沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。これを心理学では「自己効力感」と言います。今回は囲碁棋士井山裕太さんの名言を見ていきましょう。日本囲碁界で初となる2度目の7冠制覇を成し遂げた、井山さんから、プロフェッショナルの極意を学びましょう。
★安全策で逃げ続けない
安全な手は最善な策ではない。
安全な手は90何点の手で、最善の手を打ち続けられれば、いつかは追いつかれ、追い越される
井山さんは独創的な碁を打つことで有名です。その独創的な手は「盤上の宇宙」だともいわれます。NHK番組も「プロフェッショナル」に出演した際に、安全策ではなく、最善の一手にこだわるという、勝負哲学について話をしていました。常識的な手を選択していれば、大きく形勢を損ねることはありませんが、独創的な一手を打つことで、あえて未知の局面に踏み込んでいく井山さんの強さが表れていますね。
他の人と大きく差をつけて成功するためには、常識的で安全な選択ではなく、時にハイリスクハイリターンの選択をあえてしなくてはいけない場面もあります。そこで、その選択を選べるということが、プロフェッショナルということなのでしょう。本当に一流を目指している方は、心に刻んでおきたい言葉ですね。
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★どんなことをしてでも勝つという覚悟
全収入を囲碁の上達に投入しても惜しくはない、
それで勝って稼ぐのがプロだ
日本で史上初の2度の7冠を達成した井山さんだが、まだまだ目指すべきところは上を見ています。日本だけでなく、世界やコンピュータなど自分よりも強いものに対して貪欲に勝利にこだわっているのです。
囲碁の世界だけでなく、どんな分野でも一流を目指す人はそこに懸ける想いがあります。全収入というように、それだけの覚悟を持って1つのことをとことん探求し続けるという姿勢は私達も学ぶべきところが沢山ありますね。
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★一流とは
プロフェッショナルとはどういう苦しい局面でも、どんなにわからない未知の境に入ってもですね、やっぱり自分を信じることというか、それにつきますね
(引用)NHK『プロフェッショナル』
井山さんが「自分を信じる」ということの大切さを知ったのは19歳の時。初めて囲碁7大タイトルの一つ、名人位に挑戦したときのことらしいです。台湾出身の張栩名人は井山さんが目標としてきた最強の棋士でした。その最強の棋士を前に、勝利をしていても相手の雰囲気に圧倒されてしまったのです。そこから、どんな場面でも自分を信じるということを大切にしているようです。
自分よりも、立場が上の方やレベルが上の方を前にすると、途端に自分の意見が言えなくなってしまうことってありませんか?「この意見間違っているかもしれない」「自分なんか」と引いてしまっては、いつまでも一流の仲間入りをすることはできません。どんな場面でも自分を信じて、発信することで、気持ちの面で一流の仲間入りをしていきましょう。
井山裕太さんは若くして囲碁界で2度の7冠達成を果たし、囲碁に対してとことん向き合っていた方です。そのプロフェッショナルな生き方からは学ぶことも沢山あるのではないでしょうか。
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