★パーソナルトレーニングとは?
「パーソナルトレーニング」と聞くとどんなイメージですか?
その名の通り「パーソナル(あなたに合った)トレーニング」です。
昔は運動選手やモデルさんなど限られた人のための特別なものというイメージがありましたが、近年ライザップが有名になり、私達のような普通の人でも受けることが出来るようになってきましたね。
一言にパーソナルトレーニングと言っても目的は様々です。
ライザップは「痩せる」に特化しているパーソナルトレーニングジムですが、姿勢を良くしたい、腰痛を改善したい、ヒップアップしたいなど、私達お客さんの要望に対して、トレーニングによって効果を出すものであれば全てパーソナルトレーニングだと私は認識しています。
例えば今は、英語で結果を出すためのパーソナルトレーニングなんて言い方もあります。
是非パーソナルトレーニングを受けてみたい!という方は何を求めてパーソナルトレーニングを受けたいのか?というのを明確にしていくといいでしょう。
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★なぜ今日本でパーソナルトレーニングが流行っているのか?
では、なぜ日本でパーソナルトレーニングが流行しているのでしょうか?
勿論ライザップなど、パーソナルトレーニングが身近なものになってきたというのは1つの要因でしょう。
もう一つの要因として、今後の予防医学の考え方というのが関係していると考えられます。
例えば、腰痛改善を目指してパーソナルトレーニングを受けに来た人がいたとします。
【例】
現状:腰が痛い
いつから:2年前から
どんな時に:朝起きた時、長く椅子に座って仕事をしている時
整形外科の診察:使い過ぎでしょう、シップ処方(レントゲンでは異常なし)
今まで改善のために取り組んだこと:マッサージを受けに行く、腹筋、ヨガ
⇒改善しなかったので、パーソナルトレーニングを受けにきた
痩せたいというだけでなく、こういった状況を改善したくてパーソナルトレーニングを受けに行く方もとても増えています。
「あ、私も似ている状況だわ」と思った方はいますか?
整形外科などの病院では、今現在身体に何が起きているか?という「結果」を知ることができますが、その痛みなどを引き起こす「原因」を調べることはできません。
結果に対して、薬などで対処することは大事ですが、痛みを引き起こしている原因に対してアプローチをしていかないと、根本的な改善にはならず、また痛みが再発してしまいますよね。
そのような医療の問題を受けて、アメリカでは2010年ごろから、「米国内科試験委員会:American Board of Internal Medicine(ABIM)」が「Choosing Wisely(賢い選択の意)」という言葉を提唱しています。
ChoosingWiselyとは「現在医療の世界で行われている検査や治療が、過剰な検査・過剰な治療になっていないかきちんと検証していこう」というキャンペーンです。
つまり、お医者さん達自身が、「無駄な医療を撲滅しよう!」と提唱している運動です。
(詳しくは日本のHPをご覧ください→ChoosingWiselyJapan)
このChoosingWiselyの運動によってはじめてわかったことも沢山あります。
例えば、ぎっくり腰などの急性腰痛になった場合、今までの治療では「痛みが引くまで安静にしていてください」と言っていたところが、新しい考え方では「痛みが出てから48時間以上の安静はしてはいけない」となっています。
「えー!」と驚かれた方も多いでしょう。
48時間以上たった場合に身体を動かす際には、パーソナルトレーナーなどに運動方法を聞くようにとも書いてありますね。
このように痛みを引き起こしている原因にアプローチするためのトレーニングの必要性が大きくなってきたのも、パーソナルトレーニングが流行になっている一つの要因でもあるでしょう。
今後日本でも、このChoosingWiselyの考え方が広がってくることで、益々発展していきそうですね。
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★痛みの場所だけが原因でない場合もある
パーソナルトレーニングの効果としてもう1つ挙げるとすれば、その人の身体の「クセ」にあったトレーニングを提案することができるということでしょう。
ただトレーニングを闇雲にやっても効果が出ない場合は、今まで何十年もの間に培ってきた、身体のクセのままトレーニングを行ってしまっているからという可能性もあります。
もしかしたら、全く想像もつかなかった身体の部位の使い方の「クセ」によって、あなたの今の身体の不調は出ているのかもしれません。
ではなぜそんなことが言えるかということを簡単にご説明していきます。
私たちの身体は関節の連続で骨格を形成しています。
それぞれの関節の可動域は、関節ごとによって大きいものと小さいものがあります。
そして、人の骨格というのは、この可動域が小さい個所と大きい個所で交互に連続しているんですね。
足の指関節:可動域小
足首関節:可動域大
膝関節:可動域小
股関節:可動域大
腰椎:可動域小
胸椎:可動域大
肩甲骨:可動域小
肩関節:可動域大
肘関節:可動域小
手首関節:可動域大
指関節:可動域小
この大小の関係性が大きく崩れてしまうと、崩れた関節に過剰なストレスやがかかったり、偏った運動行動に繋がって身体の不調に繋がっていきます。
例えば、腰が痛い方は、もしかしたら股関節の可動域が本来大きいところ、日常生活のクセによって可動域が小さくなってしまったことで、腰に過剰な負荷がかかっているかもしれません。
このように、痛みの原因は幹部だけでないという可能性も大いにあり得るのです。
パーソナルトレーニングは、こういった身体の動かし方や、原因を一緒に考え、あなたに合ったトレーニングを提案してくれるので、効果が出やすくなっているんですね。
是非一度試してみて下さい。
(参考)
IBMAパーソナルトレーナーベーシックテキスト
メディカルノート https://medicalnote.jp/
ChoosingWiselyJapan http://choosingwisely.jp/
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