「一息つきたい」そんな時に触れたい名言~加藤一二三編~

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沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。

これを心理学では「自己効力感」と言います。

今回は先日引退を表明した「ひふみん」こと加藤一二三九段の名言から、一息つきたい時に触れたい名言ををご紹介していきます。

 

★自信を持って、一息ついて

 

全力投球でやってきた結果なので、1000敗も恥ずかしくはない。

自分の努力と家族の支えがあったから、ここまで指してこられた。

加藤九段は通算1000勝、通算1000敗とどちらの記録も持っています。

誰よりも全力で、長く戦い続けてきたからこそでしょう。

「一息つきたい」という気持ちと、「休んでいいのか?」という気持ちは相反するところにありますよね。

しかし、自分が全力で何かに取り組んできて、納得できているようだったら、例え負けたり、失敗したりしても、一息つくことも大切です

一息つく方法は沢山あります。

お風呂に長く浸かってリラックスする、美味しいものを食べる、瞑想する、大切な人との時間を楽しむ、どんなことでもOKです。

自分が頑張ってきたと自信があるときこそ、一度リラックスして、気持ちをリセットしてみるといいでしょう。

次に頑張るための活力となるでしょう。

 

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★真剣な時ほど、好きなものを食べてリラックス

 

(対局中)好きなものを数多く食べるのが大体私のやり方で、例えばトマトジュースをいっぺんに5杯飲みました

加藤九段は食べ物にとてもこだわりのある棋士です。

例えば、加藤九段の対局中の昼食は毎回うな重だったそうです。

加藤九段は朝日新聞のインタビューで「迷いたくないからいつも同じものを頼む」と言っています。

勝負へのこだわりからくる、選択だったようです。

仕事でも、勝負メシではありませんが「ゲン担ぎ」を行っている方は意外と多いのではないでしょうか。

例えば、初めて契約が取れた時にしていたネクタイを、大きな契約の時にはする。

プレゼンの前には必ず栄養ドリンクを飲むなどです。

この「ゲン担ぎ」には、どんな効果があるかというと、心理的に自分に自信を持つという効果があるようです。

これを「プラシーボ効果」を言って、一種の自己暗示と言われるものです。

「このネクタイをつけたから、大丈夫」と自分に言い聞かせると、いつも以上に自信を持てるのです。

加藤九段が好きな物を食べたり、飲んだりするのも、このゲン担ぎと呼ばれるものかもしれません。

「緊張しやすい」そんな人は自分に合ったゲン担ぎをしてみてください。

 

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★とりあえず行動、そのあと一息つこう!

 

だから、『わかりきっている一手』を指さねばならないような局面では、『あとのことを考えず、そのわかりきっている手をまず指し、心を平静に保つ』ことが大切です。

加藤一二三九段は「秒読みの神様」と呼ばれていたようです。

それは、常に最善手を追及するあまり、序盤から長考し終盤に秒読みになることが多く、そしてそこからの勝負がとても強いということから言われています。

加藤九段は、秒読みになった時に、問題なのは「最善の手が思いつかない」ことではなく、「思いついた手を打てない」という精神状態にあると述べています。

こういったことは普段の仕事においてもみられる光景なのだと思います。

例えば上司から「良いアイディアはあるか?」と言われたとします。

それに対して「こんな意見言ったらできないヤツだと思われるかな?」「このアイディアは平凡すぎるから回答できないな」など、自分の頭の中で先の結果を予想してしまい、結果「思い浮かびません」と言ってしまうというようなシーンです。

その際に、「あーあの時なんで、あのアイディアが思い浮かばなかったのかな」ではなく、「なんで持っているアイディアを言えなかったんだろう」という視点で自分と向き合っていかなくてはならないのですね。

「自分の弱さ」というように一言で表せば簡単ですが、「なぜ?」と自分に問い詰めていくことで何かが変わるのでしょう。

 

加藤一二三九段は、65年間ずっと将棋界を背負って戦ってきたからこそ、良いも悪いも全て受け入れて、自分と向き合っていく術を見つけたのでしょう。

他にもたくさんの名言がありますので、ご覧ください。

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