社員の健康がお客様への最高のサービス、そして会社の成長につながる 〜株式会社S-point 佐々木代表インタビュー〜

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「No.1になる!」と宣言した入社式

仕事においての土台が作られたのは、アルバイト時代ですね。当時本は全然読まなかったのですが、ホスト漫画の『ジ・ゴ・ロ』これだけ読みました。そこで「上杉明すごいな」と。No.1への憧れが生まれました。

そして入社式で、「No.1になるぞ!」と叫び、壇上から飛び降りたんですね。新人が15人くらいで目の前に先輩社員が300人位いて、心臓がバクバクして、今にも飛び出そうだったのを覚えています。それでもなぜやったのかというと、誰のためでもなく、自分自身に言い聞かせるためにやったんですね。

営業をする中で意識していたのは、「目の前のお客さんをただ決める」ということだけ。目の前のお客さんを自分の家族だと思いながら行動していました。そう考えると何事も徹底的に行うはずです。それで気づいたら1位になっていました。

何度か営業成績1位を出す中で、店長に昇進しました。全国の店舗での営業成績で1位なったことのない店舗でしたが、個人で何度もNo.1の成績を取っているからこそ、店舗でも必ずNo.1を取ってやるという思いで仕事をし、すぐに店舗No.1を取ることができました。

もちろん営業で結果を出していくと、大家さんからも信頼を持ってもらえるので信用を作ることができました。そうすることで管理もやってほしいという声をいただき、管理依頼件数でも1位を取ることができました。

 

No.1そして、起業。様々な事業を立ち上げ、たどり着いたのは?

一営業として仕事をしていた時、あるお客さんが部屋を借りに来てくれました。その時は一般的な部屋だったんですが、次に来てくれた時にさらにグレードの高い部屋を借りてくれました。そして3回目来てくれた時に、その人はベンツに乗って、ヴィトンのバッグを持って、「兄ちゃん、部屋借りに来たぞー」って来てくれたんです。その時私は店長に昇進していたのですが、その方は経営者として私なんかより先に進んでいたんですね。そこで、経営者ってかっこいいなと。

また、その時にある本に出会いました。『プロジェクトX挑戦者たち』で、それも漫画なんですが、改めて経営者ってすごいと感じましたね。内容を全部は覚えていないけど、経営者社長を見て、「こういうことができる世界なんだと」イメージができました。

そして、その経営者の方と会い、様々な事業を立ち上げました。初めはカレー屋をやろうとなって工場まで作りました。ポスターも作り、マスコミや人も多く呼んで、いよいよ試食会という場面まで来ました。ただ試食会って多くの方が話をするので、時間がかかるじゃないですか?なのでカレーが冷めたんですね。その冷めたカレーを食べて感じたのが、「美味しくない」という気持ちでした。このカレー冷めたらとてもじゃないけど美味しくないなと。こんなんじゃダメだと思い、そこで撤退を決めました。

その後は、当時のブームに乗って岩盤浴をやりました。岩盤浴事業は私たちだけでなく全体としてヒットしていたので、一気に成長しました。ただし、私たちの会社ではなく、他の会社で衛生的な問題が起こり、そこで岩盤浴事業自体が週刊誌で叩かれたんですね。そこで一気に売り上げは落ち込み、2年半くらいで辞めることになりました。当時を振り返ると、色々な事業をやって、トータルで見たら一応プラスにはなりました。でも微々たるもので数十万円程度のものです。これらの事業に投資した時間とパワーを考えたら、完全にゼロもしくはマイナスです。でもこのことが経験になったので、良かったと考えています。

ただここで一回自分の原点に帰りました。「ちょっと待てよ。俺は何をやっているんだろう?」と。「俺が得意なのは不動産だよね。不動産は嫌いなのか?いや大好きだ」と。そこで改めて不動産で起業することを決断します。様々な事業を起こしましたが、不動産に戻ってきたんです。これが今の株式会社S-pointのスタートです。

 

