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★「脳内麻薬」エンドルフィンってどんな物質なの？
ボクシングの選手などを見ていて「あんなに激しくパンチされて痛くないのかな？」と思ったことはありませんか？また、プロ選手などが骨折してもプレーしたなんて話も良く聞きます。このように本来なら我慢できないような激痛でも、人間は我慢できるようになっています。
そこに関係してくるのが今回取り上げる脳内物質である「エンドルフィン」です。エンドルフィンは強力な鎮痛作用を持つ脳内物質です。モルヒネという麻薬の6.5倍もの鎮痛作用を持つといわれているとても凄い脳内物質です。
その他の脳内物質についてはこちらをご覧ください。
例えば、肉体的・精神的に大きなストレスが身体にかかった場合、このエンドルフィンが脳から分泌され鎮痛作用を発揮します。これは特に「極限状態」の時に分泌される物質です。マラソンでいう、ランナーズハイは、マラソンの苦しい状況が、エンドルフィンの分泌によって軽減され、幸せに変わってくるという原理なのです。つまり、ストレスによって引き起こされる「痛み」や「苦しさ」を「幸福」に転換し、ストレスから心と身体を守ってくっれる物質がエンドルフィンです。
エンドルフィンはストレスがかかった状況で分泌されるだけでなく、「癒された」「リラックスされた」という状況でも分泌されます。リラックスし、脳のα派が出るとエンドルフィンが分泌されると言われています。このように、ストレスと癒しという両極端の場面で分泌される特殊な脳内物質です。
そしてエンドルフィンが分泌されると「ストレスの解消」「記憶力アップ」「想像力アップ」「集中力アップ」というようにビジネスマンにとっては、嬉しい効果が沢山あります。次の章では、エンドルフィンを分泌させる方法を見ていきます。
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★エンドルフィンを分泌させる方法
エンドルフィンにはビジネスマンにとって嬉しい様々な効果があることがわかりましたね。では、気になるエンドルフィンを分泌させる方法を見ていきましょう。
① アルファ波を出す
アルファ波を出すことで、エンドルフィンを分泌されることが研究でもわかっています。アルファ波はこんな場面で出るので、試してみましょう。
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② 運動する
強度が高めの運動を行うことで、身体に負荷（ストレス）がかかりエンドルフィンが分泌されます。15分ほどの息が切れるくらいの有酸素運動がおすすめです。運動では、エンドルフィン以外にも、ドーパミン、セロトニンなどの物資も分泌されることがわかっています。
③激辛料理を食べる
唐辛子に含まれる「カプサイシン」という成分は、口腔粘膜細胞と結合すると、脳の神経細胞を刺激しエンドルフィンやノルアドレナリンが分泌されることがわかっています。
④熱いお風呂に入る
熱いお風呂に入ると、脳からエンドルフィンが分泌されることがわかっています。しかし、急に熱いお風呂に入ることで血圧の上昇や心臓に負荷をかけることになるので、注意が必要です。
エンドルフィンはストレスや癒しによって分泌されるので、物理的にストレスや癒しを与えてあげることで、分泌を促すことが出来ます。仕事で最高のパワーを発揮したい時には、思い切ってストレスを与えてあげることも大切です。しかし、身体に負荷をかけるので、無理はしないようにしましょうね。
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★「感謝」でさらにエンドルフィンを分泌させよう！
そして、最後にさらにエンドルフィンを分泌させる方法として「感謝」という方法をご紹介します。最新の研究では人に感謝するとエンドルフィンが分泌されるということがわかっています。
確かに、成功しているビジネスマンの人は「感謝の心」を忘れずに持っている方がとても多いですよね。また、人に感謝されるということは、精神的な「快感」に繋がります。こういった快感でもエンドルフィンは分泌されます。
人に感謝し、感謝されるという当たり前のことが、最高のパワーを生み出すエンドルフィンを分泌するうえでとても大切なことだったのです。あなたもエンドルフィンを分泌させ、最高のパワーを発揮しましょう！
（参考）
樺沢紫苑「脳を最適化すれば能力は2倍になる－仕事の精度と速度を脳科学的に上げる方法」2016年（文響社）
脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法
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