忘年会での飲みすぎ注意!『急性アルコール中毒』の予防と対策

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★急性アルコール中毒とは

 

12月といえば、どの会社でも忘年会が行われ、何かとお酒を飲むのが増える季節ですよね。お酒を飲むのが好きな人も、あまり得意ではない人も取引先や上司との飲み会では、無理して飲んでしまうという方も多いと思います。そんな時に気をつけてほしいのが『急性アルコール中毒』です。特に12月は忘年会などのイベントごとが多いからか、1年で一番急性アルコール中毒による救急搬送される方が多い月です。アルコールの飲みすぎは、最悪の場合死を招く場合もありますので、しっかりと、予防と対策をしておきましょう。

いわゆる「イッキ飲み」のように短時間で大量のお酒を飲むことで、肝臓でのアルコール代謝が追いつかなくなり、血液の中にアルコールが増えいってしまいます。その結果、アルコール血中濃度が急上昇し、「昏睡期」の状態に進んでしまいます。

これが急性アルコール中毒です。特に、お酒に弱い人は、少量のアルコールでも危険な状態になるので、注意が必要です。急性アルコール中毒によって救急搬送されたケースでは多くが、この昏睡期の状態で転倒したり、吐血によって怪我や大きな病気に繋がってしまっているのです。

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★急性アルコール中毒の見分け方

 

では、あなたの周りの方がかなり酔っている状態だったとき、どうやって急性アルコール中毒かそうでないかを見分ければよいかをご紹介します。自分の健康だけでなく、一緒にいる人の健康も守っていきましょう。

急性アルコール中毒症状

〈初期症状〉

呂律が回らない、歩けなくなる、激しい頭痛、嘔吐、寒気、激しい動悸

 

〈昏睡状態〉

いびきをかいて、こちらの呼びかけに反応がなくなる、体が冷たい、口から泡を吹く

、体が痙攣する、浅く速い呼吸(過呼吸状態)、あまりに遅い呼吸、激しい嘔吐、吐血

 

初期症状がひどくなると昏睡状態になり、急性アルコール中毒に陥ってしまいます。まずは、初期症状を確認出来たらすぐにお酒を飲ますことをやめましょう。急性アルコール中毒は人によって症状が違います。当てはまるものが少しでもあれば、注意が必要です。

急性アルコール中毒の応急処置

初期症状や、意識がある場合は、楽な姿勢をとってもらって可能であればお水やお茶を飲ますようにしましょう。服の締め付けなどをなくして、苦しくない状態を作ることが大切です。意識があるからと言って、大丈夫ではなく、今後意識をなくす可能性もあるので、しっかりと見ていてあげましょう。意識がない場合は、速やかに救急車を呼びましょう。その際には身体は横向きにし、窒息しないようにしましょう。

 

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★どう対策・予防するか?

 

では、急性アルコール中毒にならないために、どのように予防対策していったらいいのか。一番はお酒を飲まないことですが、付き合いなどもあってそうはいかないでしょう。今回は飲み会前と飲み会最中の対策をご紹介します。

 

〈飲み会前〉

①その日の自分の体調を確認

アルコールの分解スピードは人によって様々ですが、疲労が溜まっている時には特に酔いやすくなります。疲労がかなり溜まっているようでしたら、飲み会を断るという選択も必要です。

②軽くお腹に食べ物を入れていく

空腹の状態は酔いが回りやすくなります。特に取引先や上司との飲み会であまり食べることが出来ないだろうと予想される場合は、事前に食べ物を食べておきましょう。

〈飲み会最中〉

①こまめに水分をとる

水分をとることで、飲酒量を減らすことができ、飲酒による脱水症状を防ぐこともできます。

②自分の酔ったラインを認識しておく

自分の中のボーダーラインを決めておくのも大切です。「顔が赤くなる」「足元がふらつく」など、このラインまでいったらお酒をやめよう!ソフトドリンクに変えよう!と思っておくことが大切です。

 

1年を締めくくる楽しい飲み会、お酒と上手につきあって良い人間関係を築いてみてはいかがですか??

 

(参考)

アサヒビール

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