女性の10人に1人は不妊症!? 「子供がほしいな!」と思った時、あなたは大丈夫?

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★「いつか生めるだろう」は間違い?

 

女性だったら誰しも願うのが「好きな人の子供を産みたい」ということですよね。

特に25歳を過ぎると、「そろそろかな?」や「30歳までには生みたいな」という話題が女子会で飛び交っているのではないでしょうか?

そこで、注意してほしいのが、現代女性の10人に1人は不妊症だという現実です。

「私はまだ妊娠なんて先だから~」「彼氏いないし~」と言って、ちょっとした身体のケアを怠っていませんか?

特に20代の頃は社会に出て、日々忙しい毎日を過ごし、徹夜が普通になっていたり、お酒や煙草の量が増えたり、休日を寝て過ごしたりなど、自分の身体のことを後回しにしがちです。

しかし、30歳を超えて、妊娠を望んでもなかなかうまくいかず不妊治療を行う人は年々増えています。

多くの人が、月経があるうちはいつでも妊娠できると思っていますが、それは大きな間違いです。

ちょっとした生活習慣の乱れによって、本当に妊娠をしたい時に、妊娠しにくい身体になってしまう可能性があります。

今回は、女性なら誰しも知っておいてほしい、妊娠に関する基礎知識をお伝えしていきます。

 

 

★昔の女性のほうが妊娠しやすかった

 

今、女性の一生の平均月経回数は450回に対して、出産が1~3回です。

しかし、昔は女性の一生の平均月経回数が50回に対して、出産が4~6回ととても妊娠しやすい状態でした。

なぜなら、結婚や出産年齢が昔のほうが早かったからと言われています。

また、食生活や生活習慣の変化によって、このような違いが起こってきているとも考えられています。

昔は和食中心の生活でしたが、食文化の発達とともに偏食が増え、ホルモンのバランスがくずれてしまったのです。

また、女性の社会進出によって働く女性が増え、ストレスなどによるホルモンの乱れも起こってきています。

女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンという2つがあり、この2つがバランスよく分泌されることで、妊娠が成立します。

しかし、ホルモンバランスが崩れ、エストロゲンがうまく分泌されなくなると、卵胞が育たず、排卵がなかったり、卵胞が小さくなってしまいます。

これがいわゆる「月経不順」のような状態です。

こうなってしまうと、たとえ月経が来ていても、妊娠しにくい体質になってしまいます。

生みたい時に規則正しい生活をするでは遅いのです。

20代の頃から、しっかり規則正しい生活を送ることで、いつか「生みたい」と思ったときに、妊娠しやすい身体をつくりましょう。

 

★ホルモンバランスを整えるにはどうしたらいいか

 

ホルモンバランスを整えるためには、第一に生活習慣の見直しがとても重要です。

しかし、生活習慣を気を付けていても、月経痛がひどい、月経不順が改善されないというようであれば、病院での治療が必要です。

「たかが月経痛で病院なんて」と我慢していてはいけません。

この「たかが」がいつか将来あなたを後悔させることになるかもしれません。

今は、女性の先生がやっている産婦人科や、おしゃれなクリニックがたくさんあります。

同じように悩んでいる人はとても多いです。

今の自分の為だけでなく、将来のパートナーや子供の為にも早めの改善をおすすめします。

治療法としては、20代~30代の方には低用量ピルが有効だと言われています。

避妊のイメージが強いピルですが、ホルモンバランスを整えて、月経不順や月経痛を改善する働きがあります。

ピルはエストロゲンとプロゲステロンが配合された女性ホルモン薬です。

内服することで、脳はホルモン分泌が行われていると錯覚し、ホルモンの分泌を抑え、排卵が止まります。

こうすることで、ホルモンバランスを安定させることができます。悩んでいる方は、まずは第一歩を踏み出してみましょう。

 

 

女性にとって、出産は人生においてのとても大切なライフイベントだと思います。

20代の頃に、自分の身体を後回しにしていることで、のちのち後悔してほしくありません。

生活習慣を整えることで、身体の内側からキレイを発信していきましょう。

 

(参考)

松村圭子「女性ホルモン美バランスの秘訣」2016年(オーイズミ)

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