★大切でないことに時間を使っていませんか?
上司としての自分、夫としての自分、父親としての自分など、社会に所属する以上様々な役割がありますよね。
優秀な人材ほど、どの組織でも引っ張りだこで役割が多くなってきます。
ただそんな中でも日々充実して笑顔で過ごしている人もいれば、顔色は日々悪くなり、元気がなく、「体調大丈夫?」と言われてしまう人もいます。
この違いってどこにあるのでしょうか。
その違いは「ただ頑張る」という根性論に依存しているかどうかにあります。
根性論に依存していると、いわゆる「社畜」という状態になって、疲れが慢性化し、人生も楽しくありません。
今回は、そんな社畜から抜け出し、人生の質を高める方法をご紹介致します。
社畜のように疲弊した状態から抜け出すには以下の4つのシンプルな方法しかありません。
①重要なことを増やす→当然ですね。重要な行動を増やさなければ良い結果は生まれません②重要でないことを減らす→これも当然ですね。例えば、暴飲暴食やタバコ、テレビをだらだら見るなどでしょうか。③新しいことを始める→これによって新しいスキルを身につけることが出来ますね。④あることを完全にやめる→②に近いです。会社の飲み会などを自分が大切にしていないのであれば断りましょう。
ただこの4つの方法を実践するためには自分が「何を大切にしたいのか」を理解しておかなければなりません。
仕事、家庭、地域社会における立場は人それぞれで違っています。
それらに対する考え方も一人一人違う以上、自分にとっての「重要」を考えてみましょうね。
★自分を見つめなおそう
とはいっても、「自分は何を大切にしたいのか、何を達成したいのか」は意外と見つけることが難しいですよね。
それを見つけるためには、以下の質問を自分にしてみるといいです。
必ず紙に具体的に書き出しながら考えてみて下さい。
いいですか?紙に書くことが重要です!
成功者は必ずといってもいいほどゴールを紙に書いて考えるそうです。
ではいきましょう!
Q.「今から5年後に完璧な暮らしをしているならば、それはどんな生活ですか?」
この質問を以下の7つの分野で具体的に考えてみてください。
1.仕事
2.家庭生活
3.資産
4.健康と体力
5.個人的成長
6.社会や地域
7.精神的成長・心の平穏
ピーター・ドラッカーは、「わたしたちは、1年でやれることを多く見積もりすぎている。しかし。5年先に実行可能なことは少なく見積もりすぎている」と言っています。
じっくり、時間をかけて考えてみてください。
あなたが大切にしたいことが明確になってきます。
★自分を見つめなおした、その後は・・・?
自分を見つめなおした後は最初にお伝えした4つのシンプルな方法を実施していきましょう。
忘れてしまいました?
こちらですよ!
①重要なことを増やす②重要でないことを減らす③新しいことを始める④あることを完全にやめる
実はこちらは80対20の法則に基づいて作られています。
80対20の法則とは「仕事全体のうち上位20%の効率のいい業務が、収益全体の80%を生み出す」という法則です。
自分の仕事を振り返ると「確かにな・・・」と思いませんか?
業務時間をすごく無駄なことに使っている場合は非常に多いです。
例えば、同僚との愚痴、上司の機嫌取り、面倒で売上げの上がらない顧客への対応、ただ参加しているだけのMTG、タバコの休憩、、、などです。
業務時間に無駄なことをしているから、仕事が終わらず家に持ち帰らなければならなかったり、休日出勤しなければならなかったりしているわけです。
仕事をする際は必ずこの質問を自身にしましょう!
Q.「成果の80%以上を生み出す上位20%の仕事とはなんだろう?」
ビジネスマンである以上、必ず成果・収益が求められています。
もっとも対価が高い仕事や重要な成果を生み出す仕事により多くの時間を費やすようにしましょう。
「じゃあ下位80%の仕事はどうすればいいの?」と思われる方もいるかもしれませんが、その場合はその仕事を減らす、もしくは止めるという選択を取ってください。
事業規模を縮小する、外部に委託するなどもありますね。
個人に振られる仕事であれば、大切な仕事をするために「NO!」と言うことも大切です。
自分の大切にしているものを深く考えるのは非常に時間がかかることです。
休日などでまとまった時間をとって一度実施してみてくださいね。
(参考)
ブライアン・トレーシー「大切なことだけやりなさい」2016年(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
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