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★2017年インフルエンザの流行と傾向
2017年10月厚生労働省はインフルエンザワクチンの製造量が、過去5年で最も少ないことを発表しました。
ニュースや新聞などでも「ワクチン不足」で予防接種が受けられないことへの不安の声が上がっていますね。
今回は2017年のインフルエンザの流行と、予防接種の際の注意点についてです。
2017年インフルエンザの流行時期
インフルエンザの流行時期は通常12月中旬~3月上旬までと言われています。
今年は9月の段階で、例年に比べると約5.2倍のインフルエンザの患者が発生しており、流行時期は通所の12月中旬よりも早まるのではないかという予測が出ています。
東京都の国立感染センターによると、すでに10月の段階で学級閉鎖となっている小中学校も見られるようなので、注意が必要ですね。
2017年インフルエンザの流行の型
インフルエンザには型があります。
大きく分けてA型とB型です。
それぞれの特徴は以下の通りです。
A型の特徴 A型はウイルスパワーが強く、身体にかかるしんどさが大きいのが特徴です。
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B型の特徴 B型は下痢などの胃腸系の症状が多いのが特徴で、A型よりは軽い症状になる傾向にあるのが特徴です。
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2017年はA型、B型共に注意が必要ですが、11月~1月はA型が流行しやすく、2月以降にB型が流行するのだろうと思われています。
ちなみにA型とB型は抗体が違うため1シーズンに2つの型にかかる可能性がありますので、1度インフルエンザになったからといって安全というわけではないみたいですね。
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★2017年予防接種ワクチンの状況
では気になる2017年のインフルエンザのワクチン状況を見ていきましょう。
厚生労働省の発表によりますと、今シーズン、国内で製造するインフルエンザワクチンは合わせて2528万本と、昨シーズンに実際に使用された数よりも114万本少なくなる見通しで、ワクチンの供給が需要を下回る時期があると予測されているようです。
多くの病院では10月ごろよりインフルエンザの予防接種の予約が始まり、11月に本格的に予防接種がスタートします。
現状では、予約がスタートした今現在が一番ワクチンが足らない状況に陥っていると言えるでしょう。
インフルエンザは例年、来月末から全国的な流行が始まるため、国は医療機関に対し、13歳以上の人へは1回の接種を徹底することや必要以上のワクチンの発注をしないよう通知したほか、各医療機関では子どもとお年寄り、それに呼吸器などに病気がある人を中心に、早めにかかりつけの医師と相談して接種する時期を相談するよう呼びかけているようです。
インフルエンザのワクチンは毎年どのようなウイルスが流行しそうかを、世界的な流行状況を参考にしながら厚生労働省が何度かの会議を経て予測しています。
その情報を元に各製薬会社がワクチン作成を行います。今年はその製造の遅れに伴って、ワクチン不足が心配されているようです。
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★インフルエンザの予防接種で気を付けること
そもそもインフルエンザの予防接種を打つことのメリットは以下の通りです。
- 症状の発症を減少させる
- 感染した時の重症化を防ぐ
なので感染を完全になくすというわけではありません。
しかし、もともと感染しやすい以下の方は、重症化することへの危険を伴うので、受けておくことをおすすめします。
- 救急隊員を含む医療従事者
- 妊婦・基礎疾患を有する者
- 子供(1歳から就学前)
- 1歳未満の子供のもつ両親
- 小中高校生
- 65歳以上の高齢者
また、受験生や就活などインフルエンザにかかることが出来ない!という方も、もしものためにうけておくといいですね。
インフルエンザのワクチンは抗体ができるまでに、1か月ほどかかると言われています。
そのため、例年流行しやすい12月~2月の1か月前である11月~12月い受けておくことが効果的だと言えます。
一度予防接種を受けると効果は約半年続くと言われています。
大事な時期に合わせて、逆算しながら予防接種を受けるようにしましょうね。
(参考)
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