熱中しすぎて熱中症にならないための対策

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★意外と身近な熱中症

 

昨年の熱中症で緊急搬送された人の数はどれくらか知っていますか?

平成 28 年5月から9月までの全国における熱中症による救急搬送人員数の累計は 5万 412 人だったそうです。

子供や高齢者がなりやすい印象の熱中症ですが、18 歳以上満 65 歳未満の熱中症患者は全体の36.0%と意外と多いという現実もあります。(総務省調査より)

特に、夏休みのレジャーや夏の外での作業などがある方は、自分のためにも、自分の周りにいる人のためにも、熱中症予防対策をしっかり身につけておきましょう。

【熱中症の原因】

1、環境

気温が高い、湿度が高い、日差しが弱い、風が弱い、閉め切った屋内

2、からだ

寝不足や運動不足、高血圧や糖尿病、水分不足

3、行動

屋外での作業、水分を取らない状態が長く続く、急な運動

 

こういった3つの要素が合わさって、熱中症を引き起こします。

つま、これら3つの要素が仕事や生活をしている中で見られたら、熱中症に気を付けながら行動していくことがとても大切になります。

熱中症の症状は以下の通りです。

めまい、顔の火照り、筋肉の痙攣、筋肉痛、怠さ、吐き気、異常に汗が出る、水分を補給できない、手足のしびれ

熱中症になった時に自分で「あれ?熱中症かな?」と疑うことは中々できません。

その為、周りから見て「あれ?熱中症の症状に当てはまるものがあるな!」と適切に判断できることがとても大切になります。

正しい知識を身につけてこそ、社会人としても頼りになる人間になれますね。

 

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★実際に熱中症になった時の対策

 

では実際熱中症になった際に、周りの人はどのような対応を取ればいいのでしょうか?

環境省のHPにわかりやすいガイドラインがありましたので、ご覧ください。

(引用)環境省熱中症予防情報サイト

少しでも熱中症を疑ったら、無理をせず、まずは涼しい場所で休ませ、水分を補給することが大切ですね。

現在環境省では、熱中症になりやすい場所や時間を明確にするために、暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)というのをHPにて公表しています。

暑さ指数とは、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。

暑さ指数は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標となっています。

屋外で仕事をする場合は、この暑さ指数というのも1つの指標として、熱中症対策を行うといいでしょう。

 

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★水を飲むのが苦手!夏に危険な脱水症状

 
 
この熱中症の危険を予防するためにも大切になってくるのが、水分補給です。
 
というのも、私達人間が1日に何もしなくても消費される水分は900mlとも言われています。
 
そして、身体から水分が多く失われると脱水症に陥ります。
 
目安として体重×0.005㍑の水分が失われると脱水症状と言われます。
 
(例:50キロ女性の場合→50×0.005=250ml)
 
この脱水症状は熱中症の要因にもなりうるため、気を付けなくてはいけないところです。
 
よく、室内で熱中症になるという話を聞きますが、室内は暑くないからといって水分をとらないでいると、この脱水症状からの熱中症になってしまします。
 

しかし、水分が大切だとはわかっていっても、中々喉が乾かない、飲めないという方もいると思います。

なぜかというと、年齢を重ねると体の乾き感じにくかったり、冷たいもの食べ過ぎると、身体の乾きを感じにくいという理由があります。
 
また昼間に身体を動かさない方は、身体の乾きを感じにくくなります。
 
屋外の方だけでなく、室内の方にも危険の熱中症ですが、正しい知識をつけて被害が最小限になるようにしましょう。

 

(参考)

総務省「平成 28 年の熱中症による救急搬送状況」

一般財団法人日本気象協会

STOP!熱中症 クールワークキャンペーン(職場における熱中症予防対策)

 

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