★1日1万歩で健康になれる!?
健康のためやダイエットのために何か運動をしよう!と言って、まず取り組みやすいのが「ウォーキング」ですよね。
運動強度も少なく、必要なものもなく手軽にできるウォーキングを始めてみようと思い立って、行動している方もいるのではないでしょうか?
ここで気になるのは、ウォーキングってどれだけやれば効果が出るの?いったい何歩歩いたらいいの?ということでしょう。
実はその答えは、国が将来の高齢化対策としてすでに示していたんですね。
厚生労働省が健康21で提唱しているのは、「1日1万歩」です。
1万歩の根拠としては、海外の文献より、週当たり2000kcal(1日当たり約300kcal)以上のエネルギー消費に相当する身体活動が推奨されているためと言われています。
現在日本人の平均歩数は男性が8,202歩、女性が7,282歩(平成9年度国民栄養調査)と言われており、男女ともにあと1日1,000歩増やすのが日本全体としても目標と言われているようです。
万歩計という名前も1日1万歩を目指そう!というところから名付けられたと言われています。
最近は携帯のアプリでも歩数を計ってくれるもの出てきています。
まずは自分が1日何歩歩いているのか調べてみましょう。
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★ウォーキングってこんなことに効果的
ウォーキングの基準が1日1万歩というのは理解できたと思います。
では、そもそもウォーキングをすることで身体にどんないいことがあるのでしょうか?
ウォーキングは有酸素運動の代表的なものだと言われています。
有酸素運動は、最初は血中のブドウ糖をエネルギーとして使用するのですが、それがなくなると今度は脂肪をエネルギーとして使い始めます。
そのため有酸素運動は、脂肪をエネルギー源にする運動と言われています。
運動を始めて、しばらくすると筋肉に疲労物質である乳酸が溜まります。
その乳酸を取り除き、運動を続けるためのエネルギーにするためには、呼吸から取り入れた酸素と脂肪が必要になります。
そのため有酸素運動を一定の時間以上続ければ、脂肪が燃焼され、運動すればするほど脂肪燃焼効果が得られるのです。
ですので、ウォーキングを行うときは適度に酸素を取り入れることができるペースがお薦めです。
また、ウォーキングは全身の筋肉を使う運動です。
脚の筋肉だけでも大腿四頭筋(大腿直筋・広筋)、大腿二頭筋、前脛骨筋、下腿三頭筋(腓腹筋、ヒラメ筋)・・・と大きな筋肉をいくつもいっぺんに使い、同時に腰の筋肉や腹筋、腕の筋肉までも使っています。
重力に耐えて左右の脚で片方ずつ交互に体重を支え、更に脚を曲げ伸ばしして重い身体全体を移動させ自分の行きたい方へと運んでいるのですから大仕事です。
普段何気なく行っている「歩く」という動作、実は全身の筋肉や神経を総動員して行う大変な動きなのです。
【ウォーキングを行うことによるメリット】
・心肺機能の改善(心臓・呼吸筋の強化が期待)
・血管の柔軟性の改善(高血圧・冠動脈疾患の緩和が期待)
・脳への刺激(アイデアがひらめきやすくなるなど)
・骨の強化(骨粗鬆症の予防が期待)
・基礎代謝量の向上(新陳代謝が促進、ダイエット効果も期待)
・体脂肪の燃焼(血中のLDLコレステロール・中性脂肪の減少が期待)
・ストレスの緩和・発散(不安や抑うつ感の軽減などが期待)
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★歩いているのに結果が出ない…そんな時は?
せっかく1日1万歩歩いているのに、なんか全然身体が変らない…そんな方はまず自身のフォームを見直してみましょう。
足を引きずるようにずるずる歩いていませんか?膝が曲がっていませんか?ちゃんと上半身も使えていますか?
正しいフォームを確認して、再チャレンジしてみましょう。
【ウォーキングの正しいフォーム】
・姿勢を正して背筋を伸ばす
・軽く顎を引く
・肘を軽く曲げて、肩から動かす
・膝はできるだけ伸ばす
・腰から足を運ぶような意識をもつ
・目線は足元ではなく10~15m先を見る
・かかとで着地し、つま先でけり上げる
【足の運び方】
・かかと→足裏の外側→小指の付け根→親指の付け根→親指
また、すぐに結果を求めてしまうのもストレスが溜まって、効果が出にくくなっている原因かもしれません。
平均的に少し速足で1日1万歩歩いた時の消費カロリーは300㎉だと言われています。
食事に気を付けている方であれば2週間で1キロ体重が減るくらいらしいです。
今日明日で結果が出なくてもあきらめずに続けることが一番大切ですね。
ウォーキングを長続きさせるポイントはどれだけ日常生活の中に組み込むことが出来るかということです。
おしゃれなウェアを身にまといやる気を出す、ウィンドウショッピングを帰宅時に入れる、今流行のスポットに歩いていくなど自分のテンションが上がり、長続きする方法を考えてみましょう!
(参考)
Dreamer「ウォーキングで得られる15の健康効果と、正しい歩き方や痩せるコツ」
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