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★フィトケミカル(ファイトケミカル)ってなに???
フィトケミカル・・・
「最近よく聞く言葉だけど、あまり良くわからない…」
という方は多いのはないでしょうか?
フィトケミカルは、野菜や果物、豆類、芋類、海藻などの植物に含まれる化学成分でファイトケミカルとも呼ばれています。
ファイトとは英語の「ファイト(fight)」ではなく、ギリシャ語で「植物」という意味です。ケミカルは「化学物質」を示しています。
まず全体像から図で説明します。
最近こうした成分が注目を浴びています。
フィトケミカルには、強力な抗酸化作用を持つものが多く、アンチエイジング効果が期待されます。
他にも代謝促進、免疫力強化も期待されていて、フィトケミカルの種類は数千種類以上あると言われています。
このように、フィトケミカルは大きく5つに分類されています。
そもそもフィトケミカルとは、植物が紫外線や有害物質、害虫などの害から身を守るために作り出した色素や香り、辛味、苦味などに含まれる成分です。
「通常の身体機能維持には必須ではないが、健康に良い影響を与えるかもしれない化合物」がフィトケミカルだとされています。
ではポリフェノール、カロテノイド、香気成分(テルペン類)、硫黄化合物、多糖類はどんな効果や種類があるのでしょうか?
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★ポリフェノールってなに???
まず先ほどの振り返りですが、ポリフェノールは強力な抗酸化作用が特徴で、ほとんどが水溶性のため、摂取の3~4時間後には排泄されます。
構造的に説明すると、たくさんの(ポリ)フェノールという意味で、分子内にたくさんのフェノール性ヒドロキシ基を持つ植物成分の総称です(よくわからない人はスルーしてくださいね)。
ではポリフェノールにはどんなものがあるのでしょうか?
種類・働き・食品を全体像で理解していきましょう。
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★カロテノイドってなに???
次はカロテノイドです。
先ほどの振り返りですが、カロテノイドは強力な抗酸化作用が特徴で、天然の脂溶性色素ですカロテン類、キサントフィル類と大別されています。
構造的に説明すると、8個のイソプレン単位が結合して構成された、C40H56の基本骨格を持っているものです。(よくわからない人はスルーしてくださいね)。
ではカロテノイドにはどんなものがあるのでしょうか?
種類・働き・食品を全体像で理解していきましょう。
★香気成分(テルペン類)ってなに???
次は香気成分(テルペン類)です。
先ほどの振り返りですが、香気成分(テルペン類)は、植物の精油成分に多く含まれていて、抗酸化作用や免疫力強化などの働きがあるとされています。
構造的に説明すると、イソプレンを構成単位とする炭化水素で、炭素10個を基準として体系化されています(よくわからない人はスルーしてくださいね)。
では香気成分(テルペン類)にはどんなものがあるのでしょうか?
種類・働き・食品を全体像で理解していきましょう。
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★硫黄化合物ってなに???
さらに次に進めましょう。
次は硫黄化合物です。
先ほどの振り返りですが、硫黄化合物は、刺激のある香りが特徴で、強い殺菌効果があるため、食中毒予防や薬味として活用されます。
構造的に説明すると、有機化合物であるのは今までのフィトケミカルと変わりませんが、硫黄原子(S)が入っているのが特徴です(よくわからない人はスルーしてくださいね)。
では硫黄化合物にはどんなものがあるのでしょうか?
種類・働き・食品を全体像で理解していきましょう。
★多糖類ってなに???
長かったフィトケミカルも次で最後になります。
最後は多糖類です。
先ほどの振り返りですが、多糖類は、炭水化物の一種で、海藻やきのこ、根菜類に多く含まれます。ポリサッカロイド、ポリサッカライドとも呼ばれています。
構造的に説明すると、グリコシド結合に単糖分子が多数重合した物質の総称です(よくわからない人はスルーしてくださいね)。
では単糖類にはどんなものがあるのでしょうか?
種類・働き・食品を全体像で理解していきましょう。
「人間の体は食べたものからできている」
という言葉があるくらい、日頃摂取する食べ物は大切です。
今話題のフィトケミカルの働きを理解した上で、日頃の食生活を意識して変えていってみてくださいね。
(参考)足立香代子「栄養学の基本がまるごとわかる事典」2016年(西東社)
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