名古屋市名東区極楽の町中にある自然食品とファスティングのお店『SOWELU(ソエル)』。『あなたの生活に、安全・安心・おいしいものを「添える」お手伝い』をコンセプトに、代表の村山さんが、生産者の方々から仕入れた商品の販売と、ファスティング(断食)を提案しているお店です。村山代表に、ソエルのコンセプトやこだわり、人気商品について伺ってきました。
【店舗情報】
SOWELU(ソエル) 住所:〒465-0053名古屋市名東区極楽3丁目96-1ハイツ桔梗1F西2 電話番号:052-734-3703 営業時間:10:30〜19:30 定休日:水曜日・木曜日(ただし祝日の場合は営業) アクセス:星ヶ丘駅より市バスで17分、本郷駅より市バスで12分、平針駅より市バスで20分、名古屋駅より名鉄バス「愛知学院大行き」48分 駐車場:2台有 |
ソエルのコンセプトを教えて下さい
『あなたの生活に、安全・安心・おいしいものを「添える」お手伝い』これがお店のコンセプトです。お店の名前である、ソエルという名前は日本語の『添える』とかけています。そしてソエル(SOWELU)は太陽という意味があり、「暖かくて、なくてはならない」お店を目指しています。ロゴマークも太陽に手が添えられているのです。
元々お店を出す前にファスティングの指導をしていたのですが、カウンセリングをする人の中で変わる人と変わらない人がいるということに気づきました。
食べる物を変えたから変わっていくのではなく、その人自身が変わっていくのが先で、さらにその先に健康がある、そんな感覚を感じました。そう考えると、私はあくまでも伴走者で、一番はお客様。そのお客様のお手伝いをする『添える』という意味で、この店名やコンセプトを作りました。
健康を気にされている方って、どこか自分を窮屈にしてしまっていたり、依存してしまう傾向があるように感じるのです。食べるものや、健康にこだわるけど、縛られて欲しくない、ソエルに依存するのではなく、いざというときに頼りになる存在でいたい、そう思っています。
自然食品へのこだわりとは
ソエルはまだ、オープンして1年半とお店の経歴でいったら、まだ若いお店です。品数も決して多いわけではありません。ただその代わりに、譲れないことは『「生産者」と「消費者」をどこよりもつなぐ販売店でありたい』というところです。今の時代、生産者と消費者の距離が離れているように感じます。例えば、一般的なスーパーで売られているものは『どこで』、『誰が』作っているものか分からないですよね。
何を買っていいかわからない、そうしたら消費者は「値段」に走ります。ソエルでは、私自身が実際に生産者のところに足を運んで、その生産者の想いを消費者の方に伝えるというのをとても大事にしているのです。例えば、人気商品でもある「ほうろく菜種油」の生産者とのコラボセミナーなどを企画しました。
(ほうろくセミナーの様子)
こうやって実際に、消費者と生産者の距離が近づくようにするということがとても大事だと思っているのです。今、買い物をする時に、食品表示を見る人が多くなったかもしれないけど、それ以上はわかりませんよね。だから年数回行っているセールでは、生産者の方が、「これ!」という商品、一番おすすめする商品を集めています。
こんな風に私が情報発信をしていくことが、生産者と消費者を繋ぐ架け橋になると思っています。そして、こういった繋がりを沢山もっていくことが、今後他店との差別化になるのではないかと考えています。
人気商品を教えてください
新春に入荷した人気の商品は『えごま油のヌーボー』ですね。この商品は全国初めて店舗で取り扱えることになり、その『初めて』をソエルでできることになりました。元々、えごま油って国産のものはなかなかないのです。
またこちらのえごま油は、えごま栽培にとって最適な環境である、岐阜県高山市という朝晩の気温差が激しい場所で作られています。まさに『えごま油のサラブレッド』なのです。例えば、菜種油やごま油は焙煎という過程を通しているので、その焙煎具合で色や香りが変わってきます。でもえごま油は焙煎過程がなく、収穫したものを圧搾で絞ります、だからとてもフレッシュです。
他には、『カンボジアの無農薬の黒コショウ』も人気です。
カンボジアの黒コショウは本来世界一美味しいと言われていた時代がありました。しかし、内戦がひどくて提供できなくなっていました。その状況を日本の倉田さんという人がカンボジアに行って改善させた、そこでできたのがこの商品です。ちなみにこの倉田さんという方も愛知県の方ですよ。
将来のソエルの目標を教えてください
今後は『伝えていく場』というのをもっと増やしていきたいと思っています。去年は「毒出しセミナー」「わかりやすい家庭の食育講座」「生産者の方とのコラボセミナー」を開催しましたが、満席も多くお断りしなくてはいけないこともありました。だから、今年はもっと『伝えていく場』を増やしていきたいなと思っています。
(生産者コラボセミナー:紅茶講座)
店舗の商品に関しては「量」ではなく「質」で勝負していきたいですね。勿論「量」も大事だと思いますが、それ以上に安全・安心をわかりやすく・明確に提供できるかを重視したいです。だから私自身が生産者のやっていることを見ないといけない。そしてそれを伝えていきたいですね。
また、現在ソエルではファスティングを提供していますが、これからはファスティングだけではない食事のアドバイスも行っていきたいと考えています。というのも、今の日本は糖尿病や高血圧など、病気になってから、病院で「食事を見直しましょう」と言われます。しかし、私は病気になる前のいわゆる未病の状態の時のアプローチがとても大切だと思っています。これは、医療だけでなく食の世界も一緒です。ファスティングが出来ないような健康状態になる前の段階の時に、食や栄養を見直す。その時に、ソエルとしてお役に立てるようなものを提供できるようになりたいですね。
今は、本当に人のためになる健康情報は中々ないと感じています。だからこそ本当の食の情報をリアルに伝えていくことで、世の中の人に響くものがあればいいなと思っています。まだまだ伝わらないこともあると思いますが、まずは求められている人に届けることで、その周りの方へ一つ二つと広がっていく、その広がりの中で確実に認められていきたいですね。
[…] 『自然食をもっと身近に』生産者と消費者の架け橋 ~SOWELU(ソエル)村山… […]