沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。
これを心理学では「自己効力感」と言います。
今回は今月の世界選手権で惜しくも怪我で棄権になりながらも、世界のトップ選手として君臨し続ける体操の内村航平選手の名言をご紹介致します。
団体戦の主将としても絶大な信頼を得る内村選手の思考を見ていきましょう。
★追いつけないほどの理想を持つ
自分の中の本当に追いつけないぐらいの理想を持って
それに一歩でも近づけるように
自分の中で努力するという感じです
内村選手の演技は世界各国からも「美しい」と称される演技です。
そんな内村選手は筋トレと呼ばれるものはほとんどしたことがないと言っています。
体操のことを常に考え、理想を高く持ち、体操で培った筋肉で演技をしているようです。
皆さんはリーダーとして自分自身が、とてつもない高い理想を持って努力していますか?
チームリーダーというのは誰よりも高い志を持ってチームの未来を見なければいけません。
なぜなら、チームの中にリーダー以上に高い志を持つ人なんて現れることはほとんどないからです。
チームが上手くまとまらない、いい結果を残すことが出来ない、と落ち込むこともあるかもしれません。
しかし、リーダーとしての理想を崩してしまっては、チームも停滞していく一方です。
改めてリーダーとしての責任を感じますね。
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★プレッシャーを感じないくらいの準備をしよう
僕は期待されるほどやる気も増して
応援してもらった分だけ演技で返そうという気が働きます
ですから、プレッシャーも全くありません
内村航平選手は2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオ五輪に出場し、個人総合2連覇を含む7つのメダル(金メダル3、銀メダル4)を獲得し、世界選手権でも個人総合6連覇を果たしています。
そんな内村選手は、プレッシャーを全く感じないとマスコミに言っているのは、それだけの自信につながる努力を積み重ねてきた現れでしょう。
例えばプレゼンテーションをすることになって人前に立つ、皆さんはプレッシャーを感じたり、緊張したりしますか?
想像してみてください。
そのプレゼンに対して50%の練習しかしてこなかったら、どんな気持ちでしょうか?
「大丈夫かな…失敗しないといいな」と不安な気持ちになりますよね。
では80%だったらどうでしょう。
50%の時に比べたら、自信はありますが、「よし絶対やってやろう!」という気持ちにはなっていませんよね。
どちらかというと「何とか乗り切ろう」そんな感覚なのではないでしょうか。
では100%だったらどうですか?「やるべきことはやった!あとは本番頑張るだけ!」と心地よいプレッシャーを感じます。
最後に200%の練習だったらどうでしょう。
「絶対やってやる、本番が楽しみだな」そんな気持ちになりませんか?
準備してきたものが大きければ大きいほど、その目標に対して自信と、ワクワクした気持ちを持つのが人間です。
皆さんも内村選手のように200%で努力して、ワクワクした気持ちを味わってみましょう。
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★背中で見せるリーダーになろう!
団体戦でも全種目でなければいけないと思いますが
言葉でなく演技で示せればいいなと思います
内村選手はオリンピックの時に、体操団体に懸ける気持ちも大きなものがありました。
そしてその気持ちは、自分自身が「演技や練習で見せる」という方向に向いてきたのかもしれません。
また、内村選手は後輩に向かってこんなことを言っています。
試合でうまくいくためには練習がすごく大事です。
その練習で一番上の選手がしっかりやっていれば、(年齢が)下の選手も自然とついていくようになるのです
今月の世界選手権では、内村選手は怪我で棄権しながらも、同室の白井健三選手に弱音などを一度も吐かなかった。
というエピソードを白井選手がテレビで語っていました。
先輩のその姿に白井選手が感じ取るものはとても大きかったのではないでしょうか。
リーダーというのは、自分で思っている以上に下の人から行動を見られてみます。
それは仕事内容に限ったことではありません。
言葉遣いや普段の立ち振る舞い、人への接し方など様々です。
仕事ができるからといて、部下がついてきてくれるわけではありません。
もし、「仕事をしっかり教えているのに、部下がついてきてくれない」と思っている方は、普段の自分の行動を見直してみてもいいかもしれませんよ。
内村航平選手は、世界一になるために世界一の努力をし続けています。
そんな内村選手の思考から学ぶところは沢山ありますね。
「背中で見せるリーダーになりたい」と思ったときには読んでみて下さい。
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