沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。
これを心理学では「自己効力感」と言います。
今回は昨年映画で大ヒットを記録した「聲の形」の名言から、「謝りたい…」そんな時に触れたい名言をご紹介していきます。
物語の中では様々な「謝る」に関連したシーンが出てきます。
共感できるシーンが沢山ありますのでご覧ください。
★時間がたっても忘れてはいけない
「聲の形」第2巻より引用
なに笑ってんだよ 俺・・・!
お前は笑っちゃだめだろ!!
昔の過ちを許してもらって
自分にとって都合のいい結果をもらったらそれでいいってか?
そんなわけがない!
忘れちゃいけないんだ 笑顔だったはずの時間も 嫌な思い出も
西宮と再会し、話をするようになり、西宮から「またね」と笑顔で言われた石田。
かつて自分がいじめ、自分のことを嫌いになったもとである西宮から笑顔を向けられたことで、つい嬉しくなってしまう石田でしたが、過去の自分の過ちを思い出し葛藤するのです。
相手に対して悪いことをしてしまったとき、そのことをしっかり覚えていますか?
それとも、許してくれたのをいいことに過去の出来事を忘れてしまいますか?
主人公の石田は過去の出来事をずっと心にとめたまま生きています。
生き方は人それぞれだと思いますが、自分がしてしまった過ちのせいで、悲しませてしまった人がいたということは忘れてはいけないということをこの名言から感じます。
忘れないことで、次同じことをやる可能性はとても低くなります。
どれだけ時間がたっても忘れてはいけませんね。
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★謝ることに逃げてはいけない
「理解してないのにちゃんと謝れるって思ってるの?」
「聲の形」第4巻より引用
昔と変わらず西宮に対して敵対心を見せる植野。
そんな植野は西宮とちゃんと話をするために一緒に観覧車に乗ります。
「悪いのはお互い様だよね」そう言う植野に対して西宮は「ごめんなさい」と謝ります。
そこで言った植野のセリフです。
植野は西宮に自分の考えを理解してほしくて、本音で話をしました。
しかし、それに対して西宮の返答はただ謝るだけでした。
このような場面、日常生活でもついやってしまうので社ないでしょうか。
何かキツイこと言われると すぐに「ごめんなさい」とか言って逃げる
わかってたよその方がラクだもんね 弁解するよりすべて認めちゃった方が
「すみません」という言葉は、とても楽な言葉です。
自分が折れるからもうこの話を終わりたい、そんな意味も含まれている言葉だと思います。
この言葉を言うことで、相手との話し合いを拒否しているのです。
相手と本音で話し合うのは、自分も傷つくことだって沢山あります。
しかし、そうやって話し合うからこそ、お互いのことが理解できるというメリットもあります。
いつも「すみません」と無意識に謝ってしまっている人は、意識してやめてみませんか?
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★辛い過去は可能性にも変わる
「聲の形」第7巻より引用
この扉の向こうにあるのは きっと辛い過去だ
でももう一つある 可能性だ
それはいつだって開くことができる 生きている限り
物語の最後のシーンでも名言です。
石田と二宮の辛い思い出である小学校の同窓会に参加しようとする2人。
小学校のころでは考えられなかった2人が理解し合えたように、扉を開けば未来へつながる可能性があるというシーンです。
今まで、人間関係が崩れてしまったこと、昔の嫌な思い出、トラウマ。
そんな辛い過去はだれにだって1つや2つあるかと思います。
しかし、それを辛い過去としてずっと持っておくこともできるし、未来への可能性として持つこともできます。
その選択をするかしないかは自分次第です。
心の奥底につかえている過去のトラウマを、今こそ未来へを切り開くことができるのではないでしょうか。
(参考)
大今良時「聲の形」(講談社)
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