★文化の日の由来
皆さん11月3日は何の日かご存知ですか?
そう「文化の日」です。
文化の日というとどんなイメージがありますか?
学生の頃は、文化祭などを行う学校が多くあったと思いますが、大人になると「文化の日って何をする日なんだ?」と疑問に思いますよね。
今回は文化の日の由来、そして各地のイベント情報、そして文化の日の過ごし方をご紹介していきます。
そもそも文化の日というのは、明治天皇の誕生日で、日本国憲法の公布日です。
1946年(昭和21年)に日本国憲法が公布された日であり、日本国憲法が平和と文化を重視していることから、1948年(昭和23年)に公布された祝日法で「文化の日」と定められたようです。
「あれ?憲法記念日ってあったよな…」と思われて方もいるでしょう。
憲法記念日は実際に日本国憲法が施行された日のことを指すようです。
このように文化の日は、日本の文化に触れてほしいという願いを込めて作られた祝日だと認識できます。
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★文化の日の各地のイベント情報
そんな「日本の文化に触れてほしい」という目的の文化の日には、各地で様々なイベントが行われています。
その中でも特に多いのが、美術館や科学館の無料開放です。
全国各地の無料開放される美術館を一部紹介すると以下の通りです。
(東京)国立西洋美術館 |
(札幌)本郷新記念札幌彫刻美術館 |
(神奈川)神奈川県立近代美術館 |
(千葉)千葉県立美術館 |
(広島)海の見える社美術館 公式HP http://www.umam.jp/ |
全国各地で無料で見学できる美術館があるのですね。
普段芸術なんかに興味がないという方も、せっかくの文化の日なので一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
次の章では、美術館に行くことが心に良い効果をもたらすということについて解説していきます。
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★美術館がもたらすストレス発散の効果
では、美術館に行くことでどんな効果があるのでしょうか?
実は美術や芸術に触れることが脳や心に大きな効果をもたらすということが実験でも明らかになっています。
ストレス発散・癒し効果
ウエストミンスター大学の研究では、参加者に対して、美術館で一定時間絵画を鑑賞してもらったのち、体感するストレスがどう変化したかを回答してもらったところ、35分間の美術館での芸術鑑賞ののち、参加者はストレスの軽減があったと回答したそうです。
そして、実際にストレスホルモンとして知られるコルチゾールが少なくなっていたそうです。
また、メナード美術館でも美術鑑賞とストレス関係を実感するために、内容の異なる3つの展覧会に来館されたお客様を対象に、作品鑑賞の前後に唾液中のストレスホルモンを測定しました。
その結果、いずれの展覧会でも、鑑賞後には唾液中のコルチゾールが低下し、ストレスが癒されたということが明らかになったようです。
さらにアンケートにおける心理分析でも「心理ストレス感」と「否定的感情」の項目が減少し、心理的にも癒されたという結果を得ました。
脳の活性化
海外の美術館では、アルツハイマーの方を美術館に連れて行ったところ、作品の中に入り込んで『ここは私の家よ』などと、どんどん話し出したという事例があるそうです。
作品が脳を活性化させたことによって、忘れていたことを思い出したと言えるそうです。
自分を認識する効果
芸術に触れるということは、どこかで自分と当てはめてその作品を見ることに繋がります。
そして、今の自分の現状によって興味を持つ作品も違ってきます。
昔見たことがある、芸術作品が、今見ると全く違う感情が沸き起こってくるなんてことも多いです。
自分を再認識するきっかけにもなるようです。
「私は芸術なんてわからないから」とつい美術館を敬遠してしまっている方も、この文化の日をきかっけに一度足を運んでみてはいかがですか?
日頃のストレスが発散でき、新しい自分の発見になるかもしれませんよ。
(参考)
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