★ひらめき力をアップさせる「アセチルコリン」とは?
「部屋の掃除をやろう!」と思ったものの、なかなかやる気が湧かなかったのに、いざ始めたら夢中になって掃除をしてしまった…なんて経験はありませんか?
実はこれはアセチルコリンという脳内物質が分泌されてたことが関係していたのです。
アセチルコリンは副交感神経の興奮と、交感神経の抑制、運動神経の伝達物質としての役割をしています。
簡単にいうと、心や身体が興奮している状態と、休息している状態を調整するような脳内物質であり、仕事では「ひらめき」や「想像力」「作業効率アップ」に関係してくる物質です。
最初に挙げた掃除の事例では、「掃除に対してやる気がない」という状態に「とりあえずやってみる」という行動を加えることでアセチルコリンが分泌され、「やってみたら気分が乗っている」という状態を作るという役割を担っています。
このように、アセチルコリンが分泌されやすい行動を行うことで、ひらめき力をアップさせたり、仕事の効率を大幅にアップさせることができるようです。
アセチルコリンを活性化し、天才的なひらめき力を手に入れましょう!
<Sponsored Link>
★シータ波を使ってさらにひらめき力をさらにアップさせよう!
精神的にリラックスした状態においてα波(アルファ波)という脳波が出るのはよく耳にしますよね。
ではθ波(シータ波)という脳波は聞いたことがありますか?
このシータ波は奇抜なアイディアが生まれる脳波として知られており、アセチルコリンが活性化することでさらにシータ波も生み出しやすくなると言わせています。
つまし、アセチルコリンをうまく分泌させ、シータ波を出すことでひらめき力のアップにつながるんですね。
【アセチルコリンを活性化する方法】
①好奇心を刺激する
新しいものに出会ったり、新しい場所に行くことでアセチルコリンの分泌を促すことが出来ます。
また興味を持ったものを調べることも有効です。
②外に出る
好奇心を刺激することと同じですが、外に出て、今いる環境から目に映る風景を変えることでもアセチルコリンの分泌を促すことが出来ます。
ぶらり旅などは最高ですね。
③創造性の4Bを活用する
『スウェーデン式アイデア・ブック』という本にはアイディアが浮かびやすい場所を総じて「創造性の4B」とまとめています。
これらはアセチルコリンが分泌されやすい場所です。
期限までに企画を出さなくてはいけないというときは、机に向かってではなく、こういったボーッとできる場所で考えるのもいいかもしれません。
「創造性の4B」
バー(Bar)
お風呂・トイレ(Bathroom)
乗り物のバス(Bus)
ベッド(Bed)
<Sponsored Link>
★天才的なひらめきを生む睡眠の力
さらに天才的なひらめきを生みたいと考えている方は「睡眠」を活用するのも1つの方法です。
なぜなら歴史上の有名な発見のいくつかは寝ている間におきているからです。
実は寝ている間にひらめきが起こるのもアセチルコリンが関係しています。
睡眠は浅めのレム睡眠と深めのノンレム睡眠に分かれます。
私達が夢を見ている時はレム催眠の時なのですが、その時はアセチルコリンが活発に分泌されているのです。
思い出して見てください。
夢の中で現実では到底起こりえないことが起きたりしますよね。
それもアセチルコリン活発化し、論理的縛りから脳が解放されていたからのようです。
ではどうすれば睡眠中に天才的なひらめきを得ることが出来るかというと、「インプットを増やす」これにつきます。
というのもひらめきというのはゼロから素晴らしいアイディアを生み出すものではなく、脳内で情報が連結されることで生まれるものだからです。
なので皆さんも、沢山本を読む、情報を入れる、色々な経験をするというようにインプットを増やしてみましょう。
「いつも同じ行動ばかりとる」というように、アセチルコリンの分泌が少ない人は、将来的なアルツハイマーになりやすいともいわれています。
アセチルコリンを活性化で、天才的なひらめき力を手に入れ、将来のアルツハイマーの予防もしましょう!
(参考)
樺沢紫苑「脳を最適化すれば能力は2倍になる-仕事の精度と速度を脳科学的に上げる方法」2016年(文響社)
コメントを残す