「アイディアがでない…」そんな時に触れたい名言~ジェームズ・ダイソン編~

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沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。これを心理学では「自己効力感」と言います。

今回はサイクロン掃除機で大ヒットを果たしたダイソンの創業者ジェームズ・ダイソンの名言から、「アイディアが出ない…」と悩んでいる時に触れたい名言をご紹介していきます。

「世界に名を残したい」そんな時に触れたい名言~ラリー・ペイジ編~

2017.06.10

 

★アドバイスの上をいくものを作る

 

世界を変えたいならアドバイスは聞くな

ダイソン社で有名なサイクロン掃除機、これはジェームズ・ダイソンの「怒り」から生まれたものでした。掃除機の吸い込みが悪くなることに「怒り」を感じ、紙パックを使わない掃除機はできないかと考え始めたのです。どこの企業でも考えつかなかった紙パックを使わない画期的な発明でした。

またダイソンはこんな名言も残しています。

消費者の声を集約した調査結果を信頼してしまうと、誤った判断を下しがちです。

消費者はまだ見たことがない商品や機能について聞かれても、的確な答えができません。

 

モノ作りをしていると、お客様や周りの人から沢山のアドバイスや製品の改良を求められます。しかし、私たちは本来「何が欲しいか」ということを明確にはわかっていませんよね。今使っているものをもっと良くするには…と聞かれれば答えられるかもしれません。しかし「あーそんなのがあったらいいと思ってた!」と考え付かないような商品こそ大ヒットを生むものなのですね。

 

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★製品第一思考

 

消費者は最新の製品を気に入ったかどうかで、そのブランドの好き嫌いを決める。

ブランドのことばかり考え始めると、会社経営ばかりを優先してしまう。

でも消費者は会社には興味がない。消費者は製品が好きなんだ。

 

ダイソンは元々技術者であり、その技術を日本メーカーに売り込み、ライセンス契約をとることで、サイクロン掃除機の発売にこぎつけました。その後イギリスでダイソン社を創業しますが、会社の名前やブランドよりも、製品の良さが大切であるということをとても重要に考えています。

会社の名前が大きくなれば、その製品の信頼性は増し、さらに製品は売れるという好循環があります。しかし、どんなに会社の名前が大きくなっても、製品自体が悪かったら、長く会社は続きません。「消費者は製品を見ている」この言葉を胸に刻み、開発を続けたことが、結果ダイソン社のブランドを確立したのでしょう。

 

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★失敗から学ぶ

 

失敗を楽しんで 失敗から学びなさい

成功からは学ぶことが出来ません

 

ダイソンのサイクロン掃除機誕生までは、簡単なものではありませんでした。全部で5127個の試作品を作り続けてやっと完成させたのでした。ダイソン本人がWIREDのインタビューでこう語っています。

 

ダイソンは15台目の試作機ができた時には、3人目の子どもが生まれていた。2627台目の試作機のころ、妻と私はまさしくカツカツの生活だった。3727台目の試作機ができたころ、妻は生活費の足しにするため美術教室を開いていた。

つらい時期だったが、ひとつひとつの失敗によって、問題の解決に近づくことができた。苦闘を価値のあるものにしたのは、最終的な試作品ではない。プロセス自体が意味をもっていた。わたしはただ努力を続けたのだ。

(引用)WIRED

どんな経営者の名言にも「失敗」や「挫折」に関するものが含まれています。

それだけ世の中で成功した人というのは、失敗や挫折を繰り返してきたのでしょう。失敗をして、そこからPDCAを回し、また挑戦する。そんなことを長い間続けてこれる信念こそが、成功への道なのかもしれません。

 

ジェームズ・ダイソンはいい製品を作るということにこだわり続け、努力を怠りませんでした。アイディアに煮詰まっている人は、是非読んで力にしてください。

 

(参考)

「名言に学ぶ成功の条件」2016年(洋泉社)


名言に学ぶ成功の条件 (洋泉社MOOK)

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