ストレスは人生のスパイス!? リフレーミングでストレスを力に変えよう!

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★ストレスってそもそも何だろう

 

私たちの多くが良く使う言葉「ストレス」、あまりいいイメージがない言葉ですよね。

実際私たちが日常生活でよく使う使い方とは「ストレスが溜まっている」「ストレスに押しつぶされそう」など身体や心に負荷をかけるものという認識で使っています。

しかし、このストレスも悪いことばかりではなかったのです。

今回はストレスが身体に与えるいい影響についてご紹介していきます。

そもそもストレスとはなんでしょうか?

1936年に、カナダの生理学者ハンス・セリエ博士が、イギリスの雑誌「ネイチャー」誌に短い論文(A Syndrome Produced by Diverse Nocuous Agents)を発表したことがきっかけとなり、「ストレス」という言葉が医学の分野でも使われるようになりました。

ハンス博士はストレスについてこう記述しています。

 

ストレスとは、外部からのさまざまな刺激(ストレッサー)によって自分の身体や心に負荷がかかり、「歪み」が生じることをいいます。

 

この刺激には様々な刺激があり、厚さや寒さなど物理的なもの、細菌などの生物的なもの、ダイエットや食事などの化学的なもの、人間関係や仕事などの精神的なものがあります。

これらが身体に何かしら負荷をかけることが「ストレス」と呼ばれています。

確かに、このストレスは多くの場合、身体に何かしらの不調を招くマイナス要因になります。

しかし、見方を変えるプラスの要因にもなりうるのです。

では、どんな時にプラスになるのでしょう。

 

 

★ストレスを感じて初めて成長する

 

ではここで、ストレスが身体に全くかかっていなかったらと想像してみましょう。

いつも快適な温度の部屋にいて、自分に不快となるような言葉をかける人も、状況もありません。

どうですか?

最初の2、3日はとても過ごしやすいでしょう。

しかし、このような環境の中で私たちは、行動や性格が変化するでしょうか?

ハンス博士はこういっています。

 

ストレスは生活のスパイスである

 

ある程度の刺激は生活に新鮮味を与えてくれて、私たちを成長させてくれる要素であるという考え方です。

もちろん、この刺激が大きすぎると、身体に不調をきたしてしまうかもしれません。

しかし、刺激があることで、その刺激を乗り越えたり、刺激に対して行動することで新しく見えてくることもあるでしょう。

だからこそ、ストレスを自分にプラスに働かせる行動をとることで、私たちはより幸せな毎日を過ごすことが出来ます。

 

 

★リフレーミングでストレスをプラスに受け止めよう!

 

では、どうやってストレスをプラスに働かせるか?

それはストレスを「良いストレス」として受け止めることです。

例で見てみましょう。

例えば、スポーツが好きな人がスポーツをすると、身体に「良いストレス」を感じています。

しかしスポーツが嫌いな人がスポーツをすると、身体に「悪いストレス」を感じますよね。

このように、ストレスの感じ方は人それぞれです。

なぜなら、私たちの脳は、外部からの刺激を「好きか嫌いか」「快か不快か」という物差しで無意識的に振り分けていると言われています。

なので、この刺激を「好き」「快」として脳が振り分けられるようになることが大切です。

「そんなの簡単にできないよ」という方も大丈夫です!

今回は心理学でよく使われる「リフレーミング」という手法を使った2つのポイントを紹介いたします。

リフレーミングとは、神経言語学的プログラミング(NLP)の方法に基づく心理臨床の方法論の一種であり、何か不快なことがあった時に、他の枠組みでその出来事を見る方法です。

 

【ポイント】

①不快に感じた気持ちを、プラスの言葉に変換する

例えば、雨が降ってストレスを感じたとしましょう。

その場合は「雨が降って外に出られないから、家の溜まった家事を片付けられる」というように、プラスの言葉に変換します。

ここで大事なのは必ず「言葉にして発すること」です。

 

②他人の言動を良いところとして見る

例えば自分の奥さんが、洋服1枚選ぶのに1時間もかかる優柔不断な性格で、それにストレスを感じていたとしましょう。

しかし、この「優柔不断」な性格を「慎重」な性格というように変えてみましょう。

慎重な性格だからこそ、いざというときに、信頼できるというようにも思えるでしょう。

そんな奥さんと結婚できて幸せだ!と考えましょう

 

どちらも自分が今見ている枠組みを変えて、新しい枠組みで見ることにより、ストレスを「快」に変えることが出来ています。

「(悪い)ストレスを感じる」という言葉は簡単に言えます。

すぐ口に出したくなります。

しかし、ストレスを感じているのは自分の脳が判断しているからです。

「(良い)ストレス感じているわ!」と笑顔で言える人になってみませんか?

 

(参考)

ストレスケア.com「ストレス講座」http://www.stresscare.com/info/what_2.html

成功の法則「リフレーミング|枠組みを変えるだけで人生がポジティブになる心理メソッド」http://rules-of-success.jp/technique/reframing/

 

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