1食1食の積み重ねで、人生が変わる!体とこころが若くなる食べ方3つのルール

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★40歳からは体に必要なものがガラッと変わる

 

年齢を重ねてくると、痩せにくくなった、風邪をひきやすくなった、疲れやすくなったなど、身体に沢山の不具合を感じてくると思います。

なぜなら、40歳を超えると、新陳代謝が急激に下がってくるからです。この新陳代謝とは、栄養素を効率よく消化・吸収したり、エネルギーを生んで脂肪を燃焼したり、内臓や筋肉、皮膚、血液、ホルモンをつくったりする働きを総じていいます。

先ほどもお話ししたように、この代謝が下がってくると、身体に不具合を感じてくるだけでなく、脳卒中や心筋梗塞、ガンなどの発症リスクが高まります。

「体重落ちにくくなったな」「風邪をよくひくな」はこの重大な病気になる可能性の高い、いわば予備軍です。

この原因である新陳代謝に大きく影響するのが、「運動」と「食の不摂生」です。

今回は「食事」に焦点を当てて考えていきましょう。

一言に食事といっても「量を減らしなさい」というわけではありません。

一番に理解しなくてはいけないのは、40代になると「体を支えるエネルギー源」が切り替わるということです。

私たちは幼少期から30代にかけて、糖質をエネルギーとして、細胞分裂を繰り返すことで成長していきました。

しかし、40代になり成長が止まると、今度は脳や心臓などの臓器に栄養を送るようになります。

この時に必要なエネルギーは特にたんぱく質です。

求めているエネルギーが違うのに、私たちはごはんやパンや、甘いものなどの糖質を中心の食生活を続けてきてしまっている為、代謝の低下が起こり、身体に不具合が出てきているのです。

だからこそ「40代からは食べ方を変える必要がある」ということなんですね。

 

★体とこころが若くなる食べ方の3つのルール

 

では40代からどのようなことに気をつけて食事をしたらよいか。ルールは3つととても簡単です。今日から実行してみましょう。

 

○「1日3食」できるだけ同じ時間に摂る

体は「体内時計」の働きで食事のリズムを記録します。

決まった時間に朝食を摂り、朝日を浴びることで胃や腸、肝臓など様々な器官が正常に動き出すのです。逆に朝食を抜くと、昼食や夕食の量が多くなり、その分腹持ちの良い糖質の摂取が増えます。

こうなってしまうと、糖の吸収が早くなり、血糖値が上がってしまいます。血糖値が上がると、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まります。

 

○「食べる順番」を守る

TVや本でも多く取り上げられていますが、「まずは野菜から」これが一番簡単で、効果のある方法です。

野菜に含まれる食物繊維には、余分な糖を吸収し、便として排泄されます。

また脂肪を吸収してくれる効果もあるため、主肉の脂肪の吸収を抑えてくれます。

ご飯は糖の塊のようなものです。とにかくご飯までに時間をかけて食べましょう。

 

○「朝・昼・夜の食事バランス」を変える

 

皆さんは1日の中で、朝昼夜どこの食事をたくさん食べますか?

夜の食事に重きを置いている方が多いと思います。

特にビジネスマンは、日中は仕事で忙しい為、ワンハンドのおにぎりや、丼ものを食べる方が多いですが、これでは糖質だらけの食事になります。

昼にしっかり、たんぱく質と食物繊維をとり、夜は抑える。これが若返りの食事です。

 

 

★1食1食の積み重ねこそ人生

 

時計の針が進むように、老化の時計の針もどんどん進んでいきます。

ただ、時計と違って、老化の時計の針は速度を遅くしたり、巻き戻したりすることが可能です。

それを可能にするのが食事と運動です。1食1食の積み重ねが人生と同じように積み重なっていきます。

今日の1食を無駄にせず過ごしてみましょう。

 

(参考)

済陽高穂「40歳からは食べ方を変えなさい」2016年(三笠書房)

 

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