健康と仕事の関係

仕事をする中で健康を意識したのは、自分が手足口病になったことがきっかけでした。免疫が落ちていたんですね。そこで自分の健康を見直そうと、炭水化物抜きダイエットとマンツーマンでのパーソナルトレーニングを3か月行い、一番嫌いだった有酸素運動もしましたね。結果はマイナス13kg。そうなると、身体が軽い、気分がすごく上がったんですよ。そりゃそうですよね、10kg以上あった重りが身体から取れたんですから。そうなるとどんどん身体に良い変化が起きました。仕事をしていても、気持ちが高ぶって、走りたくなるような気持ちになります。冬でも風邪をひかなくなりました。そして一番効果を感じたのは眠気がなくなって目がぱっちりしたことです。そうなると仕事の効率も上がって、頭が冴えている状態が続くようになったんです。周りの変化もすごく実感しました。10kg以上痩せ、スーツも痩せた自分に合ったものに新調すると、周りからも「痩せたねー」と言われるようになり、モチベーションもあがります。健康であり、身体を引き締めることは仕事に大きな効果をもたらすことを、自分自身の体験を通して実感しましたね。

不動産営業の仕事って、商品はどこも一緒なんですね。この部屋は部屋セレブでも買えるけど、他の不動産屋さんでも変える。じゃあ、その中でお客さんが何で判断するかっていったら、やっぱり「人」なんですよね。だからこそ、その人の「見た目」、第一印象ってすごく大事なんですよ。健康で、自分に自信を持っていると第一印象は大きく変わります。そうすると仕事も順調に進み、モチベーション高くお客様にも良いものを提供できるし、スマートに動ける。健康って、私達の仕事には大きく繋がっていると思っていますね。

 

従業員のこころとからだをケアすることで…

自分が健康になることは、仕事に大きな影響を与えるということを実感したので、これを社員にも浸透させたいと思ったんですね。だから、自分がやったダイエットメソッドを社員にも浸透させました。勿論方法も全部伝えました。そして、社内で一番綺麗にダイエットできた男性と女性にオーダーメイドのスーツをプレゼントすることにしたんです。スーツだけでなく、コーディネーターにも来てもらってトータルでプレゼントしたんです。これは大変盛り上がりましたね。社員みんな結構痩せて、表彰された社員も、されなかった社員もみんな顔つきが変わっていたんです。痩せて、かっこよく又は綺麗になることで自信がついたんですよね。

他にも、社員のみんなに「見た目」、第一印象の大切さを知ってもらうために、朝礼にカリスマ美容師を呼んだりもしました。その場で髪型を変えてもらって、髪型一つでも見た目や第一印象が変わるってことを知ってもらいたかったんです。周りからも「それ似合っている」と言われた状態って、お客さんにも「この人素敵な人だな」と受け入れられる見た目なんですよ。そうやって、社員みんなが変わっていくと、会社の雰囲気もどんどん変わってきます。先程もこの仕事は「人」が大切といったように、社員のモチベーションが上がらないと、結果だって出てこないんです。ただ笑顔を作ることはできますが、無理に作っている笑顔ではなく、自然と笑顔があふれているというのが会社にとって、とても良い雰囲気の状態です。お客さんだってそれを敏感に感じとっているはずです。だからこそ、社員の健康を良くして、モチベーションを上げるということをとても大切にしていますね。簡単なことだと、各店舗の社員の健康を守るために、風邪薬やマスク、うがい薬を送ったり、忙しい中ご飯も食べずに働く社員が出ないよう、カップラーメンなどの食料を送ったりもしています。まあ、カップラーメンは健康にいいかわかりませんが、食べないことで身体を壊してほしくない、そんな気持ちでやっていますね。

モチベーションを上げるということでいうと、わが社は毎月1回ホテルのホールを借りて、全体朝礼を行っています。そこで成績優秀者の表彰を行い、トロフィーや賞状を授与したり、営業職以外の社員には全体の前で仕事を発表する機会を与えています。わざわざホテルのホールを借りるのだって、社員が「こんな凄いところで表彰されるなんて嬉しい」とモチベーションを上げてもらうためです。また、どうしてもこういった表彰って数字で成績がわかる営業の社員だけになってしまうんですが、営業職以外の社員にも、日頃の仕事を発表してもらうことで、モチベーションが上がるし、他の部署の社員の学びにもなるんですよ。この全体朝礼は、映像からすべてこだわって作っているんですけど、それだけここで表彰されることが社員のモチベーションになり、その力は会社としてのいい結果につながるということを確信しているからなんですね。

 

将来の株式会社S-pointは?

