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★え、世の中の言葉のほとんどは無視されてる!?
町中を歩いていると、様々な広告や、キャッチフレーズ、看板に溢れていますよね。
皆さんはそれをどれだけ見ていますか?
また、インターネットで検索した時に、沢山の検索一覧が出てきますよね。
その中で何をクリックするってどうやって決めていますか?
多くの方が、自分が興味を引いた言葉、心に残った言葉だけを選んで見ているでしょう。
このように、沢山の言葉があふれている中で、「こころに残る言葉」を作ることはとても大切な技術になってきます。
「え、私文章力ないし苦手」「プロに任せたらいいじゃない」そんなあなたも大丈夫です。
「あ、今日わたし良いこと言ったな」と思ったことはありませんか?
それは無意識にある法則にのっとって言葉を作っていた時です。
『伝え方が9割』の著者であるコピーライターの佐々木圭一さんは、こころに残る言葉の法則を見出しています。
今回はそれをもとに、こころに残る言葉の作り方を、有名な言葉の例を使って紹介していきます。
ブログや企画書、友達へ送るLINEの返信などどんな時でも使える言葉の法則をこの機会に覚えてみてください。
明日からは皆さんもこころに残る言葉が作れるようになっているはずです。
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★「こころに残る言葉」を作る5つの法則
こころに残る言葉をつくるときに大切な原理は、言葉に高低差をつけるということです。
ジェットコースターを思い出して見てください。
高く上がってから、一気に下がるという高低差があるからこそ、恐怖や楽しさが倍増するんです。
①サプライズ法
伝えたい言葉に適した驚きのワードを加える方法です。
ポイントは自分が驚いた時ではなく、相手のこころを動かしたい時に意識的に使うことです。
(例)あなたが好き
→「あなたが好き!!!」
→「実は、、、あなたが好き」
→「信じられない!あなたを好きになってしまった」
②ギャップ法
伝えたい言葉の反対の意味の言葉を加えることで、こころに残る言葉にするという方法です。
このギャップ法はプロも使う感動を生み出す言葉の作り方の1つです。
(例)あなたが好き
→「嫌いになりたいのに、あなたが好き」
③赤裸々法
伝えたい言葉に体温を感じさせて、詩人のようなニュアンスでこころに残る言葉にする方法です。
伝えたい言葉の前に、自分の身体の反応を赤裸々に入れることで、こころに残る言葉にしていきます。
(例)あなたが好き
→「くちびるが震えている。あなたが好き」
→「顔が真っ赤になる。あなたが好き」
④リピート法
伝えたい言葉をリピートして伝えることで、こころに残る言葉にする方法です。
リピートすることで、記憶に残し感情をのせることができます。
(例)あなたが好き
→「あなたが好き、大好き」
⑤クライマックス法
伝えたい言葉の前に、その言葉が印象付くようなクライマックス言葉を入れることで、こころに残る言葉にする方法です。
クライマックス法を使うことで、切れかけた相手のスイッチを入れることができます。
(例)
→「実は、あなたが好きです。」
→「これだけは覚えておいてください、私はあなたが好きです」
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★「あの名言も!!」こころに残る言葉の法則は様々なところで使われていた
こころに残る言葉の5つの法則わかりましたか?
実は皆さんが良く知っているあの言葉の数々も、全てこの5つの法則を活用して作られていました。
どんな名言があるのか見ていきましょう。
①サプライズ法
「そうだ 京都、行こう。」
JR東海の有名なキャッチフレーズですね。
ただ「京都、行こう。」に比べると、圧倒的にこころに残るフレーズになっています。
「あ、小林製薬」
CMでおなじみのフレーズですね。
「あ、」をつけることによって、小林製薬の名前がこころに残る言葉になっていますね。
②ギャップ法
「事件は会議室で起きているんではない!現場で起きているんだ!!」
踊る大捜査線の名台詞ですね。
現場で起きているというのを、こころに残る言葉にしていますね。
「No,1にならなくていい、もともと特別なオンリーワン」
SMAPの「世界に一つだけの花」の歌詞です。
300万枚の大ヒットの裏には、こころに残る言葉の法則が使われていたんですね。
③赤裸々法
「会いたくて 会いたくて 震える」
西野カナの「会いたくて」の歌詞の一部ですね。
リピート法も含まれている歌詞ですが、「会いたい」という気持ちがが「震える」という赤裸々な言葉を入れることで、こころに残る言葉になっていますね。
④リピート法
「逃げちゃ駄目だ 逃げちゃ駄目だ 逃げちゃ駄目だ・・・」
エヴァンゲリオン初号機に乗る決断をする前の碇シンジの名台詞ですよね。
リピートすることで、多くの人のこころに残る言葉になっていますね。
「まいにち まいにち ぼくらはてっぱんの~」
「およげ!たいやきくん」のワンフレーズですね。
この言葉も「まいにち ほくらはてっぱんの~」だったらこんなに名曲になったのでしょうか。
このように私たちのこころに残っている数々の名言や名曲は、「こころに残る言葉」を作る5つの法則が使われていたということがわかりますね。
こころに残る言葉は「ひらめくのではなく作る」そんな気持ちで、今日から実践してみましょう。
(参考)
佐々木圭一「伝え方が9割」2013年(ダイヤモンド社)
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