★デスクワークが身体にもたらす悪影響
毎日デスクワークを行っている人は、肩こりや首こり、足のむくみ、目の疲れなど様々な身体の不調が出ていると言われています。書店でも『本当は怖いデスクワーク』(著:佐々木さゆり)など、デスクワークによる身体への弊害を取り上げているものもあります。長時間のデスクワークは身体にどんな影響を及ぼすのでしょうか。
『本当は怖いデスクワーク』には、イギリスやアメリカの研究論文では、座位時間が長ければ長いほど死亡リスクが高まり、肥満、糖尿病、高血圧、がんなどの病気や不調の原因になることが指摘されていると記されている。また、「日本人は世界で最も座る時間が長く、1日平均8~9時間も座っている」というオーストラリア・シドニー大学の調査結果も紹介されています。
【デスクワークが身体にもたらす影響】 ①姿勢が悪くなる 腰痛、肩こり、便秘、口呼吸、免疫力低下 ②運動不足 生活習慣病の危険、筋肉の低下、 |
最近では、スタンドデスクを取り入れる企業も増えているようですが、まだまだ座っての作業をしなくてはならない会社も多いでしょう。今回は長時間のパソコン作業の時にやってほしいストレッチをご紹介します。
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★デスクワークにストレッチが効果的な理由
長時間のデスクワークで影響を与える、「姿勢」「運動不足」を簡単に改善するためには、マッサージやトレーニングと様々なアプローチ方法がありますが、一番手軽にできるストレッチが効果的な理由にはこんなことがあります。
①ストレッチ自体に疲労回復効果がある
長時間のデスクワークでは、ずっと同じ姿勢をしている為、身体の緊張状態が強くなります。全身のストレッチを行うことで疲労回復効果があります。というのも、ストレッチというのは、縮んでいる筋を伸ばすことで、動かしやすい状態にしてあげるので、筋ポンプ作用というのを活性化し、血液循環を促進させることができると言われています。
筋ポンプ作用とは、筋肉の中や周辺にある血液を、筋肉がしっかり動くことで押し流して、流れを良くする作用のことです。血液が身体にいきわたりやすくなると、身体に溜まっていた老廃物なども循環されて、身体の疲労が溜まりにくくなるのです。
身体の疲労が溜まりにくくなることによって、長時間のデスクワークが原因で起こっている身体の不調に対応することが出来ます。血液が流れる為、肩こりや腰痛の首こりの解消にもなります。
②筋肉を整えるため
この筋肉を「整える」というのには2つの意味が含まれています。
1つ目は「筋肉の長さを整える」ということです。ストレッチは縮んでいる筋肉を伸ばしてあげることで、筋肉を正しい長さに整えることができます。正しい長さに筋肉が整うと姿勢の改善や、身体にかかる負担を減らすことに繋がります。長時間のデスクワークでは、パソコンの画面を見るために首が前に出て、背中が丸まるといういわゆる「猫背」の状態になってしまいます。ストレッチで正しい姿勢を作り出す事は、とても効果的です。
2つ目は「関節の可動域を整える」ということです。ストレッチをかけることで、身体の可動域は広くなります。可動域が広がることで、身体にかかっていた余分な負担を軽減することができ、結果的に身体の緊張の軽減にもつながります。
③自律神経を整える為
ストレッチは呼吸をしながら行っていくため、自律神経の副交感神経が優位になります。副交感神経が優位になると身体がリラックスモードになり、筋肉の緊張も緩んでいきます。長時間デスクワークをしていると、色々な部分の筋肉が常に緊張してしまします。ストレッチで自律神経を整えることで、リラックスすることができます。
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★デスクワークに効果的なストレッチ
【大胸筋のストレッチ】
デスクワークをしていると、常に腕を前に出した状態でいるため、胸の筋肉が固くなってしまっています。胸の筋肉を正しい長さに伸ばすことで、姿勢を改善することが出来ます。
(出典)ストレッチポール公式ブログ
- 綺麗な姿勢をつくって腕を後ろに回します。
- 胸を開くイメージで、腕を後ろに引っ張っていきます。
- 腰を反らないようにするのがポイントです。
- 10秒を3セットやりましょう。
【首のストレッチ】
中々意識していませんが、デスクワークをしている時は、首の位置が一定で固まっている方が多いです。特に頭が前に出てしまうと猫背の原因になっていきます。
(出典)ストレッチポール公式ブログ
- 両手を後ろに回し、首を大きく回していく。
- ゆっくり回しながら筋肉が伸びているのを感じる。
- ゆっくり2周ずつ行う。
【肩甲骨のストレッチ】
(出典)ストレッチポール公式ブログ
- 両肩に指先をつけて、肩をゆっくり回します。
- 肩甲骨を動かしながら伸ばします。
- ゆっくり2周ずつ行う。
パーソナルストレッチで首コリを改善したい方はこちらもご覧下さい。
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(参考)
IBMAパーソナルストレッチトレーナーテキスト
資格のマナビバ「ストレッチは効果的?筋肉の”短縮”と”こり”の違いとは?」
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