【ツボ押し】「さするだけ?」女性特有の悩みはお腹のツボ押しが効果バツグン!

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★実は「ついやっていた」ツボ押しのルーツと効果

 

ツボ押しと聞くと「足つぼマッサージ」が頭に浮かぶ人がほとんどではないでしょうか。

テレビでやってるあれですね。

だからこそ「痛い」というイメージが強くあるのではないですか?

ツボ押しによって痛いと感じることこそ、身体の不調を改善することに繋がるというのが一般的な人の認識だと思います。

しかし、皆さんは日常生活のなかで、自然とツボ押しをやっていたのです。

例えば、デスクワークの合間に「肩こったな~」と思って肩や首をさすったり、目が疲れた時に目頭を押さえたりしますよね。

また、お腹が痛いときはお腹をさすったりします。

不調を感じている部分をさすったり、押さえたりするとどうですか?

瞬間的にではあるかもしれませんが、ちょっと良くなりますよね。

このように、身体の不調を感じた時に、ついその部分に手を当てるというのは無意識でやっていることですが、実はこれも「ツボ押し」だったのです。

私たちは無意識のうちに「ツボ押し」という身体の不調を改善する行動を行っていたのです!

ツボ押しは古代中国で生み出されて、WHO(世界保健機関)の定義によると、ツボは身体に361個もあると言われています。

すごく多いですね〜!

では、なぜ身体の不調を感じた時に、ツボ押しをする(その部分を触る)と不調が改善するのでしょうか。

 

【ツボ押しが効果的な理由】

①気の流れを整えて、自然治癒力を高める

東洋医学では人の体には「経絡」という線が張り巡らされていて、そこには「気」が流れているとされています。

気とは私たちが持っているエネルギーのことで、生活の乱れやストレスによって、気の流れが滞ると、身体の不調につながるようです。

ツボはそんな経絡上にある気の出入り口とされています。

つまりツボ押しの本来の目的は、ツボへの刺激で気の流れを整えて、人が本来持っている「自然治癒力」を高めるということだったのです。

むかし「痛いの痛いの飛んでいけー」と、痛いところをさすっていましたよね。

これも昔の人が自然に、自然治癒力を高める方法を生み出していたのなもしれませんね。

この「痛いの飛んでいけー」が効果的な理由には「思考(痛いと感じている思考)の外部化」も当てはまると言われています。

 

②筋肉の緊張を和らげて、血行を改善し、不調を治す

またツボは「筋肉のひずみが出る場所」であるとも考えられています。

身体は骨と筋肉で構成されますが、筋肉と筋肉の交わっている部分には神経が交差している場所があり、これがツボとも言われています。

これは特に激しい運動をしなくても、歩く、座るなどの動作でも筋肉に負荷がかかってひずみが出てしまうんですね。

そこで、ひずみの部分を押すことで、筋肉の緊張を和らげて、血行を改善し、身体の不調を改善してくれるんです。

 

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★女性の不調はツボ押しで改善!知っているとお得なツボ

 

色々な身体の不調を改善できるツボ押しですが、自分で自分の身体の不調ををケアできるのもツボ押しいいところですよね。

特に女性ならではの不調にはお腹のツボ押しのがオススメです。

今回は知っているとお得なツボをご紹介します。

(引用)南大阪鍼灸所HP

 

【冷え性・むくみ】水道(すいどう)

血流が悪くなってしまうことで、冷えやむくみが置きます。

ツボを押すことで、血行を良くする効果があります。

へそから指4本下を基点に、指3本外側を、ゆっくり5秒押し上げましょう。

 

【便秘】腹結(ふっけつ)

女性は運動不足などで、便秘になりやすいと言われています。

ツボを押すころで、腸に刺激を加えて、便通の活性化を促します。


へそから指1.5本下のところを基点に、指5本外側を持ち上げるように押しましょう。

 

【生理痛】天枢(てんすう)

生理痛は子宮口や子宮内の筋肉の収縮が強い時に発生します。

ツボを押すことで、筋肉の緊張をほぐして、改善を促します。

特に生理の時期が来る前に、体質改善として使うとより効果的です。

へそから指3本外側をやさしく押し上げましょう。

 

【PMS(月経前症候群)】曲骨(きょっこつ)

PMSは女性ホルモンが急激に変化し、乱れることによってなる症状です。

ツボを押すことで、血行をよくして、ホルモンの働きを安定させましょう。

恥骨の上のツボをおへそのほうに向けて、引き上げるようにやさしく押しましょう。

お腹にはその名の通り、お腹周りにまつわるツボが沢山あります。

勿論ツボをしっかり押してあげることも大切ですが、デリケートなお腹はさするだけも効果抜群です。

皆さん無意識のうちにお腹をさすっている方もいると思いますが、女性は特に身体の不調を感じたらお腹をさすりましょう。

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★ツボ押しの3つのポイントと注意点

女性特有の悩みのツボをご紹介しましたが、更にツボ押しを効果的するためのポイントと注意点を紹介していきます。

これであなたもツボ押しマスターになりましょう。

 

①優しくソフトに、が基本

ツボ押しと聞くと「痛い」ほうが効くと思われがちですが、あながちそうとは言い切れません。

人は一度「痛い」と感じる経験をすると、その痛みを記憶して、次にその痛みを受けた時に防御反応を起こしてしまうようです。

そうすると、筋肉が緊張してしまい、ツボ押しの効果が得られないこともあります。

手の自然な重さやぬくもりだけで十分な効果を得ることができます。

 

②お風呂上りにゆったりとした服装で

ツボ押しに適している環境は、就寝前の入浴後だと言われています。

ツボ押しをすることで、交感神経に作用して、興奮を沈め、リラックスの効果も高めることができます。

そして、身体の締め付けがある服や下着をつけていると、血流が悪くなり効果が弱くなってしまいます。

ゆったりとした肌着の時に行いましょう。(裸の時がベストです!)

 

③生理中や体調が悪い時は弱めに

生理中や、PMS(月経前症候群)の症状が出ている時は、腹部のツボ押しは弱めに行いましょう。

そして具合が悪いと感じる時はすぐにやめましょう。

ツボ押しはやみくもに強く押しても効果が上がりません。

万能薬ではなく「自然治癒力」を高めることを目的に、予防として使っていきましょう。

 

(参考)

風早健史「自分のからだと上手につきあう ツボ&リンパマッサージ」2016年(成美堂出版)

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