沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。
これを心理学では「自己効力感」と言います。
今回は最年少プロ棋士藤井総太4段の名言をご紹介していきます。
14歳という若さで、デビュー以来無敗、歴代最高連勝記録29連勝の快挙を成し遂げた「強さ」はどこからきているのでしょうか?
★勝つためには気持ち以外に必要なものがある
闘志が必要かどうかは難しいと思いますが、もちろん勝ちたい気持ちはあります。
でも、勝つためにはいかに最善に近づくことしかないので、局面局面で最終的な勝ち負けを意識した方がいいかどうかは……
藤井4段は自他ともに認める「負けず嫌い」だということで有名です。
インタビューでは、トランプでさえ勝つまでやると言っています。
藤井4段が凄いところは、勝利には「1歩1歩の最善しかない」ということが分かっているからではないでしょうか。
勝負には勿論「気持ち」が大切ですが、気持ちだけ先行してしまっては勝てない勝負が沢山あります。
そのなかで、勝利につながる「最善」を尽くすということがとても大切だということですね。
例えば私たちの普段の生活においても、人と信頼関係を築くには、1度の大きなインパクトよりも、小さな善意の積み重ねが信頼につながるのではないでしょうか。
将来の勝利のためには、目の前の1歩をしっかり前進させるということ。
それを大切にしていきましょう。
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★強さがわかるのは、あとのあと
実力としてどのくらい伸びているのか、どのくらい強くなったのか、どのくらい(の位置)にいるかは、なかなか数局では分からないです。
逆に序盤で形勢を損ねてしまう将棋が多いので、序盤の組み立てが課題だと思うようになりました。
藤井4段は現在29連勝という驚異の記録を叩きだしていますが、そんな藤井4段でも自分の強さというのは中々比較できないようですね。
2016年9月にプロ棋士になり、そこからまだ1年もたっていない中で、強くなったというのを感じるよりも、沢山の強い棋士と対戦することで、自分をより引き上げている感覚なのでしょうか。
皆さんも自分の成長というのは中々感じにくいと思います。
「私って本当に成長しているのかな?」「いつも怒られてばかりだけどな…」そう思っている方もいるでしょう。
しかし、自分の課題と向き合っているということがすでに成長の証ではなでしょうか。
自分に満足せず、常に上に上にを目指していける人は、自然に過去の自分より成長しているはずです。
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★人の心を忘れない
コンピュータが台頭したいまは過渡期で、世間の方からすると『コンピュータに勝てないの?』と思われるかも知れませんけど、いずれは他の分野においてもそのような時代は来ると思います。
コンピュータの方が強くなったとき、棋士の存在意義が問われてくると感じます
藤井4段はコンピュータについても数々の名言を残していることで知られています。
将棋界はAIつまりコンピュータによる将棋ソフトがとても進歩しています。
世界コンピュータ将棋選手権というように、世界のコンピュータソフトが競い合う大会があったり、電王戦というように、将棋ソフトとプロ棋士が闘う大会があったりします。
藤井4段はコンピュータの力を認めつつ、人間でしかできないことを求めて将棋を指しているのではないでしょうか。
藤井4段はこうも言っています。
いまはコンピュータがかなり強くなっていて、盤上において人間が勝る領域はどこにあるのか、あるいは全くなくなるのかは分からないですけど、コンピュータに関係なく面白い将棋を指すことは棋士の使命なので。
そういう将棋を指せるように頑張りたいと思います
IT社会というように、様々なものが機械で効率化されてきています。
それはこの先もずっと続くでしょう。
しかし、人間だからこそできることを、忘れずに私達も日々頑張っていきたいですね。
藤井4段は14歳ながら、すでにメディアで様々な名言を残しており、将来がとても期待される棋士です。
是非今後の活躍に期待しましょう。
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