リクルートワークス研究所所長の大久保幸夫さんによると、「仕事で高い成果を上げる」「仕事を楽しむ」ことで評価され続ける為に必要な力は全部で12個あるらしいです。
この12の力を適切なタイミングで、適切な学習をしていくことで、あなたの成長の大きくつながるでしょう。
今回は第3の能力である「楽天力」についてご紹介していきます。
<Sponsored Link>
★楽天力とは
◆定義
仕事にはつきのもののストレスに対して、自分に適した処理方法を持ち、戦力的に解消していく力
◆標準開発年齢
10代~50代
◆もしこの能力がないと
前向きに考えることができなくなり、時に病気になることも
◆関連能力
愛嬌力、目標発見力、専門構築力
楽天力、これは現代のストレス社会で生き抜いていく能力としてとても大切な能力ですね。
皆さんは日常で常にストレスを感じているなかで、そのストレスに対して自分なりの対処方法を持っていますか?
日々のストレスを処理し、前向きなエネルギーに転換していく能力のことを「楽天力」と言います。
病理学者のセリエによると、ストレスには害が少なく成長に必要なストレス(ほどよい緊張感やプレッシャー)と、害のあるストレス(人間関係の問題など)の2つがあるそうです。
その中でも害のあるストレスを処理することが大切になってきます。
なぜならこの害のあるストレスは、健康にも影響を与えることが多いからです。
物事を楽天的にとらえることができるかどうかについては、その人の育った環境などによって左右されるため、意識的に作られた能力ではないようです。
しかし、考え方を意識的に変えていくことで、楽天力は作られていくようです。
「どうせ自分は後ろ向きな人間だから…」と卑下せずに、積極的に身につけてみましょう。
<Sponsored Link>
★楽天力を磨くことでこんな風に変わるでしょう!
【アクション①】
ストレスに感じることや悩んでいることをすべてノートに書き出す
【効果】
なんとなくストレスを感じていることはありませんか?
そんな時は自分がストレスに感じていることを全てノートに書き出してみましょう。
そして、そのストレスに対してどうしたら解消できるかを1つ1つ考えて書き出してみましょう。
ストレスを感じるたびに行うことで、繰り返し書き溜めたノートが自分がストレスに向き合った証となっていきます。
そうすることで、ストレスに向き合ったことが自分の貴重な時間だと感じ、少しくらいのストレス要因では、ストレスを感じにくくなっていくでしょう。
【アクション②】
ポジティブな言葉に置き換える
【効果】
先程も話したように楽天力とは1日2日で身に付くものではありません。
なぜなら長年ストレスを感じやすいタイプの人は、性格や環境によって形成されているからです。
しかし、全ての物事をポジティブな言葉に置き換えてみましょう。
例えば上司に理不尽に残業させられたことにストレスを感じたとしましょう。
そんな時は「この残業で、びっくりするような成果を上げてやろう」など、ストレスを感じながらも、ポジティブな言葉を口に出すことで、段々とそれが習慣化され、少しくらいではストレスを感じにくい性格が形成されるでしょう。
勿論積極的に立ち向かうだけが楽天力ではありません。
ストレスを一時的にでも忘れる気分転換の方法を持っていることも楽天力の一つです。
楽天力はストレスフルな現代だからこそ求められる能力かもしれませんが、持っていることできっと自分を助けてくれる能力になるでしょう!
(参考)
大久保幸夫「仕事のための12の基礎力‐「キャリア」と「能力」の育て方」2004年(日経BP社)
コメントを残す