沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。
これを心理学では「自己効力感」と言います。
今回は本田宗一郎の数ある名言の中から、「絶体絶命!!」そんな時に触れたい名言を紹介していきます。
★絶体絶命の時にこそ…
人間というのは困らなきゃだめだ。
絶体絶命の時に出る力が本物だ。
1936年本田宗一郎が独立して東海精機重工業株式会社を設立し、ピストンリングの開発製造に没頭していました。
ただいくら試作しても全く成功せず、会社が倒産寸前に陥った時にようやくピストンリングが完成し、この言葉が生まれたそうです。
当時を振り返ってこんな言葉も残しています。
何か発明しようと思って発明する馬鹿がいたらお目にかかりたい。
困ったとき、それを解決するために知恵を出すのが発明である
誰しも仕事やスポーツ、受験など様々なライフステージで危機的状況に追い込まれることはありますよね。
そんな何か困った状況、達成しなくてはならない場面でこそ、人は必死に知恵を出して、寝食を忘れて物事に没頭するということを表しています。
「火事場の馬鹿力」的なものが出て、問題を解決できるということでしょう。
絶体絶命な状況で力を発揮するというのは、心理学的にも「締め切り効果」と呼ばれていて、集中力やモチベーションが著しく上昇することが分かっています。
また大きく成長する感覚も得られますよね。
実際にアニメの主人公(ワンピースのルフィーとか顕著ですね!)は「今回はやばい…」という状況を乗り越えて、成長していきます。
<Sponsored Link>
★まずやってみよう!
やってみもせんで、何を言っとるか!
これは本田宗一郎のチャレンジ精神を表している象徴的な言葉です。
実際に本田宗一郎の前では、「無理です」「できません」といった発言をするのは厳禁だったそうです。
誰しもやりもしないで「それは厳しいよ…」と言ってしまうことはありますよね。
実際に言ってしまった心当たりのある人もいると思います。
自分のことであればまだしも、人に対して「あなたには出来ない」と言ってしまうこともちらほら。
しかしやってもいないのに、なぜできないと分かるのでしょうか。
答えを出すのは、やってみた後、本気で物事に没頭した後でもいいのではないでしょうか。
<Sponsored Link>
★真似をするのも大事だが…
真似をして楽をしたものは、その後に苦しむことになる
他社の模倣を嫌った本田宗一郎のポリシーを表している言葉です。
実際にホンダは独自の研究開発にこだわったことで、外国メーカーに追いつくのには時間がかかりましたが、一方追いついた後は他社の追随を許さない独自の開発を進めることができました。
また本田宗一郎はマネを戒めるために、こんな言葉も言っていたそうです。
最初に苦しめば、後が楽になる
一度真似をすると、永久に真似をすることになる
苦しいとき、追い込まれている危機的状況な時ほど安易に真似をするという路線に走りがちだと思います。
それは個人レベルでも企業レベルでも。
ただ全ての場面において真似をするのが適切でないわけではないでしょう。
むしろ時間的制約を考えたらマネをするほうが適している場面も多くありますよね。
しかし、研究・開発という独自性が求められる分野、クリエイティブさが重要な分野においてはこの本田宗一郎の名言は心に刻んでおく必要がありそうです。
辛い時ほど、この言葉を実践するのは難しいかもしれませんが、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
本田宗一郎は人生の教訓とも呼ぶべき名言を残していて、それらの一つ一つの言葉に触れるだけで人生において大切なことが分かってきます。
「絶体絶命!!」と危機的状況になった時には本田宗一郎の名言に触れてその状況を前向きに捉えていきましょう。
(参考)
別冊宝島編集部 「本田宗一郎 100の言葉」 2015年(宝島社)
コメントを残す