沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。
これを心理学では「自己効力感」と言います。
今回は読んだら絶対にハマってしまうと噂される「キングダム」から、リーダーとして自信をなくした時に触れたい名言を見ていきましょう。
★目的地なくしてリーダーなし
キングダム第3巻より引用
俺は中華を統一する最初の王になる
その協力を得に山の王に会いに来た
玉座奪還は俺の”路(みち)”の第一歩にすぎん
秦の大王政(せい)は、弟のクーデターにあってしまい王座を奪われてしまいます。
王座奪還のために山の王に協力を得ようとして言ったセリフです。
一緒にいた信や壁もびっくりしてしまうほどの大きなビジョンでしたが、このビジョンがあったからこそ、山の王は政を助け、秦と同盟を結ぶことを決断した大事なシーンでの名言です。
リーダーとして組織を率いるためには、目指すべきビジョンが必ず必要となりますね。
仲間はいるけど目指すものがないというようであれば、単なるまとめ役や世話役と同じになってしまいます。
逆に言えば、目指すべきゴールがあるからこそ、協力してくれる仲間が集まってくるのでしょう。
そして、「このビジョンを一緒に目指したい」と仲間に思わせるような熱いビジョンをしめすことがリーダーにとっては必要不可欠なのではないでしょうか。
勿論ただ大きな絵空事では、周りの人はついてきてくれませんよね。
ただビジョンをしめすだけではなく、それに向けてどう進んでいくのかもしっかり示してあげることが、リーダーとしては大切なのではないでしょうか。
政が示したビジョンは信や周りの人たちを熱くさせ、私達読者も応援したくなりますよね。
そんなリーダーとしての名言がここにあらわれていますね。
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★苦しい時こそ先頭に立つのがリーダー
はっきり言って民兵は十持っているうちの二十を出し切った
だったら俺たちは十持っているうちの三十を出す
ちなみに俺は百を見せてやるぜ
キングダム第33巻より引用
敵は各国の猛者、秦軍は蕞の民兵が大半というとても不利な状況の籠城戦で、絶体絶命の飛信隊に向けて信がいった一言です。
困難な状況においてリーダーの信が自分に大きな課題を課して、背中を見せることで、部下を鼓舞していった場面ですね。
とても熱いビジョンをしめしたとしても、ずっとその熱さを組織に保っておくことは中々難しいですよね。
そこで大切になってくるのが、リーダーが自ら率先垂範することではないでしょうか?
勿論なんでもかんでもリーダーがプレーヤーとして先頭に立ってしまっては、部下が育ってくれませんね。
しかし、いざというときや、新しいことを始める時、困難な壁にぶつかった時にリーダーが実際に現場に立って、背中を見せることで「リーダーがこれだけ頑張っているんだから自分たちも頑張らなくては…」と思ってもらえるのではないでしょうか。
口先や話術だけで部下を動かすのには限界がありますよね。
現場に立って、先頭を切る勇気もリーダーには必要でしょう。
それを信が教えてくれていますね。
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★リーダーとしてすべてを背負う覚悟を持とう
キングダム第16巻より引用
命の火と共に消えた彼らの思いが全てこの双肩に重く宿っているのですよ
王騎将軍は因縁である龐煖との一騎打ちの際に言った一言です。
今まで数万の戦友を失い、数十万の敵を葬ってきたことで、山にこもっている龐煖にはない力を持っているんだと言っている名シーンですね。
リーダーはその組織の中でなにかあったらすべての責任を負わなくてはいけません。
しかし、今リーダーである皆さんはその責任を背負う覚悟がしっかりあるでしょうか?
責任があるからこそ、部下を動かす権限を持っていて、責任を取ってくれるからこそ部下はのびのび仕事ができるのではないでしょうか。
その責任を背負う覚悟ができている人は、王騎将軍のように強く、信頼されるリーダーになれるのではないでしょうか。
キングダムには、リーダーとして目指すべき様々なキャラクターが出てきます。
そして沢山の名言も隠されています。
自分にぴったりのリーダーを見つけて、良いセルフイメージを持ちましょう。
(参考)
原泰久「キングダム」(集英社)
長尾一洋「キングダムで学ぶ乱世のリーダーシップ」2016年(集英社)
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