「サラダを贈り物に」ベジデコサラダがプレゼント文化を変える! ~株式会社MitsukiStyle 森安代表~

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食のデザインから会社の経営まで

結婚して主人がレストランの経営を始めたのがきっかけでした。それまで私はレストランとは関係ない仕事をしていましたが、子育てが終わったタイミングでレストランの現場の方に出るようになりました。

それからスタッフのみんなから、フランス料理や文化、ワインなどについて教えてもらったりしましたね。

現場での仕事も経験し、経営に関しては私が引き受けるようになり、今では『ベジデコサラダカフェ』がある、低糖質&グルテンフリーレストラン『ラ ポルト マルセイユ』の運営を行う有限会社和秀、食のデザイン・コンセプト設計を行う株式会社ミツキスタイル、両方の代表取締役を務めています。

経営は専門的に学校で学んだというより、現場で学んだり、商工会議所の『経営者の会』などで数多くの仲間に育てていただきました。

 

こころとからだが元気になる食事のスタイルを作りたい

30年『食』にかかわっているなかでいろいろな体験をしてきました。

マクロビの勉強、ハーブ&スパイスの検定を受けに行ったり、薬膳料理の料理会なども開催したりしました。

色々なスタイルの料理を学んでいる中で、私が実現したかったことは「体にも、心にも、健康にいいものを食べ物の世界で提案していく」ということでした。

バブルの時代のレストランというのは、フォアグラとかキャビアとかのような海外からの食材をフランス料理で高級なワインと一緒に食べる場所。

非日常を味わう役割がレストランにはありました。

ただ、レストランに立っているなかで、皆さんが本当に求めているのは自分のこころとからだが元気になる食事のスタイルなのではないかと思うようになりました。

「でもどうしていいかわからない…」

例えばお肉を全くやめるというのは、非現実的。お野菜を毎日たっぷりとれるかというと、日課のようにスムージーを飲まれる方がいたりして、「それは本当にこころにいいのか…?いや、違うよね」と思っていました。

お口の外側の栄養学だけでなく、もう少しホリスティックに見た、本当の意味でのこころとからだの栄養を考えてみたい。そのためには食材の成分や力を勉強する必要があり、薬膳はとても役に立ちましたね。そしてその『薬膳』をフランス料理に活かすために、スパイスやハーブも学びました。

 

 

逆転の発想から生まれた『ベジデコサラダ』

こうして学んだものを、「どうやってレストランで商品にするか?」と考え、いろいろとチャレンジを繰り返しました。

「かわいくて、女性に喜んでもらえる料理が作りたい」

「グルテンフリー・ノンシュガーは誰にも共通してからだにいい」

という想いからメニューを作っていきました。その中であることに気づきました。

「フランス料理で一番砂糖をとるのが、最後に出る『スイーツ』なのだ」

パティシエが作っているのを見ると「うわっ!」と思ってしまうほど砂糖を使うんですね。「これを何とかしないと!」と思い、ラポルトマルセイユで砂糖を使わないスイーツの開発を始めたんです。

始めは、砂糖を使わないケーキを一生懸命作っていたんですけど、甘いものを沢山食べてほしいわけではないと気付き、発想を変えて「ケーキを食べるように野菜を食べたらどうだろう?」と思ったんです。これがベジデコサラダの始まりです。

これなら女性も罪悪感なく食べることが出来ますよね。しかも「可愛い!」これが大切です。そもそもスイーツの役割って、「かわいい、きれい、ワクワクする」これが半分以上ではないかな、と思います。

つまり、「疲れたから甘いもの食べたい」という人の中には、「目で見て可愛いものが食べたい」という人が大勢いるはずなんです。実際にベジデコサラダを召し上がったお客様はスイーツを食べない方が多いんですよ。

店舗情報はこちらをご覧ください!

「これ、実はサラダなんです!!」サラダから会話が溢れ出す ~ベジデコサラダカフェ森安代表~

2018.02.21

 

『ベジデコサラダ』が世の中に与える影響

健康上の問題で一般的なケーキが食べられない人っていますよね。アレルギーや糖尿病などいろいろあると思います。そういった方への贈り物、ケーキの代わりに『ベジデコサラダ』はなり得ると思うんです。「かわいい!」と言ってケーキを食べることを、諦めなくてよくなるんです。

他にもポットラックパーティーなどで『ベジデコサラダ』を持っていくと、コミュニケーションの場面が増える、そこで場の雰囲気を良くしてくれます。

「見た目かわいい、ケーキみたいなのに実はサラダ!」

ここから会話が広がるに決まってますね(笑)

ダイエット、パフォーマンスを上げるために、砂糖を使わない、小麦を減らす生活スタイルを選ぶ方が増えているので、その代替え商品にもなってくれます。

『サラダを贈り物に』という世界に向かって

「サラダを贈り物に」という世の中になるのが私達のビジョンです。ケーキや饅頭などと『ベジデコサラダ』が並んで、贈り物・プレゼントとして選んでもらえるようになってほしいと思っています。

そういう気持ちを込めて本で作り方を公表したり、『一般社団法人日本ベジデコサラダ協会』を設立しました。『ベジデコサラダ』を好きになってくれる人・広めてくれる人を増やしたいと想いからですね。そのためにベジデコサラダは材料は冷蔵庫にあるものでできるようにしています。現在協会認定のインストラクターの方が日本で49名います。

お母さんたちが、ご飯の時に「今日のサラダは違うわよ!」とちょっとしたサプライズで出せるようになってくれたら嬉しいです。

 

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