★自分自身の本当の姿を見ていますか?
痩せたいと思っている皆さん!
突然ですが「今の自分の説明書」は書けますか?
多くの方が身長はすぐに書けます。
しかし、体重はその日によって違いますし、体脂肪や自分の体温もその日の食事や体調によって変化していきますよね。
また、自分のバストやウエスト、ヒップ、二の腕のサイズなど正確に把握している方がどれだけいるでしょうか?
キレイな人を見るとつい「キレイな人は得だな」「太らない体質の人はうらやましいな」と思ってしまいます。
しかし、皆さんが忘れがちなのが、痩せている人・きれいな人はそれを保つための努力や自己管理をしているということです。
理想の自分が手に入らないからといって、生まれつきや体質のせいにしてはいけません。
まずは裸になって、鏡の前で自分の身体を観察してみてください。
私達は自分の身体を無意識のうちに「自分が都合よく見える角度」でしか見ていません。
しかし、それでは現実逃避と一緒です。
例えば、お腹がポッコリしている方は、横から自分の身体を見たくないでしょう。
しかし、あえて横から見てみましょう。お尻が垂れている方は、ついお尻に力を入れた状態で見てしまいますよね。
あえて力を抜いて見てみましょう。鏡を見てがっかりすることが、まずは痩せることへの第一歩です。
★本当の自分の目標と目的を知ろう!
自分自身の本当の姿を知ることができたら、次は自分の目標と目的を明確にしてみましょう。
この目標と目的を明確にするために必要なことは「欲望をひたすら書く」ことです。
例えば、「彼氏が欲しい」「キレイになりたい」「体重を減らしたい」など大きな欲望から書いていき、深く深く掘り下げてみてください。
「体重を減らしたい」なら「いつまでに、何キロ?なんのために、どの部分を、どうやって」など思いつく限り、書いてみましょう。
こうすることによって、「私は体重を減らしたいんではなくて、お尻を引き締めたいんだ」「食事を減らしてまで痩せたいとは思わない」など本当の自分の思いが見えてきます。
それを踏まえたうえで「目標」と「目的」を決めてみてください!できる限り具体的にイメージしやすいように書くのがポイントです。
(例)
「目標」7月25日の夏休み初日までに、体重を現在の55キロから52キロまで落とす
「目的」7月31日に彼氏と江の島の海に行き、白いビキニを着て、「かわいい」と言われたい
★人の振り見て我が振りを直そう!
目標と目的がはっきりしたら、あとは実行ですね。
目標達成のためには様々な方法がありますよね。
本やネットで数多くの方法が紹介されていて、どれを試せばいいのかわからなくなっている方も多いと思います。
多くの媒体では「ダイエットに成功した人」「目標を達成した人」の話が出ています。
勿論、それを実行することはとても大切です。
しかし、もしかしたら「できない人」こそがあなたの参考とすべき人なのかもしれません。
例えば、上司に怒られているサラリーマンを例にとっていましょう。
観察してみると、机の上は今にも崩れそうな書類が置いてあったり、ヨレヨレのスーツを着ています。
例えば、太っている人を見た時には、「炭酸を飲んでいるな」とか「お菓子が鞄の中に入っているな」というように観察してみましょう。
それを自分と置き換えた時、他人事ではなくなるはずです。
自分は周りからこうやって見られている、ということを認識することで、いままでの悪い習慣を断ち切る決心がつくかもしれません。
そんな意識がつくことが、痩せるのには必要不可欠です。
「こうなりたい」と理想だけ追いかけても結果はなかなかついてきません。
今の等身大の自分を認識し、正しく目標を立て、なりたくない姿を見ることで、今の自分に合ったダイエット方法が発見できるのではないでしょうか。
(参考)
上野啓樹「美しい人はみな、自己管理ができている」2015年(宝島社)
[…] […]