「7つの習慣で元気になろう!」 第6の習慣×店長

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これだけ読めば大丈夫!!『7つの習慣で元気になろう!』総集編

2017.07.17

★アルバイト社員が上手にコントロールできない時は第6の習慣

 

飲食店やアパレルなどで店長をやっている皆さん、アルバイトの方々をしっかりコンロトールできていますか?

「全然仕事を覚えてくれない」「シフト通りに動いてくれない」など、アルバイトの方々に悩まされ、結局自分がやる仕事が増え、勤務時間が長くなって体調を壊してしまっている人も多いと思います。

どの業態でも、店長の勤務時間が長いという調査結果も出ています。

「しょせん正社員ではなくアルバイトだから…」と諦めてしまってはいませんか?

今回は、7つの習慣のうちの第6の習慣を通して、アルバイトの方々を上手くコントロールし、自分の勤務時間を短くすることで、健康な状態を維持する方法をご紹介していきます。

 

では、事例を見てみましょう。

 

 

憧れのアパレル業界に入社して4年目のEさんは、今年から店長を任させることになりました。

入社してからは、店舗スタッフとして結果を残してきたEさんは、その接客ノウハウを、任された店舗で生かそうと、アルバイト従業員にも厳しく指導を行っていますが、中々Eさんが思うように従業員が動いてくれません。

特に19歳の従業員の女の子に手を焼いています。

19歳の子は、人見知りで、お客さんに自分から話しかけることが出来ません。

Eさんは「もっと元気に売り込みして」といっても改善に向かいません。

こんな状態でEさんは「自分が何とかカバーすればいいや」と思い、残業続きの日々を送り、倒れる1歩手前までいってしまっています。

 

 

沢山のアルバイト従業員をまとめるのはとても大変ですよね。

様々な価値観の人がいるチームを改善しようと試みますが、うまくいかず、結局自分で全部やってしまう方が多いのは事実です。しかしそのままでは、自分の勤務時間が長くなってしまい、体調を崩してしまいます。次の章を読んでみて、今の自分の考え方をパラダイムシフトしてみましょう。

 

★相手との「違い」を理解し、シナジーを創り出そう

 

第6の習慣は、「シナジーを創り出す」ということです。

シナジーとは個別のものを合わせて個々の和よりも大きな成果を得ることです。

これによって、今まででは考え付かなかった新しいものを生み出すことが出来ます。

ではどうやってシナジーを生み出すのでしょう。

この3つのポイントを実践してみましょう。

 

①シナジーを創り出したい相手と自分の「違い」を見つける

②今自分が直面している問題に対して、その相手に意見を求めてみる。その際には、必ず否定せず、その人の考えを尊重して耳を傾ける

③違った考えを取り入れ、シナジーを創り出すために、自分にできることは何かを考え、実践してみる。

 

私たちは、人との「違い」を認識した時に、その違いを「妥協」してしまいます。

これでは1+1=2にしかなりません。

しかし、「違い」を活かして新しいものを作りだそうとすることで、1+1=10にも100にもなりえます。

勇気をもって、相手との「違い」を理解してみましょう。

 

他者とのコミュニケーションが相乗効果的に展開すると、頭と心が解放されて新しい可能性や選択肢を受け入れ、自分のほうからも新しい自由な発想が出てくるようになる。

『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』P.384

 

★シナジー効果で大きな成果を得よう

 

Eさんは早速シナジー効果を生み出す為に、3つのポイントを実践してみました。

 

①自分との違い

・人見知りで大きな声を出すのが苦手

・洋服のコーディネートが得意で、いつもおしゃれな着回しをしている

・1度話をしたら1人当たりの接客時間が長い

 

②女の子に「商品をもっと沢山売るために、このお店としてどんなことをしたらいいと思う?アドバイスくれないかな?」と聞くと、「マネキンのコーディネートが年配の方向けになっているように思います。若い子が着る服もうちの店には沢山あるので、若い子向けのコーディネートを取り入れたほうがいいと思います」と答えました。

 

③売り上げを伸ばし、19歳の子が戦力となるように、今私ができることは、19歳の子にマネキンのコーディネートを提案してもらい、マネキンの着ている洋服を見ているお客様に対しての接客をお願いする。

 

早速Eさんは実践してみたところ、女の子がいうように今まではお店に入ってこなかった若い層のお客様がどんどん入ってくるようになりました。

女の子も自分が考えたコーディネートだから、自信をもってお客様にお勧めしているようです

これを見て、Eさんは「1人1人違った考え方、得意なことがあって当たり前、それを活かすのが店長の役割なんだ!」と気付きました。

それからというもの、Eさんは1人1人の特性に合った役割を従業員に与えることで、結果従業員のやる気も高まり、Eさんの残業時間も減り、お店の売り上げも上がるという最高のシナジーを創り出したのです。

 

知識や気持ちはみんなそれぞれ違います。

同じ人ばかりだったら、私たちが学んでいくことは1つもないでしょう。

違う意見を「間違い」だと判断せず、尊重することで、あなたにも大きなシナジーが想像できるかもしれません。

 

(参考)

フランクリン・コヴィー「まんがでわかる7つの習慣①」2014年(宝島社)

スティーブン・R・コヴィー「完訳7つの習慣 人格主義の回復」2015年(キングベアー出版)

 

 

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