沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。
これを心理学では「自己効力感」と言います。
今回は五郎丸の数ある名言の中から、「自分は迷ってばかり・・・」そんな時に触れたい名言をご紹介していきます。
★迷ってしまうのは準備が足りないから
勝つためには準備がすべて
あらゆる準備をして試合を迎えれば
迷いは生じません
五郎丸の母校、早稲田大学ラグビー部の2015年オフィシャルイヤーブックの中で、五郎丸が後輩たちに送ったメッセージです。
続けてこうも言っています。
試合までに準備したことをピッチで表現し
できなかったことがあれば
その理由を分析してできるようにする
強くなるためには、その積み重ねしかありません
ラグビーW杯での日本の大躍進はこういった準備を一つ一つ丁寧に繰り返し、積み重ねたからこそ生まれたものでしょう。
この言葉は次世代のラグビーを担う選手だけでなく、ビジネスマンにもあてはまりますね。
例えば、取引先での大切なプレゼン。
「やってしまった~!!」という経験も多いのではないでしょうか??
中途半端なプレゼンの準備・練習では途中想定外なことが起こると、「あれ?このままの提案内容で進めていいのかな?」とどうしたらいいのか迷ってしまうこともあります。
そうならないために、複数の提案を用意しておいたり、徹底的に取引先の状況をリサーチして「これしかない!」と思える提案を用意しておくことといった準備が必要ですね。
またその内容を相手の心につたわるようスピーチの練習をすることも。
一つ一つ丁寧に準備・練習をしておけば迷いは生じません。
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★結局は「今」が一番大事
昔は背伸びして長期的なプランを考えていた
いまは目の前のことだけ考えて
長期的なことはあまり考えないようにしている
そのほうが、「今日はいいや」がなくなって
目の前のことに100%取り組むようになれる
母校である早稲田大学の大隈講堂での講演会で五郎丸は、学生から「学生時代にやり残したことは何かありますか」と聞かれ、「ないです」と答えています。
またこうも言葉を残しています。
環境が良かろうが悪かろうが
目の前のことに100%でコミットできるかどうかで
この先が開けるかどうかが決まってくると思います
これを聞いた早稲田大学の学生は大きな拍手で答えたそうです。
「捕らぬ狸の皮算用」ということわざを知っていますか?
「まだ手に入れていないうちから、それを当てにして儲けを計算したり、計画を立てること」を意味しています。
もともとは、まだタヌキを捕まえていないのに、「タヌキをつかまえたら、どれくらい売れるかな~」、「儲かったお金で何を買おうかな~」などと計算することから生まれてます。
私たちもこのことわざのように、先のことばかり考えてしまい、今に集中できていないことありますよね?
もちろん計画を立てることは大切ですが、計画通りに進むことは稀で、結局今日一日をやりきることが明日につながり、1週間後、1か月後、1年後につながってきます。
アドラー心理学で有名な著書「嫌われる勇気」にもこう書かれています。
「いま、ここ」に強烈なスポットライトをあてよ
今に集中できれば、五郎丸のように「後悔していることはないか?」と聞かれても、自信を持って「ないです」と言い切れるようになるでしょう。
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★「手に入れる」と「手放す」
人生で何かを得ようとするなら
何かを犠牲にしなければならない
2015年W杯本番を控え、これまでを振り返りながら発した言葉です。
合宿・遠征など多くの時間をラグビーにささげた五郎丸は、日本ラグビーの歴史を変えるという目標を達成するために、家族・仕事など多くのものを犠牲にしてきました。
結果W杯では「南アフリカに歴史的大勝利」をおさめるなど、日本ラグビーを大躍進することができました。
偉業とまではいかなくても人生において大切なものを成し遂げるには、何かを犠牲にしなくてはいけないこともあります。
例えば、「新規事業を立ち上げて、寝食を惜しんで没頭する」、「子育てをするために、仕事を休む」、「資格を取るために、飲み会を断る」などありますね。
よくあるのが恋愛で、今の彼氏・彼女に執着してしまうパターン。
犠牲にする、手放すというのはすごく不安なことで、「本当によかったのかな?」と後で迷うこともあります。
「手に入れる」と「手放す」はセットぐらいに考えておくと精神的に楽になって迷うこともなくなるでしょう。
五郎丸は数多くのメディアで注目される発言をしていて、それらの一つ一つの名言に触れるだけで人生において大切なことが分かってきます。
自分は迷ってばかり・・・とちょっと後ろ向きな気持ちになった時には五郎丸の名言に触れて前向きになっていきましょう。
(参考)
五郎丸歩 「五郎丸語録」 2016年(中央精版出版・ぴあ)
岸見一郎・古賀史健「嫌われる勇気」2013年(ダイヤモンド社)
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