★なぜ悪い習慣はやめるのが難しいのか
「間食」というと、ダイエットに取り組まれている方々の天敵ですよね。
夜ご飯を食べなかったのに、夜中にお腹がすいてポテトチップスを食べてしまう。
仕事やダイエットの空腹でイライラしてしまったから、差し入れのお菓子を食べてしまうなど、身に覚えのある方もいるのではないでしょうか?
これが続くとせっかくのダイエットが何も意味をなさなくなってしまったり、結果体重が増えてしまうなんてこともあるでしょう。
そして、このような悪い習慣が根付いてしまうと、悪い生活習慣も作り出してしまいます。
例えば、間食により体重が増え続けると、美容面、そして恋愛面までも影響してくることもあるでしょう。
では、なぜ悪い習慣はやめづらいのか…それは人間の行動の40%以上は習慣でできていると言われているからです。
「習慣引力の法則」といって、脳は「いつも通り」と認定したものを悪い習慣であっても必死で維持しようとしてしまいます。
ですので、「間食をやめなきゃ」と心の中で思っていても、間食を「いつも通り」と認識している脳は、間食をするように働きかけてしまうのです。
人間の脳って怖いですよね。
なので、脳が間食しないということが「習慣だ!」と認識するまでやめ続けないといけません。
「それは大変そうだ…」と思ったあなたも大丈夫です。
次の章からどうやって「やめる習慣」を作るのかを解説していきますね。
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★悪い習慣をやめるための3つの対策
悪い習慣がやめられないもう1つの理由は、その習慣で一定の心理的メリットを得ているからです。
(例)間食による心理的メリット
・ストレス解消
・リラックス
・暇つぶし
・寂しさを埋める など
【対策1】間食の心理的メリットに変わるような、スイッチング行動を考える
自分の間食をすることによる心理的メリットを考えてみましょう。
いつ間食をするか?間食をするとどんな気持ちになれるか、どんな欲求を満たしているか。
それに代わる行動を考えてみましょう。
(例)心理的メリット→ストレス解消
スイッチング行動→長くお風呂に入る
【対策2】間食はどんな状況で起きているかを明確にして対策する
間食をしてしまう状況を考えてみましょう。
人それぞれ間食をしてしまう理由が明らかになるでしょう。
それに沿った対策を打ってみましょう。
(例)間食をしてしまう状況→夜家に帰ってから、帰る途中にコンビニで買ったお菓子を食べてしまう
対策→コンビニに寄らないように、別の道を使うor同僚と一緒に帰る
【対策3】目標ではなくプロセスに集中する
間食をやめたいと思っている方のほとんどがダイエットのために、間食をやめたいと思っていることでしょう。
ですので「目標マイナス○○キロ」なんて目標を立てているかもしれません。
目標にこだわっていると達成した時に、習慣化が止まってしまいます。
目標ではなく、間食をやめているというプロセスにこだわって続けていきましょう。
(例)間食をしなかった日にはカレンダーにお気に入りのシールを貼る
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★やめ続けるための柱となる理由を作ろう
このように3つの対策をしていくことで、間食をやめる習慣になるのですが、最後にとても大切なことが1つあります。
それは「なんのために間食をやめたいのか?」これが明確だということです。
なんとなく痩せたいから間食をやめたいと思っても、今まで染みついてしまっている悪い習慣をやめることは難しいです。
1つの習慣をやめる為には、間食のような身体的習慣だと3か月はかかると言われています。
だからこそ、くじけそうになった時の柱となる理由がとても大切なんですね。
この柱となる理由は「危機感・快感・期待感」の3つのキーワードから考えるといいとされています。
好きな人に告白をするため、素敵な自分になるため、旦那さんに女性として見てもらうためなど、なんでもOKです。
是非、これなら大丈夫!という明確な理由を作って、間食という悪い習慣とさよならしましょう。
(参考)
古川武士「マンガでわかる『やめる』習慣」2016年(日本実業出版社)
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