沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。これを心理学では「自己効力感」と言います。
今回は日本シリーズで見事日本一になったソフトバンクの工藤公康監督の名言に触れていきます。優勝記者会見でも見せた、選手たちへの愛情満ち溢れる工藤監督の信念に触れていきましょう。
★後悔しないように・・・
もっと野球がやりたかった。
そう言って引退していく若い選手を見てきました。
彼らはそのときに気づくんです。
最初からもっとトレーニングをやっておけばよかった、と。
工藤監督のプロ野球選手としての活躍はひじの痛みとの戦いでした。長い現役生活の中で、西武、ダイエー、巨人で日本シリーズを制覇したという結果を残せたのも、規律ある生活、節制、猛トレーニングがあったからだと言われています。
スポーツ選手は特に怪我をすると選手生命の危機に陥ります。怪我や健康というのは失って初めて「もっと気を付けていればよかった」と後悔するものです。だからこそ、身体を壊す前の自身のケアがとても大切になってくるんですね。工藤監督は現役引退後、野球教室の指導も引き受け、「正しいトレーニング」の重要性なども伝えてきており、小学生を対象とした「ひじ肩検診」にも参加していたようです。
野球界にとって、野球をやってくれる子どもは宝なんですよ。
彼らがやらなかったら、野球界はなくなる。
けがをなくして、大人が子どもたちに夢を見させてあげないといけないです
仕事でも部下を育てたいと思ったら、部下の体調までしっかり管理することが上司としての役割です。健康こそ、仕事のパフォーマンス向上にも繋がってくるのです。
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★向き合う姿勢がパフォーマンスを高める
きつい練習をするとき、やる前から「嫌だなあ」と思って臨んだら体は絶対については来ません。
たとえきつくても覚悟を決めてやり続けることで、体力も自然とついてきて「嫌だ」という部分が消えていきます。
さらに続けると体力の限界が近づいてきます。
そこで心の葛藤が起こるはずです。
葛藤に打ち勝ち、その壁を乗り越えられるかどうかが、その人がそこで終わるかさらにステップアップするかの試練なんです。
ここで問われるのが気力です。
工藤監督は、「なぜそれが大事なのか」というのをしっかりと選手に話をするということをとても重要視して指導していると、各メディアのインタビューで語っています。この名言も練習に対しての工藤監督の想い溢れていますね。
仕事に例えて考えてみましょう。「今日の仕事嫌だな~」と思ったら、その気持ちを持ったまま仕事に向き合ってしまい、高いパフォーマンスなんて出せませんよね。そういう時には「仕事をこなす」という感覚になってしまうでしょう。
しかし、「今日もやり抜くぞ!!」そんな覚悟をもって仕事に行ったらどうでしょう。仕事に対しての向き合う姿勢が変わり、仕事のパフォーマンスも確実に上がることでしょう。つまり、向き合う姿勢というのがとても大切なのです。仕事が嫌だと感じることは、誰でも経験することでしょう。しかし、それを乗り越えて、気力を振り絞った先に、自身のレベルアップが待っているのでしょう。
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★続ける覚悟を持つ
「やめます」というのは簡単です。
これからも、「続けます」ということを大事にしていきたいと思います。
工藤監督は現役時代怪我によって2軍に落ちたり、戦力外通告を受けながらも現役を続行してきました。最後の所属球団になった西武から戦力外通告を受けながらも、1年間トレーニングに励み現役を続行するために努力を続けたのでした。そんな工藤監督の言葉だからこそ、重みのある名言です。
辛いことがあった時、「やめる」という決断は大きな決断になります。しかし、それと同じくらい「続ける」という覚悟をする決断は大きな決断です。なんとなく続けるのではなく、「続ける」という決断はこの先に見えている苦しさや大変さを背負ったうえでの決断だからです。「続ける」というときには、是非声を大にして「続けます」と言ってみましょう。きっと自分に対しても覚悟が固まると思います。
工藤監督は自身経験をもとに、選手を理解するというスタイルの監督で見事チームを日本一に導きました。「人を育てたい」という時には参考にしてみてはいかがですか。
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