「体調がなんか悪いな…」そんな時に触れたい名言~医聖・ヒポクラテス編~

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沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。これを心理学では「自己効力感」と言います。

今回は西洋医学の基礎を築きあげた業績から、「西洋医学の父」とも呼ばれているヒポクラテスの名言に触れていきます。

「なんか物足りない…」そんな時に触れたい名言~アブラハム・マズロー編~

2017.10.21

まず、ヒポクラテスについて簡単に説明していきます。

ヒポクラテスは、病気が迷信や呪術によるものとなっていた時代に、経験科学としての医学を発展させ、職業としての医師を広めたことでも有名です。そのため、世界中で「医学の父」として認められています。数多くの著作も残しており、多くの病気とその症状について医学史初となる記述を残しています。

中でも慢性化膿性肺疾患、肺がんやチアノーゼ性心疾患を診断するうえで重要な兆候となる、指が「ばち状」となる症状を最初に記述したとされています。このことから、ばち指のことを現在でも「ヒポクラテス指(爪)」とも言われています。

2500年以上前に生きていたヒポクラテスが、こんなにも現代に影響を与えているのですね。そんなヒポクラテスの名言を見ていきましょう。

★毎日の食事が作業になってない?

汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ

日々の食事をなんとなく、お腹を膨らませるための作業になっている人は多いと思います。そんな方が日々の生活を改めるきっかけとなる格言ですね。

現代では、便利な薬が溢れています。だからこそ、薬を摂取する必要がない人も、薬を摂取していて、自分では気づかない副作用で悩んでいる場合も多いと言われています。日々の食生活を見直し、栄養分を認識した上で、身体に摂取する。そうしていくことで、日々の食事は薬に代わり、そういう人にとっての薬は食事となるということを指していますね。

またヒポクラテスはこんな名言も残しています。

満腹が原因の病気は空腹によって治る

食事に関する議論は色々ありますが、飽食の現代を生きている私たちにとって、頭に入れておかないといけない名言でしょう。

 

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★自己治癒力の凄まじい力

人間は誰でも体の中に百人の名医を持っている

自己治癒力・免疫力についての名言ですね。特別に何か対処をするのではなく、一人一人の身体がもつ免疫力を最大限に使うことが大切であるということを言っていますね。一つ目の名言にも通ずる部分がありますが、荒れた食事、薬の過剰摂取など、周りにモノが溢れた時代だからこそ、私たちは不調をきたすと、「何かを摂取して治すこと」を考えます。

しかし、ヒポクラテスはそうではなく、人間が持つ自己治癒力・免疫力といった百人の名医を使うことの大切さを述べています。現在日本の医療費は年々上がり続け、41.5兆円となっており、国民からの税収が56兆円ということを考えると、ほとんどが医療費に消えている状態です。病気になると、「病院に薬をもらいに行ってくるわ〜」と言うこともあると思いますが、もらっているのではなく、税金から支払われているという状況ですね。

もちろん必要な時に病院に行くことは大切ですが、自分の身体を日々メンテナンスして、百人の名医が正しく機能する状態を作ってあげることが個人としても、日本全体を見ても大切ですね。日々の自分の身体を見つめ直す必要があるということを、この名言から気づくことができます。

 

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★健康が一番!

賢者は健康が最大の人間の喜びだと考えるべきだ

その通りですね。身体を壊したり、体調を崩したりすると、自分が大切にしている家族を守れなかったり、大好きな仕事を続けられなくなったり。ただ健康は最大の喜びであることを知ってはいるけれども、実際の行動は不健康極まりないものになっている場合もありますね。確かに健康を意識した行動は、制限も多く難しいですからね。

アップル創業者のスティーブ・ジョブズは亡くなる前にこんな言葉を残したと言われています。

あなたのために、ドライバーを誰か雇うこともできる。お金を作ってもらうことも出来る。だけれど、あなたの代わりに病気になってくれる人は見つけることは出来ない。  

物質的な物はなくなっても、また見つけられる。しかし、一つだけ、なくなってしまったら、再度見つけられない物がある。  

人生だよ。命だよ。

手術室に入る時、その病人は、まだ読み終えてない本が1冊あったことに気付くんだ。

「健康な生活を送る本」

あなたの人生がどのようなステージにあったとしても、誰もが、いつか、人生の幕を閉じる日がやってくる。

あなたの家族のために愛情を大切にしてください。

あなたのパートナーのために

あなたの友人のために。

そして自分を丁寧に扱ってあげてください。

他の人を大切にしてください。

また一個人レベルでは健康を意識していても、マネージャー、会社経営において、管下のスタッフの健康を考え、喜びだと考えることができている人はほとんどいないのではないでしょうか。ただ部下が健康だと、パフォーマンスも上がり、ひいては結果に繋がります。健康を意識したマネジメントが難しいなと思われる方は、以下の『従業員のこころとからだを大切にしている企業』の経営者インタビュー記事を読んで参考にしてみてくださいね。

社員の健康がお客様への最高のサービス、そして会社の成長につながる 〜株式会社S-point 佐々木代表インタビュー〜

2017.10.22

「アルバイトの平均勤続年数10年!」社長主導のスタッフ教育で、人を活かした店舗運営を 〜大西商事有限会社 大西代表インタビュー〜

2017.10.16

ヒポクラテスは「医学の父」として、「人間の不調を治すには?」ということを追求した人物です。「よく分からないけど食事をすると体調が悪くなるな…」、「健康は大切だと思っているけど、結局飲み会を優先してしまう…」といった方はヒポクラテスの名言を踏まえて、一度行動してみてはいかがでしょうか?

 

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