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★あなたの会話は本当に弾んでいますか?
入学式、入社式など春は新しい出会いの季節ですね。
学校や、会社などで初めて会う人と話すこともとても多いと思います。
そんな中、「私人見知りだから…」「私話下手だから…」と、人と話すことを避けて通りたいと思っている方もいるのでしはないでしょうか?
今回はどんな人でも会話を弾ませることができる、会話が弾む話題と話し方をご紹介していきます。
まず、あなたの普段の会話を思い出してみましょう。
こんな会話になってはいませんか?
(友人) 聞いて!昨日最近表参道にできたパンケーキ屋さん行ったの~!
(あなた) それって横浜にもあるよね?
(友人) そうね!
(あなた) お店混んでた?
(友人) そうねー。
(あなた) やっぱりあの有名な生クリームたっぷりのケーキを頼んだの?
(友人) そうそう!
と、あなたは会話を盛り上げようと沢山質問をしているつもりですが、友人の返答は「そうね!」と短いですよね。
会話が楽しいと感じる時は、話題を通してお互いの気持ちを伝え合っていることが大切なんです。
短い返事でも、感情がこもっていたり、笑顔だったりするだけでも会話は広がっていきます。
例題の場合は、せっかくの良い話題を相手が出してくれたのにも関わらず、感情移入せずに「会話を広げないと…」という気持ちだけで質問をしてしまっているのでうまくいってないのですね。
会話をするときは誰もが「自分の気持ちをわかってほしい」と思って話をしています。
ですので、その気持ちに気付いてあげることが大切です。
「自分の気持ちをわかってくれた!」と相手が感じることで、さらに相手が話を広げてくれるはずです。
(友人) 聞いて!昨日最近表参道にできたパンケーキ屋さん行ったの~!
(あなた) え!すごい~!いいな~!
(友人) そうなの!ずっと食べたかったから行けてうれしいー!
(あなた) ずっと行きたかったんだ!行ってみてどうだった?
(友人) クリームたっぷりですごくおいしかったよ~!
(あなた) わー!凄く美味しそうだね!
(友人) うん!しかも、そのお店にねあの有名モデルのAちゃんも来てたの!
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★会話が弾む話題と話し方とは
では、話題がない状態で会話を広げるにはどうしたらいいでしょうか?
「私面白いネタとか持ってないし…」「私、毎日仕事ばっかで提供できる話題がないの…」とお悩みの方もいると思います。
でも安心してください。
そんな大層なネタは会話を弾ませるためには必要なかったんです。
話が弾みやすいネタをいくつか紹介していきますね。
①ちょっと恥ずかしい、悔しいと思ったこと
話が弾む話題と考えると、どうしても大きなエピソードを言わないとと思われがちですが、実は日常で「ちょっとだけ気持ちが揺れ動いた瞬間」の話が相手にも共感されやすく、話も弾みやすいです。
例えば「自動販売機で100円多くおつりが出て嬉しかった」「レジでよくイケメン店員さんのところに並んでしまうミーハー心」「満員電車で隣の人が寄りかかってきてムッとした」など、日常生活でちょっとだけ心の変化を感じたことを話題にしてみましょう。
こういった話題は、自分の気持ちもオープンにする話題なので、相手があなたに親近感を抱きやすくなり「私も~!」と会話が弾みやすくなります。
②何もしていない時間
「私は仕事に行って、休日は寝るだけだし、何も話題なんかない」という方は、何もしていない時間を話題にしてみましょう。
「え!?そんなの何も面白くないし、すぐ話終わっちゃう」と思っても大丈夫です。
なぜなら人の暮らしは千差万別で、自分には当たり前だと思えることでも、他の人からすると意外性あふれる話に聞こえて、話題のネタになるんですね。
【悪い例】
(相手) 休みの日は何してたの?
(あなた) ずっと家にいて、なにもしてないよ
・・・会話終了・・・
【良い例】
(相手) 休みの日は何してたの?
(あなた) ずっと家にいたよ、ご飯を食べるのも面倒で、水だけで夕方までゴロゴロしてたよ
(相手) えーそんなに長く食べなかったの?
(あなた) そうなの、毎週日曜日はそんな感じなの。昼間に寝すぎるから、夜全く眠れないんだよね。
(相手) そうよね、昼沢山ねると夜寝れないよね。では今日は寝不足?
③お天気ネタ
「え!天気の話題なんて、話盛り上がらないよ」と驚く方もいると思います。
しかし、天気の話というのは、誰にとっても共通して、気軽に話せる話題です。
天気の話で盛り上がるネタをいくつか挙げてみますね。
「降水確率何%から傘を持っていきますか?」
「どのくらいなら濡れてもOKですか?」
「晴れているとどんな気分になりますか?お出かけ?掃除?」
「梅雨の時は、どんなことが困りますか?湿気とか」
など、ただ「今日は晴れてますね」「今週は雨みたいですね」に+α付け加えるだけで、天気の話も話の弾むネタになるんですね。
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★会話が途切れそう…そんな時のテクニック
会話が弾んでいた時にふと、会話が途切れてしまい、「・・・」と何とも言えない間ができてしまうこともありますよね。
そんな時を打開するためのポイントをご紹介します。
①「天気とカレンダー」+「自分の気持ち」
また出てきました「天気」「カレンダー」の話です。
つまり万能薬ですね。
これも先程と同じで「今日は雨ですね」「あとちょっとで4月も終わりですね」だけではありません。
それに付け加えてちょっとだけ自分の気持ちを伝えてみましょう。
前の章でいう、ちょっと恥ずかしい、ちょっとした怒りです。
【例】
(あなた) 今日は雨ですね。雨が降るといつも長靴が欲しいと思うのですが、つい忘れていまうんですよね。
(相手) わかります。雨が降ってから後悔しますよね。
(あなた) え?〇〇さんも同じですか?
(相手) はい、私なんかそれを思ってもう5年もたっていますよ
このように、自分が少しだけ天気やカレンダーに対しての気持ちを伝えるだけで、相手に向けて「もっとあなたと話がしたいんだ」という意思表示にもなります。
特に、あなたの失敗エピソードを入れると、相手も共感して距離を縮めてくれますよ。
②ねぎらいの言葉をかける
ねぎらいの言葉とはどんな言葉だと思いますか?
それは「相手の苦労や困っていることに対して目を向け、労わる」ということです。
ねぎらいの言葉というと、どうしても上司から部下にかけるものだと思われがちですが、どんな人にも困っていることってありますよね。
だからこそ、このねぎらいの言葉(〇〇でしょうね)はどんな相手にも使える魔法の言葉なんです。
【例】
「外はすごく暑かったでしょうね」
「やはり、課長になるとご苦労も沢山あるんでしょうね」
「なれない仕事だと、緊張することも多いだろうね」
ねぎらいの言葉をかけることによって「この人話しやすい人だな」「良く見てくれてる人だな」と相手に良い印象を与えることができます。
面白い話をできる人=会話を弾ませる人と思っていた方、知らない人と会話が続かなくて困っていた方は、是非明日から実行してみましょう。
(参考)
野口敏「マンガでわかる!誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方」2017年(すばる舎)
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