会社をホールディングスにしようと考えています。もちろんすぐにというわけではなく、これから10年くらいかけて進めていく予定です。一番の目的は人材育成の場にするためです。それぞれの会社で社長を作る、建物管理事業部も別会社にして社長を任命する、じゃないといつまでたっても上にこれないです。やはり今後健康が保てたとしても、どうしても頭の回転は落ちて来ます。だからこそ、その時に勢いがある人が先頭に走っていけばいいと考えています。できる奴が会社をやらないといけない。そのためのホールディングスです。

事業展開という目線で考えると、やはり毎月の売り上げがコンスタントにあるのがいい状態です。ストック型ビジネスと呼ばれるものですね。不動産業界でストック型ビジネスというと、これは家賃収入になります。ビルなどの建物はメンテナンスは必要かもしれませんが、24時間黙って働いています。だからこそ、銀行も土地・建物を担保に入れてお金を貸します。経営がうまくいかなくなったら、土地・建物を取り上げればいいので。もちろん自社で所有するのがベストだが、100棟・200棟と保有することは現実的ではないので、建物管理を増やしていこうと考えています。一昔前は管理会社に建物管理を依頼せず、大家様自身で建物管理をしていましたが、今では基本、大家様はどこかの管理会社に建物管理をお任せしています。ですから、その状態の中でS-pointが入っていくのは難しい。そこでサラリーマン大家さん、投資家大家さんに目を向けています。投資家大家さんは、「儲かるか、儲からないか」をシビアに考えていて、その上でプライベートの付き合いを大切にしています。ですので、プライベートでしっかり関係を作り、例えば賃貸マンションを持った時に話がかかる関係にしておきたいんです。私たちはやっぱりまだまだ後発なので、関係が出来ていないと基本大手の不動産会社に声がかかります。ただしこういった関係づくりを丁寧に行なっていくことが次への投資につながります。その結果、さらに会社に勢いが出て、採用においても、素晴らしい結果につながる。人材の求人は、今はどこも苦戦していますが、勢いがある会社になることでその課題も解決できます。

(10周年の時の記念式典の様子)

 

あとは個人的な課題意識もありますが、「教育」に力を入れたいと思っています。元々の夢の中に職業体験をする場を作りたいというのがあり、実際に小学生に職業体験をさせる場を提供しています。親御さんと花屋さんとか飲食店とかに行って仕事を体験するんです。この経験が今後の人格形成に関わってくると考えています。

また社員のあるお子さんに「100人の社長に会いにいこう」という教育を提供しています。高校2年生なのですが、高校を卒業する前に100人に会って来なさいと。100人会い終わったら、一番最初に会った社長に会って、どう変わったか意見をもらうんです。必ず雰囲気、立ち振る舞い、視座、考え方が変わっているはずなんです。もちろん手放しで進めるわけではなく、裏で段取りは組みますよ。社長に会ったら、その社長から次の社長を紹介してもらうようにする、途切れてしまったらフォローを入れるなどしています。

こういったように、社員のお子さんの教育は特に意識をしています。まだ呼んでもらったことがないのですが、毎月の全体朝礼の場に子供を呼ぶのを勧めています。休日に家でぐーたらしているかもしれませんが、職場で父ちゃんすごいんだぞと、母ちゃんかっこいいんだぞと。それが尊敬につながります。これは働く従業員のモチベーションにもつながりますし、子供の教育にもつながります。

残念ながら、日本は今弱いと言われています。実際に私も面接をしていて感じることですが、今の若い子には欲がないとは感じます。ただこれは教育次第で変わるのではと思っています。

私たちの会社を通して、名古屋を盛り上げたい、そしてゆくゆくは日本全体を盛り上げていきたいと考えています。

 

 

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