沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。
これを心理学では「自己効力感」と言います。
今回は「ドラゴン桜」でおなじみの三田則房先生の熱血甲子園マンガ「クロカン」の名言から、心を強くしたい時に触れたい名言をご紹介していきます。
★頑張っていれば勝てると思ったら大間違い
「クロカン」第2巻より引用
勝つってことはな
与えられるものじゃねぇ
手汚して 血みどろになって
つかみとるもんだ
桐野高校野球部を去った黒木のもとに、鷲の森高校野球部のメンバーが「監督になってください」と頼みに来ます。
「いくら払う?」そう問いかける黒木に対して、何も言えない野球部のメンバー、そんな時の黒木の名言です。
学生の時、私達は周りから様々なものを与えられて生きてきました。
衣食住全てです。
しかし社会に出て、勝負をしようとなるとこれが180度変わってきます。
会社から与えられるものは学生の時に比べ極端に減り、それを活かすも、殺すも自分次第になります。
ただ、言われたことだけを頑張っているだけでは上には行けなくなってきます。
本気で結果を残すために、身を削って、だた結果を貪欲に追い求めたものだけに与えられるものが必ずあります。
そんなことをクロカンでは教えてくれています。
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★自分の考えを持つ
「クロカン」第2巻より引用
ったく…どいつもこいつも二言目には どうしてなんですか?
なぜなんですか? わかりません! 教えて下さい!
そうやってなんでもかんでもすぐ人に聞くんじゃねぇ
まず てめえで考えろ
鷲の森高校野球部の監督になった黒木。
最初の練習でキャプテンの浅井が練習後に500円払うと、他のメンバーは「もうこの練習にはついていけない」と言い出しました。
それに対して黒木監督に「なぜなんですか?」と詰め寄る浅井。
そんな浅井に対しての一言です。
黒木監督はあらゆる場面で選手に「自分で考えろ」ということを言い続けます。
この考えろというのは、与えられた練習、パターンにのっとってプレーするだけでなく、その一瞬で自分の判断で、考え、決断し、行動するということです。
この「考える・決断する・行動する」というのはとても難しいものです。
なぜなら自分の意見で行動するということにはリスクが伴うからです。
人から言われて行動するものに関しては、自分の責任ではありませんよね。
しかし、心を強くしたい、他の人と差をつけたいと思ったら、どんな答えでも自分で考えるということを忘れてはいけません。
そして、自分のもった意見に責任を持つという第一歩を踏み出すということが、あなたの人生を変えることでしょう。
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★他人に左右されない
「クロカン」第2巻より引用
俺は言ったはずだ!てめえで決めろ!
てめえで納得した金額を入れろと!
他人を見るな!
てめえで考えろ てめえで考えろ!
浅井が500円を払ったことで逃げ出してしまった他のメンバーのもとに黒木監督が詰め寄ります。
「昨日の練習にいくら払うんだ」そう詰め寄る黒木監督に何も言えなくなってしまう福松。
そんな福松に向かって黒木監督が言った名言です。
鷲の森高校野球部メンバーはキャプテンの浅井を除いて、全員が練習を放棄してしまいました。
誰かの意見というわけでなく、なんとなく周りに合わせての行動だったのです。
皆さんも同じような経験ってありませんか?
「他人がこう言ったから」「みんなこうだから」なんて、自分の意見で物事を決めるのではなく、他人の意見に左右されてしまうことです。
人と違うことをするということも、覚悟を決める必要があります。
人と違うことを批判するような世の中だからです。
しかし、その覚悟を持つことが強い心を持つことに繋がります。
「クロカン」暑い甲子園に向けてのストーリーと共に、自立し、自分の足で歩いていくために必要なことを沢山教えてくれます。
リアルの甲子園と合わせて読んでみましょう。
(参考)
三田紀房「クロカン」(日本文芸社)
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