「カーネギーの人を動かすで未来を変えよう!」遅刻する部下に困っている人方へ

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D・カーネギーの「人を動かす」には、周囲への影響力を高めて、味方を増やすための方法論が整理されています。

「人を動かす」の「人」には顧客、従業員、同僚、上司、親、子、友人・・・とあらゆる人間関係に属する「人」が入ります。

しかし、本当に重要なのは「自分」という「人」がまず動くこと。

今回は言うことを聞かない部下に困っている方へ、相手を理解することで未来を変える方法を見ていきましょう。

 

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★そもそも自分が正しいと思っている人がほとんど

 

まずは、今の自分の現状に当てはまることがあるかを見てみましょう。

部下に何回注意しても全然直らない

部下がなぜあんなことするのか理解できない

この部下なにがそんなに不満なんだ?と思うことがある

部下から中々返信メールが返ってこなくて困ってる

部下が言われたことちゃんとやってくれない

部下の言葉遣いが気に食わない

どうですか?

仕事中に部下に対してこうやって思ってしまうことってありますか?

自分の部下にに対して、「こうやって動いてほしいのに動いてくれない。」というように、部下の「間違った言動」に不満を感じている人はとても多いですよね。

こういった間違った言動というのは、注意しても直らないことがほとんどのようです。

なぜかというと、D・カーネギーによれば、間違っている人たちにとってそれが間違った言動だとは思っていないからだったんですね。

本人たちからしたらそれは「正しい」ことなので、注意されることがおかしいということだったのです。

他人のあら探しは、なんの役にも立たない。

相手はすぐさま防御体制をしいて、なんとか自分を正当化しようとするだろう。

それに自尊心を傷つけられた相手は、結局、反抗心を起こすことになり、まことに危険である。

『人を動かす』D・カーネギー P.14

 

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★相手を理解して未来を変えよう!

 

カーネギーは人を動かすためには、相手の立場にたって、相手の気持ちを考えることが重要だと述べています。

カーネギーは人を上手に操縦するためには3つの原則があると言っています。

 

①相手を攻撃して従わせようとしてはならない

批判や苦情を言っても望む結果は得られません。

むしろ相手を嫌な気持ちにさせ、反抗心を生み出してしまいます。

相手の立場や考え方を理解することで、相手を許せるようになるでしょう。

 

②「重要な存在でいたい」気持ちを満たしてあげる

人は誰しも「重要な存在でありたい」つまり「大切にされたい」「他人に認められたい」という気持ちを持っています。

この気持ちを満たすために、心からの賞賛が大切です。

 

③強い欲求を起こさせ、それを満たす方法を教える

ある行動を引き出したいなら、それによって生じる相手の利益を話題にしましょう。

そしてそれを手に入れるための「方法」を助言してあげましょう。

 

人を非難する代わりに、相手を理解するように努めようではないか。

どういうわけで、相手がそんなことをしでかすに至ったか、よく考えてみようではないか。

・・・そうすれば、同情、寛容、好意もおのずと生れ出てくる。

全てを知れば、全て許すことになる。

『人を動かす』D・カーネギー P.32

 

相手を理解するためには、なぜそんな行動をしたのか?その人が大切だと思っていることは何なのか?をしっかり聞くようにし、それを認めてあげましょう。

そのうえで、相手の重要な存在でいたいという気持ちをしっかり満たしてあげることが大切ですね。

では具体的にどうやって、部下と接するべきなのかを見ていきましょう。

 

【遅刻が多いA君に悩まされている上司の場合】

(悪い例)

A君 「遅くなりました」

上司「また遅刻か!?何度言ったらわかるんだ」

A君「すみません、電車が遅れてしまって」

上司「そんなの言い訳だろ、社会人としての自覚が足りないのがいけないんだ!」

A君「でも電車が遅れてしまったのはしょうがないじゃないですか」

(良い例)

A君 「遅くなりました」

上司「なんで遅刻したんだ?」

A君「電車が遅れてしまいまして」

上司「A君は2時間以上かけて通っているから、確かに電車の遅れとかは大変かもしれないな」

A君「いえ、電車が遅れてもいいように、余裕をもって家を出ればいいのですが、それが今日はできなかったので」

上司「A君は遅刻することで、どんな影響があると思う?」

A君「周りの方へ迷惑がかかって、業務が止まってしまうかもしれません」

上司「信頼されて沢山の仕事と任せているA君だったら、なおさら遅刻は沢山の人ん迷惑をかけるよな」

A君「はい、本当に申し訳ありませんでした。次からは余裕をもって家を出るようにします。」

 

A君が家が遠い、そして遅刻に対する気持ちを理解して、A君が信頼されているという気持ちを伝えると、A君も遅刻をしたことに対して最初の例よりも罪悪感や申し訳なさを感じていますよね。

きっと次から遅刻はなくなるでしょう。

このように、相手の行動には理由があることを理解し、自分の行動を変えることで、その人との関係や未来を変えることができそうですね。

 

(参考)

「まんがでわかるD・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」2015年(宝島社)


まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」 (まんがでわかるシリーズ)

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