リクルートワークス研究所所長の大久保幸夫さんによると、「仕事で高い成果を上げる」「仕事を楽しむ」ことで評価され続ける為に必要な力は全部で12個あるらしいです。
今回は第7の能力である「専門構築力」についてご紹介していきます。
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★専門構築力とは
◆定義
自分独自の強みを計画的に作り上げる力
◆標準開発年齢
30代~40代
◆もしこの能力がないと
40歳を過ぎても、何も自信を持ってできることがないという状態に陥る
◆関連能力
楽天力、継続学習力、人脈開拓力、教授力
特に30代を過ぎると、多くのビジネスマンが悩むのが「自分の専門性をどのように作っていくか?」ということだと思います。
30代までは新人から中堅社員としてがむしゃらに頑張ってきた中で、もっとキャリアアップするために自分はどのような道に進んだらいいのだろう?と考えるのがこの時期ですね。
そんな時期に、「これだけは一流になるぞ」という専門性を身につける力のことを「専門構築力」と言います。
この力を持っている人と持っていない人では、将来のキャリアが全く変わってくると考えられます。
専門構築力を身につけて、どんな会社で働いても、自分の強みを生かした仕事につけることで、将来の生き方が全く変わってくるのではないでしょうか?
そんな専門構築力をどうやって身につけたらいいのかを次の章で見ていきましょう。
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★専門構築力を磨くことでこんな風に変わるでしょう!
【アクション①】
自分の専門をなににするか選ぶ
【効果】
まずは自分の専門を何にするかを選ぶことから始まりますね。
これを自分が納得して決めることで、そのあと専門構築にかける本気度が変わってきます。
今一度自分と向き合い、以下の4点のポイントに沿って考えてみましょう。
①これまでに十分に経験を積んできた分野であるか?
絶対条件ではありませんが、自分が経験したことがあるというだけでイメージがつきます
②社会的に(社内で)高いニーズの分野であるか?
仕事で活かすことが目的なので、活かせる見通しが立っていることがとても大切ですね
③比較的短期間である程度のレベルまで達することができるか
最小の努力で最大の成果をあげれるものはなにかを考える視点も大切ですね
④その専門分野の仕事を楽しそうにやっている自分をイメージできるか?
いくらニーズが高くても、自分が楽しく仕事をできないと続けるのが苦痛になってしまいますよね
【アクション②】
実践と理論をバランスよく深めていく
【効果】
アクション①で専門分野を決めたら後は深めていくのみですね。
その時に大切なのが「実践と理論をバランスよく」です。
例えば、理論的な勉強のみに力を入れていても、実践でやらなければ使うことができませんよね。
また、実践経験は沢山積んでいるが、それを理論的に説明できないというようでは一流とは言えません。
実践を積んで、上手くいかなくなったら理論を学び、それをまた実践してみる。
こうやってバランスよく深めていくことで、専門構築力を高め、それが使いこなせるようになってくるのでしょう。
専門構築力は仕事をするうえで絶対必要な能力ではないでしょう。
しかし、この力をつけることでできる仕事の幅が増えてきます。
そして、年齢を重ねてきたときに自分の大きな自信に繋がります。
今の自分に自信がない、そんな方こそ是非身につけていきましょう。
(参考)
大久保幸夫「仕事のための12の基礎力‐「キャリア」と「能力」の育て方」2004年(日経BP社)
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