沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。
これを心理学では「自己効力感」と言います。
今回は人気沸騰の「キングダム」の名言から、チームを強くしたいと思っている方への名言をご紹介していきます。
その他のキングダムの名言はこちらをご覧ください。
★色々な役割の人がいるからこそのチーム
「キングダム」42巻より引用
この渡河には”武力”も”知略”も必要ない
必要なのは”別のもの”だ
そしてそれは誰より渕さんが強く持ち合わせているものだ
”責任感”だ
黒羊の戦いで川を渡る戦いを強いられる飛信隊。
そんな作戦は副隊長の渕さんがキーパーソンとなる戦いでした。
知力も武力も他の副隊長に比べて低い渕さんをこの大役に抜擢した理由は「責任感」でした。
チームの中には様々な特徴をもった人がいます。
今回取り上げた渕さんは、ひょんなことから信と共に行動を共にするようになりましたが、武士としての力は弱く、周りの仲間の力の大きさに「自分なんかが副隊長でいいのか」と悩んでいました。
しかし、飛信隊を一番初めから支えてくれた渕さんの「責任感」というものは信や河了貂にとってはとても大きなものだったのでしょう。
責任感が強いメンバーもいれば、頭の回転が速いメンバー、ムードメーカー、慎重なメンバー色々な人がいるからチームというのは面白いんですよね。
チームを強くしたいと思ったら、まずは今チームにいる人の良いところを共有し合うのが一番です。
なんでも1人でやれるなら、チームを作る必要はありません。
フランクリンコヴィー著の『7つの習慣』の中の第6の習慣では「シナジー」という言葉が出てきます。
他者との違いを認め、それを活かすことで新しいものが生まれるという考え方です。
できないことを責めるのではなく、沢山の人の良いところを活かす戦略が取れれば、素晴らしいチームを作れることでしょう。
★心が満たされれば、乗り越えられる
「キングダム」44巻より引用
渇いてねェんだ
心が渇いてねぇから 略奪も陵辱も 必要ねェんだ
そんなこと やんなくても
飛信隊は どこの隊よりも 心が潤ってんだ
黒羊の戦いで桓騎軍の一員として戦うことになっていまった尾平は、桓騎軍にそそのかされ焼き払った集落からブレスレットを持ち去ってしまいます。
それを信に知られ、飛信隊から追い出されてしまいます。
仲直りとして謝る信に対して、尾平が言った一言です。
チームでつらい時、上手くいかない時に、欲望に負けてしまったり、チーム全員で悪い方向に流されてしまうこともあると思います。
しかし、飛信隊はそんなことなく、全員が辛くとも楽しく戦っています。
その理由は「渇いてない」から、つまり心が満たされているからということです。
では、なぜ心が満たされているのか、それは尾平のもう一つのセリフに込められていると思います。
信がきれい事言ってんのは百も承知だ 色んな誘惑があんのも否定しねェ
そんなことみんな分かってる 分かってても関係ねェくらいに信の事が好きなんだ
みんなあいつと命かけて戦いてェんだ あいつのために戦いてェんだ
それがっ・・・それが・・・飛信隊
チームの一員として「なぜ戦うのか」「なぜここにいるのか」が明確だからこそ、心が満たされているのだと感じます。
仕事でも同じです。
「なぜこの仕事をやるのか」「なぜこのチームで頑張るのか」それが明確になってさえいれば、欲望に負けることなく、仕事をすることが出来るのだと思います。
チームが悪い方向に流されていると感じたら、自分たちが屋っていうことの意味を全員で確認することが大切なんでしょうね。
★諦めではなく希望を持とう!
「キングダム」39巻より引用
人の持つ本質は光だ
政と呂不韋との最後との直接対決の中で、2人は「天下」について語り合います。
人の本質は戦争であり、それが世の中の営みだという呂不韋に対して、政が言ったセリフです。
呂不韋は人への諦めから天下を考え、政は人への希望から天下を考えていっています。
これは私達が人と接するうえでも大切になる考え方です。
「どうせこの人は何言っても無駄だ」そう思ってしまうと、その人に接する行動は諦めからくるものとなります。
諦めているから、仕事を制限し、監視するそういう仕事の仕方しかできなくなってしまいます。
しかし、人への希望という視点で仕事をしてみると、人を活かすアイディアがあふれてくることでしょう。
キングダムの名言から、人への希望を学んでいきましょう。
キングダムにはチーム、仲間、リーダーの心揺さぶられる名言が沢山登場します。
心が熱くなりたい方は是非読んでみて下さい。
(参考)
原泰久「キングダム」(集英社)
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