沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。
これを心理学では「自己効力感」と言います。
今回は京セラやKDDIの創業者であり、アメーバ経営などを独自の経営手法を生み出した稲盛和夫さんの名言から、「自己中な自分から脱却したい」そう思ったときに触れたい名言をご紹介していきます。
「つい自分のことを第一に考えてしまう…」そんなことを悔やんで、直したいと思っている方は是非読んで下さい。
★「私はこんなにやっているのに…」を捨てる
一所懸命に仕事をするというのは、自分が思うよりも、人からそう思われることだよ。
稲盛和夫は、小さいころから挫折を沢山味わってきました。
高校受験、大学受験、就職活動とどれをとっても希望した場所には行けなかったのです。
そして、苦労して入社した会社も、不景気により待遇面が悪いということで、一度はやめるという決心をします。
しかし、兄から「会社に入れただけでもありがたいと思って努力しなさい」という言葉を言われ、改めて人一倍の努力をし、技術者として活躍しだしたのでした。
「私はこんなに一所懸命に仕事しているのに…」「一所懸命に家のことをしているのに…」そうやって「私は、私は、、、」と人からの評価を求めてしまう時はありませんか?
努力というのは、どこかで結果となり、人に見てもらえるものとなります。
自分は頑張っているから「評価してくれない人が悪い」のではなく、そう思われるくらいの仕事やサービスを人に与えるということがとても大切なのでしょう。
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★心の中でネガティブなイメージを持たない
人生は、心の中で強く思ったことが原因となり、その結果が現実となって表れる。
だから考える内容が大切で、その思念に悪いものを混ぜてはいけない。
1982年に稲盛和夫は現在の「京セラ」という会社に社名を変更し、現在の資本金の2/3を投資して第二電電(現在のKDDI)の創業に踏み切ります。
この創業に踏み切る過程で、稲盛は「本当にこの事業を行ことは、善いことなのか?自分の私利のためではないか?」というのを半年間も自分に問いかけたそうです。
稲盛が新しい第二電電を作った時に、心の中で「もっとお金を稼ぎたい」と思ったら、そういった行動と結果が表れてしまっていたかもしれません。
この名言は経営のこと以外にも、物事を考えるということにも共通してきますよね。
考えている時にネガティブはイメージばかり強く思ってしまうと、そのような結果しか生み出されてきません。
心の中というのは、将来の結果を生み出す鏡のようなものなんですね。
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★まずは自分が満たされる
我欲を満たそうとするから、慢心が起きる。
人々を幸福にすることを働く目的にしている限り、現状に満足することはありえない。
京セラはオイルショックの時に、石油以外の太陽光発電というところに目をつけ、研究・開発を続けていました。
しかし、なかなか結果が出せず、赤字状態が続いてしまったようです。
そんな中でも「これは必ず世の中のためになるんだ」という気持ちで、研究を続け、今では日本だけでなく様々な国や地域で京セラの太陽光が使われています。
経営者というものは特にそうですが「自分のため」という考え方になってしまうと、途端に会社としての発展はなくなってしまいます。
お客さんや従業員のため、という考え方だと常に高い目標、志を目指します。
しかし、目の前の自分の欲を満たすだけならば、事業を維持するだけでいいのです。
逆に言えば、自分が満たされているという状態を作れば、慢心は起らず、良いものを提供できるはずです。
まずは、自分自身の心を身体を満たすということから始めてみましょう。
稲盛和夫さんは、沢山の失敗や挫折を経験しているからこそ、その中でも努力し続けることの大切さを身をもって実感されています。
皆さんの仕事にも是非参考にしてください。
(参考)
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