D・カーネギーの「道は開ける」には、悩みの克服方法が整理されています。
仕事をしている中でたくさんの問題にぶち当たります。
そこでその問題を「考える」のか「悩む」のかどちらが正解だと思いますか?
「悩む」というのは解決できないことについて思いを巡らせることです。
自分の行動を整理して「悩む」を克服しましょう。
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★悩みがわからず不安になっていませんか?
【社会人5年目の会社員の悩み】
女性は結婚や出産、介護などライフスタイルの変化が沢山あります。
その中で、どうやって自分の人生を生きていくかというのは、多くの女性が悩んでいることでしょう。
カーネギーはこういった悩みにぶつかった時には、悩みと戦略的に向き合うことが大事だと言っています。
つまり、「何に悩んでいるのか?」「何に不安になっているのか?」「今の自分はどうなのか?」というのを客観的に分析してみることが大切だと述べています。
不安の原因は「正体がわからないこと」です。
不安を解消するために行動するのではなく、事実を把握するために行動してみましょう。
事実が見えたら、あとは不安に思っていることが、自分の価値観に照らし合わせて、大切に思うべき事なのかというのかというのを確認していくといいでしょう。
彼(ジョージ・バーナード・ショー)の言葉は、まことに的を射ている
「みじめな気持ちになる秘訣は、自分が幸福であるか否かについて考える暇を持つことだ」
裏を返せば、そんなことは考えないことだ!
D・カーネギー「道は開ける」P.105
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★譲れること、譲れないことを認識しよう
じゃあ、今私が何を不安に感じているかを整理すればいいのかな?
そうじゃな!仕事を辞めることに対してなにが不安なんじゃ?
うーん… 今まで頑張った仕事がなくなっちゃうこと 専業主婦にやりがいを持てなそう 今の仕事が好きだから 人と関わりがなくなってしまうのが嫌だ 仕事を続けたいって彼に言えない自分がいる、とかかな。
なるほど、段々自分のことが見えてきたかな。 では、その中でこれは譲れる、これは譲れないということはなにかな?
譲れないのは、彼の仕事をサポートしたいってことと、仕事で人と関わっていきたいってことかな。 譲れるのは…今と同じ仕事じゃない無くてもいい。
ほー!答えは見えているじゃないか。 こうやってどこまで悩むかというのを決めてしまうといいんじゃよ。
不安なことや、悩んでいることがどれだけ悩んでも決まりません。
そんな時は「ここまでは悩む、あとはどうする」と先に基準を決めてしまうことも大切だとカーネギーは言っています。
つまり、悩むか悩むのを辞めて先に進むかというのを決めるのは全て自分次第だということです。
よく株などで使われる言葉に「損切り」という言葉があります。
これは、保有する株式の価格に下限を決めておき、価格変動でその下限に達した場合、感情などに関係なく、自動的に株式を売って損失を確定させることで、損失を事前に設定した分までしか出さない、ということです。
株だけでなく様々な選択でこの「損切り」というのは使えます。
ここまで悩んだら、こっちに決めよう!ここはもう譲ろう!などと、多少自分の望む結果でなくとしても、損を受け入れるのです。
そしてこの損切りのラインというのが、皆さんが持っている価値観ですね。
普段から「譲れるもの」「譲れないもの」この2つの価値観を知っておくことで、自信を持って損切りできるでしょう。
価値に対する正しい判断力こそ真の心の平和をもたらす鍵である。
そして、私達が…人生という尺度で見た時に絶対的な価値基準となるもの…を確立しさえすれば、私たちの悩みを半減させることができる。
D・カーネギー「道は開ける」P.152
(参考)
D・カーネギー「道は開ける」(創元社)
ついに、付き合って3年の年上の彼氏からプロポーズをされました。
仕事も5年目になり部下のマネジメントも任されるようになってやりがいを感じているんだけど、彼からは家庭に入ってほしいと言われてしまいました。
彼のためならば、と退職を決意したんだけど、なんかモヤモヤ。
専業主婦になって本当にいいのかな…
私の幸せってなんだろうと、不安になっています。