい男性だと思われたい・・・シンプルな洋服を身につける
- 面白い人だと思われたい・・・明るい色の服装を切る
- 真面目な人だと思われたい・・・眼鏡をかける
第一印象って「話をした印象」と思われてがちですが、第一印象というのは数秒の見た目で決まってしまうということです。
なので、「私話下手だから」と思っている方は、少し明るめの色の服を着て、背筋をスッと伸ばし、ただニコニコてみましょう。
「この人親しみやすそうだな」という第一印象を与えることが出来ますね。
人間関係を保ちつつ、いい仕事をするために心理学はとても力になってくれます。
こういったテクニックは頭で理解するだけでなく、実践例や注意点を参考にして、自分でやってみることが大切です。
良い印象は良い関係へ!
(参考)
Daigo 「最高の結果を出す 心理交渉術」 2016年(徳間書店)
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