【平昌オリンピック特集】「継続する力が欲しい!」そんな時に触れたい名言〜葛西紀明編〜

Pocket
LINEで送る

沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。

これを心理学では「自己効力感」と言います。

今回は葛西紀明選手の数ある名言の中から、「継続する力が欲しい!」そんな時に触れたい名言をご紹介していきます。

★継続するために、オン・オフをしっかり取る

フィンランドで合宿をした時の休養日は、ただ休むのではなく、夏はバギーに乗り、冬はスノーモービルや犬ぞりに乗って皆で楽しみました。それまでは、四六時中、ジャンプ競技のことだけを考え、午前・午後・夜もトレーニングしていないと不安でした、しかし、ジャンプから離れて息抜きをすれば、脳が覚醒されるように、頭がシャキッとした。これは新たな発見でした。

常にストイックに練習に取り組むイメージのある葛西選手ですが、四六時中ジャンプ競技に取り組むより、時にジャンプから離れ、別のことを考えることによって、日頃の練習に、より高い質で取り組めるようになったという言葉です。こんな言葉も残しています。

ジャンプ競技は、重心の位置や姿勢、タイミングなどを数秒間で考えなければならず、かなり頭が疲れるスポーツです。疲れた状態が続くといい思考は生まれず、いいジャンプにもつながりません。定期的に脳をリセットすることで、新たな思考が生まれやすく、集中力も増します。

葛西選手のように長い競技人生を歩む中で、ずっと競技のことばかりを考えていたら、心身ともにすり減り、結果を出せない自分に焦って、自分を見失ってしまうこともあるでしょう。もちろんこの言葉のようにパフォーマンスも落ちるでしょう。平昌オリンピックで8回目のオリンピックを迎える葛西選手だから伝えられる名言ですね。

 

この名言は、特にビジネスマンとして頑張っている社会人に響くものではないでしょうか。定年が今後どうなるか、お金を稼いで早期にリタイアするなど、いろんなケースがありますが、一般的に長いビジネスマン人生を進んでいきます。うまく結果を出せないこと、周りから批判されること、人間関係がうまく行かないことなど数多くの苦しいことがあると思います。そんな時に仕事のことばかりを考えていたら、普通の人は気が滅入ってしまったり、逆に仕事に集中できなくなってしまったりしますね。だからこそ、葛西選手のうまくオン・オフを使い分けるというのは、現代のビジネスマンにとって大切なのかもしれません。

<Sponsored Link>

 

★周りがいるから継続できる

「自分の夢」だけでは、続けられなかったはずです。「金メダル獲得」は、家族、会社の社員、ファンの方々の夢でもある。だから、私は努力し続けられます。

自分でコツコツ継続することは苦しい。長い競技人生を進むことができている葛西選手でも一人で頑張り続けてきたわけではないことがこの名言から分かります。何かをずっと続けることは、自分の人生を捧げるだけでなく、周りにも影響を与えます。もちろん良い意味でも悪い意味でも。だからこそ、周りのサポートなしに継続することは難しいということを葛西選手は教えてくれているのかもしれません。

葛西選手は自身の家族に対してこんな言葉も残しています。

生きるために必死だった母や妹の「想像を絶する苦しみ」を思うと、競技で多少辛いことがあっても、「自分の辛さや悩みなんてちっぽけだ。きっとラクに乗り越えられる」と思えました。だって私は好きなジャンプを続けているだけですから。母と妹、家計を支えてくれた姉、家族全員が、今日までの私を支えてくれたのだと思います。

周りを大切にすることで、自分ごとのように『夢』を応援してくれるようになる。その力は本当に苦しい時に力になってくれますね。継続したい自分を作りたいと思う人は、周りの人との関係から考えてみるということが一つのヒントになるのかもしれませんね。アイドルなどは分かりやすい例ですが、仕事も家庭も目指すべき目標や夢があるのであれば一緒。家族に不幸がありつつも、これだけ長い競技人生を続けてこられた葛西選手の、この名言から学べることが多くありそうですね。

<Sponsored Link>

 

★続けるために、変わる

何をやっても結果が出ないのは、自身の思考にとどまっているせいだ。であれば、柔軟な思考で、ゼロベースから新しいことにチャレンジするしかない。

誰しもそうですが、何をやっても結果が出ない時、自分の能力を疑ってしまうのではないでしょうか。ただ葛西選手のこの名言が少し違うのは、『能力』ではなく、『思考』を疑っている点です。自分の能力を疑うというのは、「自分には能力がないから仕方がない」という諦めに繋がり、良い結果を生まないことがほとんどです。そうではなく、『思考』という仕組みを変える大切さを葛西選手の名言は教えてくれています。

よくあるのが、『量』から『質』を大切にする思考への変化。葛西選手も同様の思考の変化を競技人生の中で行なったそうです。

20代からやってきたトレーニングもムダだったわけではなく、体力、筋力の土台となって長いジャンプ人生を支え続けてくれています。ただ、30歳というタイミングでフィンランド人のコーチから量より質を重視した疲れの残らないトレーニング法を学べたことは、大きな転機でした。

『量』は大切ですが、いつまでも『量』に重きを置いた行動はできなくなってきます。だからこそ、『質』。大切なことに集中することにも繋がる、この『質』重視の思考は、アスリート限らず、重要な考えですね。

 

葛西紀明選手は数多くのメディアで注目される発言をしていて、それらの一つ一つの名言に触れるだけで人生において大切なことが分かってきます。

継続する強さが欲しい!と今の自分を変える気持ちになった時には葛西紀明選手の名言に触れて、自分を高めるヒントを掴んでいきましょう。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です