ビジネスマンのバイブルともいえる『7つの習慣』 はじめての方はこちらからどうぞ!
★苦手な取引先の人と会うことにストレスを感じていませんか?
仕事をしている中で、「ここの取引先の方とはうまくいかないな」「なんか自分のことを目の敵にしている気がする」「あの取引先には行きたくないな」と思うことはありませんか?
特に、苦手な取引先に毎日のように訪問しなくてはいけない方は、日々人間関係のストレスに悩まされているのではないでしょうか?
学生時代は自分と同じくらいの学力を持った人、自分と同じ夢を持った人が周りに多く存在し、自分と価値観が同じような人と一緒にいることが多かったと思います。
しかし、仕事となると自分と違った価値観を持っている方と接する機会が多くなります。
今回はこの人間関係のストレスを軽減するためにはどうしたらいいのかを、フランクリンコヴィーの「7つの習慣」の中の第1の習慣から考えていきます。
★人はパラダイムに縛られている
この取引先の人といい関係になりたいから、お菓子を持って行ってみたり、面白い話を沢山してみたり・・・と努力しているのに、なんかうまくいかないという人もいるでしょう。
それは自分が持っている「パラダイム」への自覚が足りないからです。
パラダイムとは、無意識に抱いてしまっている考え方や感じ方の枠組みのことです。
詳しくいうと、私達の経験から生まれる「世の中とはこういうものだ」という解釈のことです。
例えば、取引先にいつも強い口調で話をする人がいるとします。
その人に対しての感じ方と行動は、私達のベースにある経験によって変わってきます。
①「怒りやすい怖い人だ」と思う→(行動)その人の機嫌をとるために、接待に行く、お世辞を沢山言う
②「仕事に対して熱心な人だ」と思う→(行動)その人に仕事への想いを聞く、その人以上に勉強する
『私たちの態度や行動は、こうした思い込みから生まれる。物事をどう見るかが、私たちの態度と行動を決めているのである。』
(完訳7つの習慣 人格主義の回復)
★パラダイムシフトをすることで、人との出会いが楽しくなる
このように、私たちは自分が経験したことの範囲でしか、世の中を見ることができません。
先程の取引先の例でいうと「強い口調の人=怖い人」という見方しかできなければ、いつまでたっても相手との関係を築くことなんてできません。
しかし、自分のパラダイムが自分中心になっていることを認識することで、自分の考えを客観視してとらえることができ、相手に寄り添うことができるようになってきます。
『自分の基本的なパラダイムと、それによって受ける影響の程度を自覚し理解するほど、自分のパラダイムに対して責任を持てるようになる。自分のパラダイムを見つめ、現実に擦り合わせ、他人の意見に耳を傾け、その人のパラダイムを受け入れる。その結果、はるかに客観的で、より大きな絵が見えてくるのである。』
(完訳 7つの習慣 人格主義の回復)
このように苦手な取引先の方でも、自分自身の見方を変え、その人の考え方を受け入れば、その人の新たな一面を見ることができ、ストレスも少なくなるかもしれません。そうやって、自分と違う方の考えを受け入れていくことで、人との出会いを楽しみましょう。
(参考)
フランクリン・コヴィー「まんがでわかる7つの習慣①②」2014年(宝島社)
完訳7つの習慣 人格主義の回復 [ スティーヴン・R.コヴィー ] 価格:2,376円 |
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