★心理学って何が凄いの?
「○○心理学」って沢山のところで耳にすることが増えましたね。
心理学の「心理」というのは、心の働きや意識の状態のことを表します。
つまり、人の仕草や発言から、人の心の動きを科学的に読み解くのが心理学なんです。
女性が好きな「心理テスト」というのも、何を選ぶかという行動によって、その人の心の動きを予想しています。
こうやって聞くとなんとなく難しそうに感じる心理学ですが、「気になる人がどう思っているか知りたい!」とか「なんで自分はあんな行動をとってしまったんだろう」ということなど、普段日常生活で誰もが感じる心に関する悩みを助けてくれる1つの手段としてもとても有効です。
是非心理学を学んで日々感じる悩みを解決していきましょう。
今回は「気になるあの人に好きになってほしい」そんな悩みを解決する心理学です。
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★人に好かれるための心理学
そもそも誰かに好きになってもらう為にはどんなことが必要なのでしょうか。
心理学を使って、人に好かれるならば試してみたいですよね。
まず大切なのは「第一印象」です。
「え、第一印象って当たり前じゃない」と思うかもしれませんが、第一印象を馬鹿にしてはいけませんよ。
皆さんも、初めて会った相手が「不愛想」は雰囲気だったら、2度目にあった時にも「あの人は不愛想な人だ」とフィルターをかけて見てしまいませんか。
あとから、凄い笑顔で話しかけてきても「何か裏があるんではないか?」と疑ってしまう人もいるでしょう。
このように最初に受けた印象が、その人全体の評価として固定されることを『初頭効果』と言います。
これはアメリカの心理学者アッシュの実験で明らかになったことです。
この初頭効果は関係がある程度築けた後も働いてくる効果なので、第一印象は本当に大切だということがわかりますね。
【例】
A子さんの初頭効果が違う2人がいます。
- Bさんは「Aさんって親切そうだな」
- Cさんは「Aさんってケチだな」
この2人に対してAさんは旅行のお土産におせんべいを買ってきました。
そうすると初頭効果によって2人の受け取り方も変わってきます。
- Bさん「お土産をわざわざ買ってきてくれるなんて、Aさんって本当に優しいんだな」
- Cさん「おみやげがおせんべいって、やっぱりAさんってケチだな」
そしてもう1つ第一印象で大切なのが「見た目」です。
「人ってやっぱり見た目なのね」なんて声が聞こえてきそうですが、本当に見た目というのは大切なのです。
例えば、同じ商品を売り込むセールスマンでも、清潔感がある見た目の人と、ボサボサした清潔感のない人だったら、清潔感のある人から商品を買いたいですよね。
初めて異性と会う出会いの場では、見た目にこだわっていきましょね。
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★好きな人に好かれるための心理学
では、実際に気になる人に好かれるためにはどうしたらいいのか見ていきましょう。
相手のマネをする
好かれたい相手の行動やしぐさのまねをすることを心理学では『類似性の法則』と言います。
例えば、相手が言った言葉を繰り返す「オウム返し」、会話のテンポやトーンも相手のトーンに合わせると、波長が合い、相手も「この人と話していると楽しい」と思います。
時計を見る、飲み物を飲むなど、好かれたい相手に対しては、意識的に行ってみましょう。
一緒に怖い思いをする
「吊り橋効果」という言葉は有名ですが、好きな人と一緒に吊り橋を渡るを両想いになれるというのは、何も吊り橋に限ったことではありません。
吊り橋やジェットコースターなどで「恐怖」によって心拍数がドキドキすると、恋愛的なドキドキと心が勘違いをしてしまうのです。
なので、ドキドキすれば恐怖ではなくても大丈夫です。
スポーツで身体を動かし心拍数を上げた後などに、隣で話をすると、相手はあなたのことを魅力的だと思ってくれるでしょう。
次のデートに誘うのは食事中に
ビジネスマンがお酒の席で交渉事を進めるのを見たことがありますか?
これって実は『ランチョンテクニック』という1つの心理的テクニックだったのです。
飲食をしている時は、相手が気分が良くなっている時です。
特に「美味しい」と言って、顔がほころんだ瞬間を狙って、「また今度美味しいもの食べに行こうよ」と言ったら、成功する確率が高まるでしょう。
心理学と聞くと小難しいイメージがありますが、人の心の仕組みを知ることで、日常生活が上手くいくことが沢山あります。
是非実践してみて下さいね。
(参考)
渋谷昌三「渋谷先生の一度は受けたい授業 今日から使える心理学」2013(ナツメ社)
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