沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。
これを心理学では「自己効力感」と言います。
今回は先日心不全のため亡くなった西城秀樹さんの名言をご紹介していきます。
2003年、2011年と脳梗塞を発症し、2度目の脳梗塞の際には自殺を考えたほどだったそうです。そんな状況でも先の見えない不安と戦い、リハビリをし、ファンの皆さまの前に出続けることができたのは何故なのでしょうか。
その強さを西城秀樹さんの名言から学んでいきましょう。
★『今』に勝るものなし
僕のモットーは
『今を大切に、今を楽しく生きる』
先のことより、将来のことより、とにかく『今』を大事にしたい
『今まで〇〇だったから、自分はこうなんだよね〜』と過去に囚われたり、『将来が不安だから、会社にい続ける以外選択肢がないんだよね。やりたいことはあるんだけど…』と将来のことを引き合いにして、やらない理由を話す人は周りによくいませんか?
もちろん自分がそう!という人もいらっしゃると思います。もちろんその考え方を否定するわけではありませんが、過去や未来にとらわれるからこそ、大切な『今』を全力で生きていない人が多いのも事実かもしれません。そんな時には一度過去や将来の話は一旦置いておいて、今日という1日を全力で頑張るというシンプルな行動を取ってみるのはいいかもしれません。今を全力で頑張っているときこそ、過去も未来も見えなくなって、悩みごともなくなってくるということは大いにあります。
二度の脳梗塞で苦しんだ西城秀樹さんだからこそ、今をシンプルに努力するという境地に行き着いたのかもしれません。なかなか現在に没頭できない人こそ、西城秀樹さんの言葉から何かを感じることができるかもしれません。
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★今あるものを大切に
欲張りすぎないことも大事ですね。
一つでも二つでも、できることを着実に行う。その方がずっといい。
『人間は欲深い生き物である』というのは、よく言われる言葉です。今満たされている現状から、『さらに〇〇が欲しい!』と追い求めていきます。それ自体は悪いことではありませんが、その気持ちが強すぎるからこそ、今自分が持っている力やスキル、人脈などを忘れてしまったりします。周りの人からの優しさなどもそうでしょう。しかし、それがとても大きな力を持っている場合もあります。
『灯台下暗し』というやつですね。自分が持っている力を蔑ろにせず、しっかりと認識をし、大切に育て、着実に人のためになるように使っていく。その土台の基に、新しい何かを身につける、手に入れる欲求を大切にしていくのが重要であると西城秀樹さんの言葉から感じられます。
二度の脳梗塞を通して、かつてのスター西城秀樹としてできることは、確実に少なくなったはずではあると思います。しかし、それでもファンの皆さまの前に出続け、感動を与え続け、心を震わせ続けられるスターであり続けられたのは、やはり『一つでも二つでも、できることを着実に行う』ということを大切に活動してこられたからこそだと思います。
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★ゼロから歩もう
そうだ、とにかくできることから、ゼロから歩もう
脳梗塞の闘病生活、リハビリ中は、今までできたことができないという現実と向き合う時間だったと思われます。その時に、できないことを受け入れ、ゼロから進む覚悟を西城秀樹さんは持っていたそうです。そこからスタートして、しっかりアーティスト西城秀樹としてファンの皆さまの前に復活をするのだと。
失敗すると、『この先どうしたらいいのだろう…』と不安になる人は大勢いらっしゃると思います。『今期の人事考課がやばくなる…』とか『上司に怒られる…』などと大小様々な不安がありますね。しかし、そういった不安を恐れて、行動しなくなってしまったら本末転倒です。
そんな自分を受け入れて、仮に失敗しても『とにかくできることから、ゼロから歩もう!』という気持ちで進む強ささえあれば、先の見えない不安に潰されることは少なくなりそうです。
二度の脳梗塞に立ち上がった西城秀樹さんの強さがそれらを教えてくれていますね。過去や未来ではなく、今を全力で。そして仮に失敗してもゼロから、できることから進める強さを持っていれば何の問題もないのだと。
西城秀樹さんは多くの人に、勇気と愛を与えてくれました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
(Healthcare編集部)
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