沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。
これを心理学では「自己効力感」と言います。
今回は青春漫画、そして恋愛漫画としても人気の「ハチミツとクローバー」から人生に迷った時に触れたい名言をご紹介していきます。
美術大学に通うキャラクターたちと共に、自分の進むべき道を探してみましょう。
★どうしていいかわからない時こそ手を動かす
答えが出んときは だまって手を動かすのが一番じゃ
家で頭を抱えても 誰かに答えをたずねても
わからん時には わからんものじゃ
じゃが不思議なもんで 一心不乱に手を動かし続ければ
出来上がった100枚の皿の上に 答えがのってる事もあるんじゃ
精進しなされ
「ハチミツとクローバー」第6巻より引用
真山に片思い中の山田さんは、自分の心の嫌な部分を指摘され悩み、いつの間にか必要以上の湯呑を作ってしまっていました。
そんな山田さんをみて、師匠が言った名言です。
生きていく中で、どうすればいいのかわからなくなってしまう時は誰にもあると思います。
誰かに相談しても納得する答えがでない、一人で考えても堂々巡りになってしまう。
皆さんはそんな経験ありませんか?
そんな時は、考えるのではなく、まずは何かを一心不乱に行動し続けてみるということが大切だと言っていますね。
例えばスポーツなどでスランプなどに陥った時に、スランプの中で逃げ出さずにずっと練習を全力でやり続けたら、以前よりもうまくなったなんてこともありますよね。
人間はこれだけやったという自信を持つことで、悩んでいたことに対する向き合い方が変わってきたりします。
迷って、どれだけ考えてもわからない時は、とりあえず何かを一心不乱にやってみるというのも一つの手かもしれませんね。
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★悩んだら目的地から考えよう
就職活動が始まっても
オレはただ うろうろと迷ってばかりで
でも気づいたんだ なぜ迷うか
地図がないからじゃない
オレに無いのは 目的地なんだ
「ハチミツとクローバー」第6巻より引用
就職活動で自分が何をしたいのかわからず、上手くいかない日々を過ごす竹本君。
そんな彼が自分には「何をしたいがなかった」ということに気付き、自分が作った目的のない塔のオブジェを壊してしまうシーンの名言です。
何をすればいいかわからず、悩んでいるときは総じて何のために悩んでいるのかを見失っている可能性があります。
「7つの習慣」の著者であるスティーブン・R・コヴィーは第2の習慣で「終わりを思い描くことから始める」と述べています。
自分にとって本当に大事なものを知り、それを頭の中で植え付け、そのイメージ通りになるように日々生活していけば、私たちの人生はまるで違ったものになるはずだ。
「完訳7つの習慣 人格主義の回復」
終わりというのは、ここだけは譲れないという自分の理念みたいなものでしょう。
もし迷ったら、死ぬときにどう思われたいかと言うことを考えてみましょう。
きっと自分の本質が見え、迷いが解消されていくでしょう。
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★大事なのは何を選ぶかではなく「言い訳」しないこと
はぐは「自分がどれだけ進めたか」を自分で見極めたいんだよ
でも「どれだけ進めたかどうか」は
自分以外の世界にぶつけて その反響で計る方法もある
(省略)
それはどっちも正しいんだ
大事なのは どっちの道を選んでも
それを「言い訳」にしないことだよ
「ハチミツとクローバー」第6巻より引用
はぐちゃんが、周りの大人たちが求める絵を描くことと、自分が描きたい絵を描くことで悩んでいた時に、修ちゃんが言ったセリフです。
このセリフを聞いて、またはぐちゃんは自分の進みたい方向を再認識していきます。
では、いざ道を選んだとしましょう。
「本当にこの道で良かったのかな」「あっちの道の方が良かったかな?」
どっちの道を選んでも、片方の道に未練が残ってしまうかもしれません。
そんな時は、自分の選んだ道を信じることが大切です。
そして「自分がこうしたいと思ったから選んだ!」と周りの人に声に出して宣言してみて下さい。
声に出すということは心理学的にも、自己効力感といっていいセルフイメージをもたらすということがわかっています。
選んだ方に言い訳しないでいることで、選んだ道が本当に正しい道に変わるでしょう。
はちみつとクローバーには、人生、恋愛、青春など沢山の場面で心打たれる名言が沢山あります。
是非読んでみて下さい。
(参考)
羽海野チカ「はちみつとクローバー」
スティーブン・R・コヴィー「完訳7つの習慣 人格主義の回復」2015年(キングベアー出版)
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