★一流の人は血糖値を重視している
皆さん「血糖値」って聞いたことありますよね。
しかし、本当の大切さを理解されていない方が多いのではないでしょうか?
実は、超一流のスポーツ選手は「血糖値コントロール」を非常に重視しています。
またビジネス界でも、例えばP&Gという会社では「コーポレート・アスリート」という研修プログラムの中で、1日を通して血糖値を一定の範囲内に保つことができることが社会人の身だしなみであるとさえ教えているそうです。
血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の量です。
通常、血糖値は食事をすると上がります。
なぜなら、食べ物の中に入っている炭水化物が分解されてブドウ糖になり、吸収されて血液によって体内に運ばれるからです。
ブドウ糖は生命活動に欠かすことのできないエネルギー源であり、特に脳はこのブドウ糖を最も必要としています。
だからこそ、「血糖値をコントロール」することが、仕事のパフォーマンスを上げるのにとても大事なのです。
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★血糖値のコントロールを左右する2大要因
先程もご説明したように、脳を働かせるためには炭水化物の摂取が必要です。
「じゃあご飯をたくさん食べればいいんだ」「簡単だな」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、ここで問題になってくるのは、炭水化物を取りすぎたり、空腹の状態で炭水化物を取ることで、今度は膵臓からインスリンというホルモンが分泌されることです。
このインスリンが分泌されると、炭水化物が分解されてできたブドウ糖が、全身の細胞に吸収されてしまい、血糖値が下がり、脳にまで回らなくなって、逆に脳のパフォーマンスが落ちてしまうのです。
「え、じゃあご飯を少なくすればいいのかな?」
いいえ!違うのです、炭水化物をどのように摂取するのかが大切なのです。
では血糖値に大きな影響を与える2大要因を見ていきましょう。
①炭水化物を摂取していない時間
②摂取している炭水化物の種類
①に対しては、朝食や昼食を抜くことで血糖値の変化が激しくなることがわかっています。
ポイントは間食も含めて3~4時間ごとに食べ物を摂取することで、血糖値の変動が起きにくく、いつでも脳が疲れを感じにくい状態を作ることができます。
お昼ご飯を食べた後、眠くなったり、頭がボーッとなるのは血糖値が下がっている証拠です。
そうならないためにも、朝食と昼食の間に間食を入れてみてください。
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★リンゴとリンゴジュースはどちらがいい?意外と知らない血糖値の豆知識
次に②について考えてみましょう。
皆さん考えてみてください、次のAとBの違いは何でしょうか?
A 玄米とリンゴ
B 白米とリンゴジュース
多くの人が「Aのほうが健康によさそう」と思うでしょう。
しかし一方で「Bのほうが食べたい」とも思うのではないでしょうか?
Aには「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」が入っているのに対し、Bに入っているのは「糖類」や「糖質」と呼ばれるものです。
この「糖類」や「糖質」は炭水化物の中でも、すぐにブドウ糖の形に分解されるため、血糖値を上げやすく、吸収されやすいので、血糖値が急激に下がります。
私達の食生活はただでさえ食文化の発達によって糖類や糖質の多いものになっています。
安定した脳のパフォーマンスを維持するためには、過度な糖類や糖質の摂取を避けなければなりません。
特にビジネスマンが頼りがちなエナジードリンクには食物繊維は含まれておらず、糖質が多く含まれています。
糖質を一気に摂取するため一時的に血糖値が上がり、脳は活性化しますが、すぐに血糖値が下がっていき使い物にならなくなります。
長時間、高いパフォーマンスで仕事をしたい場合にはお勧めできませんね。
優秀なビジネスマンは常に高いパフォーマンスで仕事をしていますよね。
日々高いパフォーマンスで仕事をするためにも、今日から日々の血糖値コントロールを行っていきましょう。
(参考)
石川善樹「疲れない脳をつくる生活習慣」2016年(プレジデント社)
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