沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。
これを心理学では「自己効力感」と言います。
今回は映画化もされて大ブームの「帝一の國」から困難にぶち当たった時に触れたい名言をご紹介していきます。
生徒会長になるために熾烈な争いを繰り広げる中にも、大切な名言が沢山隠れていますよ。
★迷った時こそ原点に返ってシンプルに
「帝一の國」第3巻より引用
難問に直面し万策尽きた時は
一番シンプルな方法を己に
問うてみなさい
草壁先輩を候補者から外すために、色々な策を講じてきた帝一ですが、どれもうまくいきません。
どうしようかと悩んでいた時に、父の毘沙門天が答えた名言です。
この名言を聞いた帝一はありのままの情報を使って、先輩を候補者から外すことが出来たのです。
皆さんも仕事で困ったことや、上手くいかないことにぶち当たった時は、手当たり次第に色々な方法を試してみることでしょう。
そして、段々と試しているうちに難題の目的を忘れてしまうことが良くあります。
「一周回って元の位置に戻る」というように、迷った時こそ「何のためにやっているのか?」という原点に立ち返ることが大切ですね。
会社ではこれを「ミッション」と呼びますし、個人では「ミッションステートメント」なんていいます。
迷ったときに立ち戻れるミッションを見えるところに置いてみてはいかがですか?
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★「しなければならない!」ではなく「したい」を大事に
「帝一の國」第3巻より引用
”しなければならない”ではない!
”したい”または”させていただきたい”だ!
”しなければならない”などという気持ちは見透かされるぞ!
そんな甘い考えで 海帝生徒会長になれるか!
「生徒会長になるためにどうすればいいかわかっているか?」という父の問いに対して、「しなければなりません!」という返事を返した帝一。
そんな帝一の甘い考えに、喝を入れた父の名言です。
この「〇〇やらないといけない」という言葉は時に「やらされ感」という言葉でも表される言葉ですね。
皆さんも聞いたことありませんか?
なぜやらされ感を感じるかというと、それをやることに対する、自分自身のメリットが明らかになっていないからです。
「本当はやりたくないのに〇〇しないといけない」
「ほかの人の仕事だけど〇〇しないといけない」
「どうせ失敗するのに〇〇しないといけない」
こんな前置詞を心の中で感じている時は、「やらされ感」を感じて、上手くいかにことが多いです。
「こんなメリットがあるから〇〇したい」
「やらないとこんなデメリットがあるから○○したい」
「将来こうなるチャンスがあるから〇〇したい」
このように自分で自分に対して動機付けをしてみましょう。
モチベーションも上がって、良いアイディアがどんどん溢れてくるかもしれません。
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★周りの人間は見ている
「帝一の國」第9巻
僕はあなたの理念や理想の話を聞いたことがない…!
あなたが語るのはいつも票数の話ばかりだ!
理想のない指導者は
組織を駄目にするだけだ!
新一年生裕次郎を何とか傘下に入れたい帝一は裕次郎に、傘下に入るよう何度も交渉するが、裕次郎のこの一言で決裂してしまいます。
ドキッとするような名言ですね。
リーダーの皆さんはちょっと「ドキッ」としたのではないでしょうか?
例えば営業を行っている皆さん。
仕事なので勿論結果が求められる仕事ですよね。
しかし、自分たちのチームはどんな信念を持って活動しているか、チーム全員で共有していますか?
信念や目的を共有していれば、どんな困難でも乗り越えていけそうですね。
「帝一の國」はギャグ漫画の中にも、政治の問題や、困難に立ち向かう姿勢など沢山の気付きを与えてくれます。
困った時にはぜひ一度読んでみてはいかがですか?
(参考)
古屋兎丸「帝一の國」(集英社)
「やらされ感」を生み出す4つの意識レベルと脱出法 ビジネス心理学
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